本日は月曜日。月曜日が嫌なのは世の常だ。
月曜日が嫌だと感じ始めるきっかけは、きっと学校に通い始めたことだろう。
今回はその兆候が4歳の息子にも見え始めた話だ。
今朝のことだが、息子は7時すぎまで爆睡していた。
はながっぱが始まる頃に起き出したのだが、息子が家を出る時間は7時半。起きたらご飯を食べてすぐに出発という状況。
妻がご飯を食べるように促したが、どうも食欲がない。調子が悪いのか表情も優れない。
さらに息子からも訴えがあった。
「気分が悪い、今日は休みたい」
熱もないし判断に困ったが、結局7時半には妻といつも通り登園させることに。
と思ったら、その1分後に妻と息子は引き返してきた
「ちょっと息子を見ててくれない?」
熱はないし風邪症状もないのだが、やっぱりちょっと様子がおかしいのだという。
8時に娘を学校まで送っていくまで、しばらく息子の様子を見て元気そうなら一緒に保育園まで送ってほしいとのことだった。
この記事で書いたが、ほんの数日前に「だるいー」と言っていた息子の言葉を信用しなかったら盛大に嘔吐したため、妻も慎重になっているようだった。
妻の提案を了承した私は30分ほど様子を見ることになった。
そして、帰ってきたばかりの息子は早速私に謎のアピール。
「小さな声しか出せないよ」
そうか、大変だなと言いながら私は息子にどう対応すべきか考えながら様子を伺っていた。
すると息子は棚からマスクを取り出した。
「小さな声しか出ないからマスクつけるよ」
そうか、咳はないけどな。そう答えて、私は準備しながらもひたすら息子の様子を探りつづけた。
これが本当に体調不良なのか、メンタルの問題か、保育園でトラブルでもあったか、または愛情不足か?私は考え続けた。
その時だ。テレビの前に座ってだるそうな表情をしていた息子が、テーブルに置かれていたおにぎりを手にしたのだ。
食べろ食べろ!
部屋の影からじっと見つめる私。
すると息子は、すっとおにぎりを一口。
そしてまた一口。
……これはいけるんじゃないか?
そう確信を強めていくも、まだまだ息子を泳がせることに。
準備で忙しいふりをしながら、横目で息子の様子を探り続ける。
その後息子はおにぎりを丸ごと食べてしまった。
さらにはテレビを見て大声で笑い出した。
そして「コッシーを探せ」が始まったら、テレビの前まで走っていき「ここ!」と指をさして教えてくれた。
うむ。
仮病じゃねーか!
というわけで、息子も娘も一緒に連れ出して送迎へ。妻に報告するため出発前にとったのだが。
めっちゃ満面の笑みなんだ。
妻もふざけんなと笑っていた。
まあ体調不良じゃないのなら、それはそれでよかった。
ただ、この学校を休むというやつは考えれば考えるほどに厄介な問題だ。
私は学校に行きたくないなら行かなくてもいいと思っているのだが、実際に息子は行ったら行ったで楽しんでくるのだから。
どうすっかなーと悩んだ結果、息子には軽い気持ちで休むことのリスクを話すことにした。
「みんな、月曜日は学校に行きたくないんだよ。でも月曜日休んだら、火曜日はもっと行きたくないよ。火曜日も休んだら、水曜日はもっと行きたくないよ。気付いたら、先生に何て言われるかわからなくて怖いよ。友達に会うのも怖いよ。そしたら、もう学校にいけなくなるんだよ」
そんな私の実体験を伝えると息子は笑っていた。
そして絶対に、死んでも行きたくないのなら行かなくてもいいよという話もしておいた。
学校だけが世界の全てではない。学校の友達なんていなくても生きていける。それでも、学校に行く以外の選択肢がなければ子供は潰れてしまうだろう。
だから、まあ、そうだな。
息子がどうしても困った時に「どうせ親に言っても無駄。話なんて聞かないし学校に無理やり行かされるんだから」と諦めてしまうことのないよう、普段から息子を尊重すること。
そして学校に行かないという選択を息子がした時に、あらゆる代替案を出せるような経済的な余裕があること。
最低でも”仕事があるから”と息子を無理やり学校に連れて行くような状況は避けたい。
そのためにフリーランスで生計立てることを目標にしているようなもんなんだから。
と、ここまでぐだぐだ書いてきたが、普通に考えて、
7時20分に起きた息子がさっと着替えてモリモリご飯食べて7時30分に元気に出て行ったら、逆に怖い。
とりあえず、今日はただ眠かっただけだろう。もう少し早く起こすようにしよう。
余談だが、朝のこの件が気になったので寝かしつけがてら息子と腹を割って話してみた。
すると保育園でかなり勇気と自信をくじかれているようで、妻と私で励ますことに。これはこれで考える余地がある話だったが、それはまた今度。
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