ステップファザーにできること

発達障害の娘とやんちゃ息子の父によるステップファミリーの話

映画「40男のバージンロード」を妻と一緒に見て大声で叫んだ話

夫婦そろってストレスがたまって困っているとんぼである。ごきげんよう。

 

ストレスといっても、基本的には怒りが占める割合が大きい。疲れていたりすると、子供達のちょっとした発言や行動に我慢できなくなりがち。

 

それは私だけでなく妻も同じで、私が怒る時は妻も怒っていたりする。

 

どげんかせんといかん!ということで、我々夫婦がストレス解消に見た映画「40男のバージンロード」が面白かったので少し書いていきたい。

 

ネタバレもあるよ。何も気にしてないよ。

40男のバージンロードのあらすじ

古い映画で公式HPもないしまともな予告動画もないので適当にあらすじを書いていく。

 

この映画の主人公ピーターは結婚することになるのだが、結婚式には花婿の介添え人が必要なのに男友達が一人もいない。

 

これはまずい!ということで必死に男友達を作ろうと努力するも、おじいちゃんだったりゲイだったりとまともな友人は見つからず。

 

諦め掛けていたころ、シドニーという男に偶然出会う。

 

シドニーはピーターが今まで出会ったタイプの人間とは全然違っていて、自分の思いをはっきり伝えるし堂々として図々しいやつ。

 

それでも何となく心惹かれたピーターとシドニーは仲良くなっていくが………

 

といった感じの映画。Huluにあるよ、おすすめよ。

とにかく楽しそうで癒される

この映画はコメディ映画でテンポよく笑える展開が多いのだが、一番魅力的だったシーンはピーターとシドニーが遊んでいるシーンである。

 

ピーターはくそまじめで、とにかく常識に縛られ、ルールに縛られている。

 

それは違うだろと言わんばかりにシドニーはあれをやれ、これをしろとアドバイスをする。

 

そのアドバイスがくだらないんだよ。とってもくだらないんだけど、核心をついていたりするのだ。

 

一つ印象に残っているシーンを紹介する。

 

シドニーの犬の散歩に付き合ったピーターだが、シドニーは犬が道のど真ん中でウンチをしても片付けもせず知らん顔。地球に還るんだから気にしないという。

 

するとそのウンチを踏んづけたランナーに、注意されたシドニーの行動がこれだ。

 

あ”ああ””あ!!!ああああ”あ!!!あああ””あああ!!!

 

と大声をあげて相手を威嚇しまくって、追いやるのだ。マジでやべぇやつ。この危うさがシドニーの魅力さね。

 

その後ピーターにも大声を出すようにアドバイスをする。最初はどうしても大声を出すことができないピーター。

 

それでも何度も煽られて、今まで出したことのない大声を出した時のピーターのあの顔だよ。

 

うわぁ、本当に窮屈だったんだろうなって。心がきゅうきゅうで、縛られてたのがわかるシーンだ。

 

それからのピーターは心が解放されたようで、とにかく楽しそう。うらやましい。

これじゃダメだよね、と我が夫婦

二人でこの映画を見て、色々と考えさせられた我が夫婦。

 

ピーターとシドニーの深い友情も、何を言われても切れない、相手を友として愛していこうという姿勢も学ぶべきところがある。

 

子供達に何か言われたとか、言うこと聞かなかったとか。そんなことで揺らぐことのない愛情を築かねばならないと。

 

そしてその映画を見た翌朝。つい今朝のことである。突然妻が私にクッションを向けて言ってきた。

 

「大声で叫べ!」

 

なんだ急にと思いながらも、なかなか大声で叫べない。ピーターみたいなもんで、周りの目が気になってできない。

 

そう躊躇していたら、妻が「あ”あ”あ”あ”ああああああ!!!」とめちゃくちゃ大声で奇声をあげる。

 

おいマジかこいつと思いながらも、負けてられんと私も大声をあげる。そばにいた娘も大声をあげる。

 

朝から3人で、

 

あ”あ”あ”あ”ああああああ

 

という感じ。我が家族、やばいっしょ?

 

ちなみに息子は学校行事でいませんでした。

面白い映画でした

以上、40男のバージンロードを見た感想と後日談であった。

 

妻と一緒に大声をあげて、なんだかんだでかなりすっきりした。抑えていたものを全て吐き出せたという感じ。

 

ストレスたまってることを再認識するね。

 

そのおかげで、喧嘩をしていた息子にも謝ることができたし、その後は仲良く一緒に遊んで過ごすことができた。

 

くっだらない話だと思うでしょう?

 

でも、私的にはかなり助かったのだよ。この映画を妻と見てよかった。

 

2019年5月25日現在、Huluで公開されている。おすすめだす。