世のパパの中にも、一人で子供を見なければならない日があるだろう。
私にも月に二回ほど、妻が仕事で夜九時過ぎまで帰ってこない日がある。
最初は子供たちと妻なしで過ごす長時間に緊張したものだ。
お風呂拒否されたらどうしよう
裸で暴れまわったらどうしよう
ご飯食べなかったらどうしよう
薬飲まなかったらどうしよう
眠らなかったらどうしよう
こんな小さな不安が山のようにあった。
すっかり慣れた今では「別に寝るのが遅くなってもいいやー」とのほほんとやっているのでプレッシャーはほとんどないが、それでもスムーズにいくやり方はあると思っている。
そこで今まで数十回に渡って子供たちと3人だけの夜を過ごした私が、夜に子供たちを1人で見るための極意を紹介するぞ!
主に幼児の子供がいるパパ向けであるぞ。
夕食は一品モノにしよう!
食事は超重要だ。
準備するのも時間がかかる。食べるのも時間がかかる。後片付けも時間がかかる。
食事を急ぐ必要はないが、妻がいないのだから仕事量は最大限まで減らすべきだ。
そこでおすすめなのが、
パスタ!カレーライス!丼物!
これらがおすすめだ。
どれも食べやすく子供たちも大好きだ。
一人につきお皿一枚しか洗い物が出ないという神献立でもある。
カレーライスは作るのがやや面倒であるが、パスタや丼物は簡単だ。
親子丼とか簡単でうまい!
間違ってもご飯に納豆に味噌汁に魚といった和風定食にはしないこと。
準備も後片付けも時間がかかりすぎる。そんな完璧な献立は妻がいる日にやったらいい。
もちろん前日の夜や当日の朝に、チンして食べられるレベルまで調理しておくのがベストだぞ!
洗濯物は取り込み着替えは全て準備しておくこと
子供たちの帰宅前には洗濯物を取り込んで片付けておきたい。
取り込みが無理だとしても、風呂上がりや食後・就寝前の着替えは朝で全て用意しておこう。
幼児の集中力というのはひどいものだ。
この記事でも紹介しているが、何か思いついたらそれを実行せずにはいられないのだ。
風呂上がりにすぐ着替えればスムーズにいったはずが、少し間を置いただけで裸で走り回りおもちゃで遊び出すということになる。
そうなったら最後、着替えに引き戻すのに苦労するぞ。
子供達の前で着替えを取りに行くなんて隙を見せてはいけない。
ドライヤーも事前にコンセントをさして準備しておき、タオル、着替え、パンパース。
全てを事前に用意しておくのがベストだ。とにかく隙を見せるな!
何もないくらいに片付けよう
これは日頃から心がけてほしいのだが、リビングのような子供たちがメインに動き回るような空間には何も置かないようにしよう。
間違ってもテーブルに絵本がおいたままだとか、おもちゃが地面に転がっている状況は避けた方がいい。
どんな時でも気になるものが子供は目に入ったら触りに行く。
例えば風呂上がりの準備が完璧でも、目に入る場所に絵本やおもちゃがあればほとんど無意味である。
大人だって目に入ったものに無意識に集中力を奪われているが、子供はそれが顕著だ。
スムーズにやりたいなら子供の目に止まるものを一切排除すること!
特に一人で見るならそれを徹底した方がいい。
やる事が残ってる内はテレビは消し、無駄な物は排除する。
何もかも片付けよう。
私が参考にした書籍もいくつか紹介する。
今更感はあるがこんまり先生のかたづけの魔法は「見える場所に物をおかない」ということを徹底している。
一人暮らしの女性向けで家族向けではないが、片付けの基本的な考え方はとても参考になるぞ。
それと片付けのメリットは子育てだけでなく自分自身にも多い。そのような心理的なメリットについてはメンタリストDaigo氏のこちらがおすすめ。
つまり、日頃からの片付けを習慣にしようということである。
寝室の準備もしておくこと
エアコンの入タイマーをいれたり布団を敷いたりカーテンを閉めるなどなど。
寝る時間に寝室にいけばすぐに寝られる体制がベストだ。
子供たちの前で敷布団を敷いたりすると、暴れだして埃と眠気が吹き飛ぶぞ。
薬対策は万全にしておこう
子供によっては薬を毎日飲むこともあるだろう。
うちは娘がてんかんなので朝晩薬を飲んでいるが、妻が帰ってこない日のプレッシャーが半端じゃない。
もし娘が薬を拒否したらどうしよう、飲まなかったらどうしよう。
そんな不安がつきまとう。
もし妻がいたら二人でなんとか協力してあげられるが、一人だと拒否られたらどうしようもない。
泣き叫ぶ娘にそれでも無理やり飲ませるしかない。
だからこそ、コストはかかっても確実に薬を飲んでもらう方法は確保しておくと安心するぞ。
例えばこの様な薬を飲む用のゼリーとか。
こういうゼリーは毎日となると割とコストがかかるが、ここぞという時に使うのであればとても役に立つはずだ。
もちろん事前に試して喜んで飲むことは確認しておいた方がいい。うちはチョコレートのアイスに粉薬を混ぜたらほとんど娘が気づかなかったので、妻が帰って来ない日が近づいたらストックしたりしていた。
薬の拒否が強いお子さんならかなり重要ではないだろうか。
まあ飲むだろ!と何も考えてない夜に薬を超絶拒否された時の絶望感は半端ないぞ!
