下記の記事で最近の悩みを解決した話を書いた。
なぜイライラするのか考察して実践したと簡単に書いたが、現実はそんなに簡単ではない。
知ったかぶり発言や偉そうな発言に私のストレスは相当に溜まっていたのだ。
息子の発言にイライラしていたし、私がイライラしているのを息子は察していた。
3歳の頃は「パパが怒っているのかどうかわからない」と私がぶちぎれでも抱っこを求めてきた息子も、4歳になって私の怒りを察知できるようになっている。
私がイライラのスイッチが入って返事が適当になったら、息子も壁を作り出す。
私の言動と同様に息子の言動もそっけなく刺々しいものになり、そしてその言動はさらに私をイライラさせた。
同じ屋根の下で息子を完全に避けることはできない。
二人の間には険悪な空気が流れ、私と息子の関係はたった数日でかなり酷い有様になっていた。
これは何とかしなければ!ということで考察を行った結果が上の記事である。
そして考え答えも出たら行動に出ねばなるまい。
じゃー仲直りするか!と思った私は動き始めた。
休日の朝、私がリビングに入ると子供達二人がテレビを見ていた。
私から歩み寄らねば!と子供達のそばに行き声をかけた。
「おはよう、元気か」
すると娘はいつものように無視。それはいい。
だが息子も私の方を見もせず、小さな声で「おはよ」とだけ言っていた。
もう少しいい感じの反応があると思っていた私は普通に傷つき、そそくさと退散。
妻に話を伺って見たところ、
「今までこんなことないよ、あんなにパパ大好きしてたのに」
そう言われてさらに傷つく。
確かに息子は異常に私を好いてくれていた。
赤ちゃんの頃にお父さんが存在しなかった影響か、ドン引きするくらいに私に執着し正直もう勘弁してくれというくらいに好かれていた。
その息子が今や見向きもしない。
たかが数日でここまで酷いことになるのかと私は驚いた。
しかしそれも自業自得。自分で蒔いた種は自分で回収しなければ。
そこで始めたのがくだらない遊びである。
私と妻が寝室を片付けながら話をしていたら、息子も寝室にやってきて毛布にくるまりだした。
なので、その上に乗って亀の甲羅ごっこを始めてみた。
息子は「重いー!いやだいやだー」と本気の拒否があったが、お腹をぐりぐりしたりゆっくりお腹にパンチをしたりを繰り返すとだんだんと乗ってきた。
そして逃げ回る息子を追い回していたら、息子が叫ぶ。
「オレは戦隊モノだ!!シャキーン!しゅびびびびっ!!」
そういってポーズを取り出した。
「お前が戦隊モノか!!邪魔をするな!!!」
そして私もポーズを取る。
そう、
仲直り完了である。
本当にくだらないが、これだけで私のモヤモヤは解消され息子の機嫌も治った。
4歳児はとても単純だ。そして私も単純だ。
その後1時間くらいひたすら二人で暴れまわった。
それからは気持ちも切り替えて今の所うまくやれていると思う。
今朝も朝っぱらから文字の練習をしたり一緒に工作をした。
いい流れだ。
とはいえ、こんな単純に解決できるのは幼児の今だけだろう。
小学生、中学生にもなれば戦隊モノごっこでわだかまりが消えるなんてことはない。
それまでに親として成長する必要がある。
ちょっとしたことで親が怒り出し、イライラを子供にぶつけ子供を傷つける。
大きくなった子供には”親を徹底的に無視する”という選択肢も出てくるだろう。
”家出をする”なんて選択肢も出てくるだろう。
できれば避けたい事態であるが、そのためには親も成長する必要がある。
子供が小さいうちに、子供との喧嘩やイライラを数多く経験して一緒に成長していきたいものだ。
おまけで、息子と仲直りした夜に妻とも大喧嘩をしたがその妻とも最速で仲直り。
無事に当初から予定していた祭りにでかけることができた。
かなり気合の入った花火だった。
娘を抱っこしながら花火を見る妻。
花火を見る息子。
喧嘩してたらこの花火も見られなかったな。
人生の損失だ。
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