子供たちと接していて、こんなことも知らないのか!と驚かされることは多々ある。
教えられてないことは知らなくて当然だし、目に見えない概念的なものだとそもそも教えても難しかったりするのだが。
そしてこの記事のテーマは、時間だ。
息子の理解レベル
4歳の息子はゆっくり、わかりやすく、噛み砕いて話せば大抵のことは理解してくれる。
だが、時間だけは本当に難しい。
今が朝か昼か夜か、何月何日か、何曜日か、というの聞けば答えられるが、時間だけは本当に苦戦している。
難しいポイントがいくつかあるように思う。
朝の8時と夜の8時のように、同じ時間が二つあること。
かといって24時間単位で教えると余計に混乱させる。
1秒や1分の長さがわからない。
秒、分、時間と単位が多くどれもわかりづらい。
さらに細かい時間は数字が続いてわかりづらい。
3時と4時はどっちが遅いかはわかっても、3時20分と4時がどっちが遅いかはわからなかったりする。
とにかく、4歳の我が息子にはまだ時間は難しすぎるようだ。時計をいじらせてみたりもしたが、くるくる回すだけで終わった。
長い時間をかけて覚えていく概念なのだろうし、脳が成長すれば勝手に理解するはずだ。私も時間や時計について誰かから習った記憶がないのだから。
前置きはこれぐらいにして、私が時間に関して大失敗をした話を紹介しよう。
妻の帰りが遅い日
それは妻の帰りが遅く、この日は夜の0時過ぎるんじゃないかという日のこと。
子供達と3人で適当に過ごしていたが、娘がとても疲れていたので19時過ぎに寝かせることになった。
息子も一緒に寝ようと声をかけたが、まだまだテレビが見たいという。確かにまだ時間も早すぎるし、これも一つの経験だと判断し息子の自主性に任せてみることにした。
普段は娘がいる時には見せないYouTubeやHuluを見られるようにして、
「先に娘と寝るから、見てていいよ。眠たくなったらおいで」
とだけ告げたのである。
その後の息子
それから私は眠ってしまったのだが、その後息子がいつまで動画を見ていたか、分かるだろうか?
2時だ。
実に7時間。結局19時から妻が帰宅した午前2時まで、ずっと一人でYouTubeやHuluを見続けたようだった。
妻の話では帰ってきた時の息子は今にも泣きそうだったとのこと。大失敗だった。
普段あまり見せない動画が見られるからといってそこまで起きるか?と信じられなかった。息子としては、
ママが帰ってくるまで起きておこう!
と考えていたようだが、それにしても2時まで起きるかね。
時間がわからないことの恐怖
しかしこれは時間がわからないことからきてるんだと私は思っている。
そもそも今何時かわからない
何時間経ったのかもわからない
母親が帰宅する時間もわからない
明日何時に起きるのかもわからない
睡眠時間がどれだけ必要かもわからない
この件で知ったのは、時間がわからないと判断できないことが多いということだ。
明日6時半におきなきゃいけないな
はー2時間もYouTube見てしまった
もう12時なってるじゃん!
げ、あと5時間しか眠れないよ
これら全て、時間がわからなければ気づくことすらできないのだ。これが時間がわからない子供の危うさである。
私は、
息子が時間を考慮してある程度のいい感じの時間で切り上げてくれると思い込んでいたのだ!(ばばん!)
いい感じの時間なんて概念は息子にはなかったのだ。難しいね。
この件から学ぶこと
そんな失敗談であるが、普通に途中で声かけて寝かせば良かっただけの話でもある。爆睡してしまったんだよね。
実際には親がいなかったとしても、太陽と同じサイクルで生きりゃ細かい時間なんて知らなくても何とかなるだろう。
しかしテレビや電気という人知の結晶がある現在、時間をある程度認識できないととんでもないことになるんだと気付かされた日だった。
家の中はずっと明るいんだから、時計が読めないと何が何だかわからんのだね。怖いね。
そして、ネット動画の中毒性の凄さも再認識。やめどきがわからないYoutubeなんかは大人でも中毒になるくらいだから、子供が抗うのは困難な話だ。
全てが害悪ではないのだから、上手く利用していきたいね。この失敗は今後生きてくる!はず。
おすすめ関連記事