昨日は冷静に、落ち着いて書いたつもりであったが怒りがどうしてもにじみ出てしまっていたようだ。
「子供のためにやってほしいこと」を妻に押し付けても意味がない話
簡単に説明すると、仕事から帰った妻に子供達と一緒に夕食を食べて欲しいとお願いしたら拒否られたという記事。
あと三日ほど経ってから書けば、もう少し前向きな記事になったのかもしれない。でも私にはどうしても拭えなかったのだ。
子供達と夕ご飯くらい食べようよ!平日に少しくらい子供達と家族四人で過ごす時間を作ろうよ!君が産んだ子供達じゃないか!!!
そんな、溢れ出る私の怒りが記事に反映され、愚痴のようなひどい記事になってしまった。
そして今回は、そのブログを更新した直後の話をしよう。
ブログを更新したあとの妻
ブログを更新して数十分後、記事を読んだ妻がやってきて話し合うことになった。
私は怒っていないと言ったが、やはり記事からは怒りが感じられたようだし、妻は妻でイライラしたようである。仕方がない。
これは私の問題だと言いながら、妻を非難する思いが見え隠れ。旦那の私だけ頑張って妻は何もしていないような書き方になってしまったのだから。
そして「じゃあどうするか」という話を妻が持ちかけてきたのだが、私はまだイライラしていてその話に付き合うことはしなかった。
うむ、私もなかなかのクソ野郎であるぞ。
夕食の重要性を知る
それから30分程度、私と妻はリビングにいながら一言も会話をすることはなかった。だが、突然妻がころっと意見を変えたのだ。
「わかった、じゃあ夕食をみんなで食べよう。私は子供達を寝かせてからお風呂に入るよ」
え?なんでだよ、昨日まで言ってたじゃん!
絶対に先に風呂に入るし、20時以降に風呂に入るなんて絶対にいやだ!!ご飯は一人で食べても何も変わらない!
そうはっきり告げていたのに何で?と聞くと、妻は色々と調べてくれたらしい。
例えばこれとか。
「一緒に夕食を食べる」ことの凄いメリット:日経ビジネス電子版
ハーバード大学のアン・フィシェル教授がワシントンポストのインタビューに答えていたらしい詳細が載っている。
簡単にまとめよう。
親が子供達のためにできるもっとも重要なことは何か、その答えは「夕食を一緒に食べること」だという。
夕食を親と一緒に食べることにより、暴力や喫煙、薬物依存やうつ病などのリスクが大幅に下がるという研究があるようだ。
さらに成績も向上し、ポジティブになり、いじめられるリスクも減るとか、本当かよと突っ込みたくなるほどの効果が語られている。
夕食を一緒に食べるだけで全て上手くいくわけではないだろうが、親と一緒に夕食を食べることは子供に強く影響するということなのだろう。
それを調べた妻は、ここまで意味があるなら最優先にするよと言ってくれたのである。
ありがたいね。
子供の頃の妻の話
妻は子供の頃は家族でご飯を食べていたそうだが、少し大きくなると一人で、テレビを見ながら、好きなものを食べる時間が幸せだったそうだ。
あーだこーだ親に文句を言われず、好きなテレビを見ながらご飯を食べる幸せな時間。
その印象が強かったので、親になった今も食事の時間をそこまで重要視していなかったという。
ただもし子供達が一人で食事するにしても、それはもう少し大きくなってからの話かもしれないね。
我が家の子供達はまだまだ幼児だ。
家に帰ってきてテレビを見てる子供達には、何を話しかけても上の空である。テレビに集中してまともな返事はない。
土日は一緒に遊ぶにしても、平日に子供達と同じ何かを共有して、同じ時間を過ごせるのは、夕食とお風呂くらいしかない。
意識しないと、子供達との時間が本当になくなってしまうのだ。
そしてそうやって一緒に過ごす時間は、「親に愛されている」と子供達が感じるためには必要な時間なのだろう。
家族4人で過ごす時間をなるべく増やしたい
というわけで、妻も一緒に夕食を食べることの重要性を知ってくれて、平日の夜も少しは楽しい時間が過ごせるのではなかろうか。
いやだって、私は血の繋がりがないとはいえお父さんではあるけども、やっぱり子供達はお母さんが好きなのだ。
お母さんと一緒に今日あったことや、楽しかったこと、悲しかったことを話せる夕食って、素敵じゃない?幸せ家族計画でしょう?
とりあえずいい方向に進んだということで、めでたしめでたし。
昨日は怒りが滲みでてしまったブログではあったが、格好つけずに私の「心」を書くことにしているので、まああれはあれで意味があったよね。
お疲れ様だ。