ステップファザーにできること

発達障害の娘とやんちゃ息子の父によるステップファミリーの話

発達障害の娘に事前に声掛けしまくったら割とスムーズに進む話

最近は娘の様子を観察しながら、もう少し暴力が少なくならないか、ストレスが減らないか考えている。

 

先日書いたこの記事もその一環である。 

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少し腰を据えて娘に向き合おうと思った私は、TSUTAYAでひっさびさに発達障害関連の本を読み漁った。

 

そこから得られたことと、少しやり方を変えてみたらいい感じになったことを簡単に記していきたい。

自由時間が不安らしい

なんとなく知ってはいたのだが、発達障害だと自由時間が苦手らしい。

 

「自由に過ごしていいよ」

 

そういわれても、一体何をしていいかわからなくて不安になったりストレスがたまるのだという。

 

まー大人でも急に自由時間と言われて困る人もいるだろうし、健常児の息子でも暇を持て余してたりする。

 

重度の発達障害である娘にとっては、何をしていいかわからない時間はかなりの苦痛なのかもしれない。

 

そこで少し考えてみたのだが、朝起きてから家を出るまでの時間も娘にとっては自由時間なのだ。

 

着替えと朝ごはんさえ食べれば、正に何をしてもいい時間だ。

 

なので、思い出したら「~の時間だよ」と口に出すようにしてみた。

 

今のところ決まったスケジュールは何も決めていないので、「テレビを見る時間だよ」とか。娘がふらーっと絵を描き始めたら「絵を描く時間だよ」とか。

 

本当にただそれだけなのだが、一応意識して言ってみている。

 

娘の不安を軽減するべく、お試し中である。

見通しが立たないと不安

さらに発達障害の特性として、次の予定や見通しがわかっていないと不安になったりストレスが溜まったりするそうだ。

 

これもわかっていたのだが、スルーしていた事実である。

 

そこで、娘が少しでも次にやることがわかるようにまずは口頭で始めてみた。

 

朝、テレビでおかあさんといっしょを見ている娘に、これまでは家を出る時間になって初めて声をかけていた。

 

それを少し変えた。テレビで歌が流れていたら、事前に

 

「この歌が終わったら学校行こうね」

 

そう告げてみることにした。無反応な時もあれば、すぐにリモコンをもってきてテレビを消してほしいとアピールしたりする。とりあえず拒否はない。

 

他にも、テレビを消したら次は靴下だよ、次は靴はくんだよ、靴はいたらカバン持つよ、次は車に乗るよ、次はシートベルトしめるよ。

 

こんな風にいちいち次の行動を全て口に出すようにしてみた。

 

まだデータが少ないが、今のところかなりスムーズである。ここ三日ほどほとんど朝に喧嘩をしていない。

 

娘の機嫌が崩れないどころかむしろ機嫌がいい。

 

体調にもよるのかもしれないが、学校についてからは何も言わずに自分からカバンを助手席から奪って背負ったり。

 

ニコニコである。娘の行動言動は、親の行動言動にかなり左右されてる感じだ。

 

うーむ。今まで何も考えなさすぎだったのだと反省している。

今はまだ様子見の段階

他にも「叩かないで」という否定語だと理解が難しいので、「優しくしてね」とか。

 

一緒に暮らし始めた時に不安で勉強しまくったのに、適当でも何とかなってしまったために忘れてしまっていたことがまだまだ山ほどある。

 

そしてこの改善もまだまだ始めたばかり。 

 

こういった細かいところの意識を少しずつ変えていけば、娘のストレスや不安、また理解度もあがってくるのではないか。

 

今のところ口頭でやってはいるが、娘は視覚優位。耳よりも目で見た方が理解がしやすいらしい。

 

絵カードやスケジュール表の使い方とかいまいちよくわからんし、実践的に使うならどんな風に使うのかとか。

 

色々と調べなきゃならんことも多い。

 

それでも言動を意識するだけでここまで変わるなら、絵カードとか導入すりゃかなり変わってくるんじゃないかな。

 

いや、まあ絵カードをがっつり導入している学校なんかでも普通に暴れているので、全てが全て上手くいくことはないのだろうが。

 

できることは全てやって、少しずつ改善していきたい。

 

ちなみに、絵カードは最初自分たちで手作りをしようかと考えていたが、それだと一生作らない可能性がある。

 

先延ばしの我が家の場合は、買ったほうがいいな。

 

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