最近気になるのが、4歳になる息子の発言である。
以前書いた通り、
息子がテレビを独り占めするのが気に入らなかったため、現在は月水金が息子の日、火木土が娘の日となっている。
そこそこに上手くまわっていたのだが、娘のテレビの日になると大抵息子が言うのだ。
「僕は何したらいいの?」
指示待ちの息子
最近、この親の指示を聞く発言がかなり目立っていてとても気になっている。
先日も妻と子供達が3人でお風呂に入ったあと、息子だけが先に出てきて着替えやドライヤーを終わらせていた。
この日はテレビを見るのが娘の日。そこで風呂を出た息子は言うのだ。
「ママー!!僕先にお風呂出たけど、何してたらいいの!?」
自主性がないにもほどがある。やりたいことはないのか聞いてもないというし、テレビが見られなかったなら何もすることがないという。
怖い。
私と妻が息子がやることなすことに注意や指示をしまくった結果なのかもしれない。
意識して自由にさせているはずなのだが、おかしいな。
直接聞いてみた
そして先日の日曜日の朝である。
日曜日は家族全員が家にいるので「みんなが見られるもの」を見ることになっている。
「みんなが見られるもの」は息子にとっては「別に見ても見なくてもどっちでもいいもの」だ。
だから、まあつまらないのだろう。朝にこう言い出した。
「みんなの好きな番組って何見るの?」
「みんなの好きな番組」とはいえ、あれこれ変えたりするのは面倒なので適当なチャンネルにあわせてそれを見せるという感じなのだが。
すると息子は、全く興味がなさそうにただ座ってテレビを見続けるのである。
面白いのか聞いても面白くないという。
見たくないなら見なくてもいいんだよと言っても、ぼけーっと見ている。
他にやりたいことがないのか聞いてもやりたいことがないという。
怖い。
本音を探る
我々は別に息子に何もかも制限しているわけではない。
おもちゃもタンスに入りきらないほどあるし、パズルや塗り絵、お絵かきにブロックなど基本的なものは揃っている。
そこで、おもちゃで遊ばないのか聞いてみた。すると回答はこうだ。
「おもちゃは遊んでもすぐ飽きる、面白くない」
そ、そうか。娘と遊んだらいいんじゃないか。
「お姉ちゃんはすぐに叩くから遊べない」
もっともだな。こないだも椅子投げられてたしな。じゃあ何か、一人だから遊びたくないのか?
「一人で遊んでもつまらないから、テレビ見るんだよ」
ここではっと気づく。
そうか、息子はテレビを見るのが大好きだったわけじゃなく、消去法でテレビを見ることになっただけなのだと。
過去にやったこと
過去、平日の夜に子供達と親が遊ぶ自由時間を1時間ほど取っていたことがあった。
洗濯や片付け、夕食や翌日の下ごしらえなど夜にしていた家事を全て朝にもっていった。
そして夜は一緒にお風呂に入って、ご飯をあげて、後片付けだけしたら1時間ほど自由時間があるという作戦である。
この時には例えばハサミの練習をしたり、文字の練習をしたりトランプをしたりと様々なことを一緒にやって息子がとても喜んでいたのを覚えている。
なぜそれをやらなくなったのか、それは仕事や育児など様々なストレスで心身ともにやられてしまい、私が絶不調になったことが大きな原因だ。
今考えても、やっぱりあの時間は必要だったのかもしれない。
一人でおもちゃで遊んでも、つまらないのだ。
欲しい欲しいと言っていたおもちゃですら、一人で遊んでいたらすぐに飽きてしまうのである。
まーそりゃそうか、という感じだが、そんなことすら気づくこともできず、そして気付いても対応できなかったろう。
とてもかわいそうなことをした。
これからどうするか
やはり改善すべきところは改善しなければならない。
子供達との時間を作る意味でも、夜はゆったり過ごして寝る前に落ち着く意味でも、朝に家事をもってくることはいいのではないか。
テレビを見ることが別に悪いわけじゃない。テレビで学ぶことも多いはずだし、遊び相手がいようがテレビが見たい時もそりゃあるのだろう。
だが娘とはなかなかかみ合わず、息子にとっては一人っ子のような気分なのかもしれない。
私と妻のどちらかが一緒に遊べるような時間をなんとか生み出さなければテレビを見る以外に楽しいことがないのだ。
一人っ子ってどうしてるんだろうね、親が相手しているのかな。気になる。
まーでもこの件は完全に我々の甘えだよね、甘え。
子供達のこと考えたら、朝起きられないとか言っている場合じゃない。
私にできることは、食事や睡眠を改善し、運動などを生活に取り入れて安定した良好な体調を手に入れること。
そうすれば、体調の良し悪しに左右されずに毎日家事に追われることなく、子供達と一緒の時間が過ごすことができるだろう。
そもそも現状マルチタスクだし。
そりゃケンカもするわーという我が家である。
意識改革は必要だが、今のままではきっと前回のように私の体がついていかないだろう。
今さら感はあるものの、現実はそう簡単ではない。
ここまで持ち直すのにかなりの時間を要し、息子には悪いことをした。
できることを一つずつやっていこう。
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