何かをやろうとした時に取り組む物事には、いわゆるMMO(オンラインゲーム)でいうアクティブスキルとパッシブスキルにわかれると昔から思っている。
ひきこもっていた時にはまりにはまったネトゲの名残なのか、頭によぎるのだ。これはアクティブだなとか、これはパッシブだとか。
見方によってはパッシブになったりアクティブになったりするが、私の分類はかなりざっくりだ。
超どうでもよさそうな話だが、書きたいことは書いてみよう。
アクティブスキル
アクティブスキルは単純に、特定の場面で使う技のことだ。
ゲームでいえば剣技とか、攻撃魔法とかがアクティブスキル。簡単だね。
人生で言えば、何かに特化した技術を高めたり行動をすることはアクティブスキルだと考えている。
翻訳技術もそうだし、何かを創造するとか、スポーツに子育ての技術とか専門的な職業とか。
当然、ブログを書くのもアクティブスキルである。
パッシブスキルとは
ゲームにおいて、ただそのスキルを持っているだけであらゆる場面で恩恵が受けられるのがパッシブスキルの特徴だ。
例えば攻撃力が上がったり魔力を底上げしたり体力の回復が早くなるなどなど。
ネトゲでは、特定の攻撃技(アクティブスキル)を覚えるよりもまずはパッシブスキルを育てて全体的な能力を高めようという考えがあったりする。
これを人生に当てはめると、例えば健康維持のためのウォーキングやダイエット、ストレス対策の瞑想や運動を習慣化することはパッシブスキルであると考えられる。
これらもパッシブだろう。その行動自体ではなく、その行動によって得られる能力があらゆることに通ずるからだ。
また人によっては外国語を話せることや、タイピングスキルなどもパッシブと捉えることもできるかもしれない。
特定の場面だけでなく、人生全体に影響を及ぼす能力や習慣をパッシブスキルだと私は考えている。
目的を履き違えないこと
ここでよく勘違いしてしまうのだが、パッシブスキルを手に入れることが目的化してしまうことがよくある。
例えば勉強に集中するために始めた瞑想なのに、瞑想することがゴールになってしまったりする。
そうじゃないのだ。瞑想を上達することがゴールではない。
瞑想によって不安やストレスが軽減され、日々の集中力が増す。そして日常的にマインドフルネス状態を手に入れることで、自分の感情やストレスに気づくことができる。
だが瞑想だけやってれば何かが変わるかといえば、そうではない。
瞑想を習慣し、人生全体に影響を及ぼすパッシブスキルを手に入れたあとに何をするかが重要なのである。
逆に、アクティブスキルだけ極めようとすると限界が見えてくる。
例えば毎日ブログを書くとしよう。
毎日書いていけば文章力も上がるし、書く時間も早くなっていくだろう。それだけで十分な気もするが、さらに生産性をあげたいならパッシブを取り入れる必要が出てくる。
例えば食事制限をするとか、運動やグリーンエクササイズを日常に取り入れてみる。
そうすることでブログを書く時の集中力は何倍にも跳ね上がる。
健康のための行動を継続して体調も改善されれば、毎日安定して高い生産力を出すことができるだろう。
当然ブログを書くスピードはさらに早くなり、同じ時間で数倍の記事を生み出すことすら可能だろう。
そしてそのパッシブによって得られる力は、ブログだけでなくあらゆる場面で発揮される。家事に育児、仕事などなど。
どちらか一方だけ磨けばいいという物でもない。
アクティブとパッシブの二つをバランスよく組み合わせることで自分がやりたいことを最大化するのだ。
そんなMMO的に人生を見るひきこもりの目線、わかっていただけるだろうか。
結局一番重要なのはアクティブスキルなのだが、それを底上げするためにパッシブスキルも必要だという簡単な話である。
時間が足りないならパッシブスキルだ
何でこんな話を突然しだしたかといえば、私の時間が足りないことが原因だ。
仕事、ブログ、家事に育児で正直手一杯である。
だが私の体調がさらに磨かれ、集中力が増していけば今の半分の時間で仕事も終わるだろうしブログも集中して30分で書き上げられるようになるだろう。
やりたいことが他にもあるなら、生産性をあげることは必要だ。
ただ瞑想しようとか、ただ食事制限をしようではなかなかやる気がしない。その先にある目標を改めて認識する必要がある。
パッシブスキルを身につけて高めたいアクティブスキルがあるはずなのだ。
なぜ瞑想をするのか、なぜ食事制限をするのか、なぜ運動をするのか。
気づいたら忘れてしまっていることが多いが、自分の能力を底上げして何をしたいのか。
いつの間にか目的を履き違えていたなと、反省しているというくだらない記事であった。
ちなみに、こういう人生をゲームになぞらえる本は普通に売ってたりする。
参考までに。
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