ある平日の話である。
いつものように子供達は学校へ行き、その帰り。夕方にちょっとした争いがあった話をしたい。
大規模な祭り
夕方に保育園から帰宅した息子が、今日祭りがあるから行きたいと突然言い出した。
田舎でほとんど電車もない私たちの移動手段は主に車。祭りに行くのも車になるし、夕方でかなり渋滞するはずだから乗り気ではなかった。
だが子供達も妻も行きたそうだったので、まあいいかと私も一緒に行くことに。
実際は祭りみたいな人混みは好きじゃないし一人なら絶対に行かないのだが、できることはやっていこう思っている。父になったのだから。
そして車で祭り会場に向かうのだが、結構な規模の祭りで駐車場がない。
どこもかしこも警備員だらけで、渋滞も渋滞。駐車場どころではなく、混んで混んで混みまくりで結局とんぼ帰りとなった。
息子の発言
なんとなく予想はしていたが、祭りに参加することはできなかった。
そうなると問題になってくるのが、子供達の機嫌である。
一度行くと言ったものを撤回するのが、絶対に許せないのだ。特に息子。
帰りの車中、「行きたかったー!!」と泣き出す息子。
また近いうちに別の祭りがあるというので、それに行こうかという話で何とか妻と説得する。
息子も渋々ながらも了承し、まとまりかけていたその時に息子から出た一言がこれだ。
「じゃあお姉ちゃんも行くと僕とケンカするから、お姉ちゃんはお父さんと留守番ね」
はあぁぁ?
冗談じゃなく、本気のトーンで私と娘を祭りに連れて行かない発言をしたのでカチンときた。
あまり物言わぬ娘だって祭りを楽しみにしてるだろうに、それをヘラヘラしながら留守番させようという発言。絶対に許せない。
冗談に聞こえなかったのも大きく、怒りだす私。
「もう連れて行かん!」という父親の強権発動に泣く息子。
1日の最後にとても気分が悪い話だった。
まだまだこれから
はぁ。
そんな気分の悪い1日だった。よくよく考えればこんなくだらない話なのに、疲れのせいでスルーできなかったのもある。
だが、だが父親になって思うのは息子の無邪気な不公平さ、姉をバカにした感じが私には許せないということだ。
娘はほとんど話せず意思表示が難しい。
その娘をないがしろにするような、まるで娘の感情や意思を無視するかのような発言が多い。
その発言を聞くと、どうしても許せないと感じてしまう。
おそらくこの言動は、私や妻が娘にはどうせわからないだろうと無意識に軽んじた発言を日常的にしていることも原因の一つだろう。
息子はそれをしっかり見て真似ているのか、今や二つ上の姉を敬う気はほとんどない。
それは我々夫婦が子供達二人を敬ってないからなのかもしれない。
私たちも子供達への態度を改善していこうと、話し合って少しずつ変えていってるつもりではある。
それが上手くいってないのかもね、親って難しいね。
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