子供と一緒にお風呂に入ると、結構疲れたりする。
自分だけでなく子供の頭を洗い体を洗う。
風呂を上がれば体を拭き、頭も拭き、服を着せてドライヤーで髪を乾かす。
いや、これ普通に大変だろう。
二人もいると、時にぐだぐだのカオスになることもある。
今でこそ私は子供達と毎日三人で風呂に入るのが当たり前になり、何とも思わなくなった。
こんなベッタベタなおもちゃまで風呂場にあるくらいだ。
だが振り返れば、子供達と一緒に住み始めた時の私はこう思っていた。
えっ、子供って親と一緒に風呂入るの?
そういうレベルだった。
それはおそらく、私が親と一緒に風呂に入った記憶がないからだ。
上の姉や兄が一人で入っていたというのが大きいのかもしれない。
私も物心つくころには一人で風呂に入り、一人でシャンプーをしていた。
父親や母親の裸を見た記憶がないのだ。
自立が早かったのね、と言えば聞こえはいいがそこには落とし穴があった。
私は、自分の体を石鹸で洗ったことがなかったのだ。
そもそも石鹸で体を洗うという発想がなかった。いやあるにはあったが、毎日石鹸で洗う必要はないと思っていた。
毎日石鹸で体を洗うなんて誰にも教えてもらったこともない。
なぜなら誰かと一緒に風呂に入ったことがないからだ。
誰も風呂に入った私の真の姿を知らないのである。
子供の頃の習慣は、よほど興味や関心がなければ大人まで続いていくもの。
私はこの子達と一緒に暮らすまで、体はずっと水洗いだったのである。
ま、まあ気合い入れてお出かけ!なんて時は洗ったけども。
普段洗うことはなかったし誰からもくさいなんて言われたことないし、むしろいい匂いがすると言われたんです!
ただ、一つ思い出せるのは小学生の頃。
友達に体を石鹸で洗っていないと言う話をさも当然のように話したら、
「きったねー」
と言われたのを覚えている。
そいつは親と一緒に入っていたんだろう。幸せ者め。
それから私がこの件を誰にも話さなくなったのはつまりそういうことだろう。
悲しいな。
そして子供達と一緒に住むようになり、妻から体は石鹸で洗うんだよと教えられる子供達と同じように私も身体を石鹸で洗うようになった。
習慣とは不思議なもので、子供達は身体を洗わないと
「まだ洗ってないよー!」
「ゴシゴシはー?」
「おしりはー?」
なんて自分から言ってきたりする。
うむ。これは確かに幼少期に刷り込んでおくべき習慣だな。
さて、この記事で言いたかったことは何か。
それは、
親が教えて習慣を身につけさせなければ、子供自らやることなんてほとんどない!
ということだ。
遊びは別だが歯磨きなんてわかりやすいな。
一人でできるからと放り出すだけではダメなのだ。
基本を教え、そして基本は知った上であとは自分で好きなようにやっていけということである。
まー石鹸で身体洗いすぎるのもどうかと思うけども、陰部や足だけでも洗っておくべきだろう。
誰かと生活すると、そういうことってあるよね!
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