日頃から習慣にしよう!
妻が帰らない日なんてたまにしかない。
そんなイレギュラーな日にイレギュラーなスケジュールを組むと子供たちも混乱する。
できるならば妻がいようがいまいが毎日同じスケジュールを組むべきだ。
例えばうちは、
娘を自宅で迎える→二人で息子を迎えに行く→帰宅後すぐに風呂→風呂上がり着替えたらテレビ→食事→自由時間→寝る
この流れを毎日繰り返している。
食事と風呂さえ終わればほとんど親の仕事は終わりだ。
妻が帰ってくる日も来ない日も同じスケジュールで動くと混乱しないぞ。
特にうちの娘は発達障害なので、いつもと違うことをすると盛大に拒否られるというリスクがある。
そんな面倒ごとは避けたいのだ。
毎日の習慣をこなす。この安心感は父にとっても子供にとっても重要であるぞ。
子供たちに事前にしっかり話しておくこと
子供たちには、今夜はママの帰りが遅いことを事前にしっかり伝えておこう。
その上で、パパしかいない日だから協力してねとお願いするのがおすすめだ。
突然ママが帰ってこないのと事前に知っているのとでは子供たちの協力体制も変わってくるぞ。
言ってもわからないではなく、とりあえず言ってみる。
割とすんなり協力してくれたりする。ありがたいな。
結局は無事に過ごせればそれでいい
精神論も一つ書いておこう。
このような記事に目を通すということは、子供と一人で過ごす時間が不安だったり上手くやりたいという思いがあるのだろう。
だがスムーズにやろう上手くやろうと思っていると、子供の行動一つ一つにイライラするし子供がこちらの想定外の行動をとるとストレスがたまる。
そこでこう考えて見たらどうか。
妻がいないんだから上手くいかなくて当然。
風呂入らなくても夕飯食べなかったとしても死にはしない。
遅くなっててもいいから、無事に一日終えればいい。
これくらいどっしり構えてれば逆に上手くいったりする。
どう考えようとぐだぐだになることももちろんあるが、こちらに精神的な余裕があればどうとでもなる話だ。
命に関わる案件さえ目を光らせとけば、一日や二日生活が乱れたところで子供達にはほとんど影響はない、はずだ。
それくらいの気持ちでいいんじゃないか。
事前準備さえしっかりこなせばほぼクリア
というわけでいくつか紹介してきたがいかがだっただろうか?
妻が帰らない日の私の記録があるので参考までに目を通すのもいいかもしれない。
妻が帰って来ない日は事前準備が重要だ。
逆に事前準備さえしっかりすればほとんど終了したも同然である。
私は18時に送迎から帰宅して、19時半には風呂も食事も皿洗いも洗濯も着替えも薬も全ておわり3人でだらだらしながらテレビを見て20時には寝ている。
毎日はきついが、一人の日は妻が帰ってくる日よりも早くスムーズだ。
あらゆる事態を想定して先に手を回しておくとかなり楽になるのは間違いない。
もし一人で子供を見ることがあれば、参考にしてみてはいかがだろうか。
余談だが、偉そうなことを書いている私も一人で子供を見ることに何度も失敗している。
体調が悪く子供たちとのお風呂後に力尽き、妻が21過ぎに帰ってくるまで子供たちがご飯を食べておらず私だけ寝室で寝てるとか。もちろん妻は怒っていたぞ。
また風呂で大げんかをしてイライラしてもうご飯あげない!という理不尽な宣言をしたら息子が癇癪を起こしもみ合いをしたりとか。
といった感じで、こっちの体調も子供達の機嫌もある。
毎回上手くいくわけじゃない。
それでも事前の対策は重要なのだ。
対策する元気がない時もあるけどね!
健闘を祈る。
関連記事