本日はうさぎの動物病院受診へ出かけたとんぼである。ごきげんよう。
うさぎの目は順調で目薬だけだったのが、また調子が悪くなり飲み薬が追加となった。残念だ。
今回はそんなうさぎの話とはまったく無関係の、病院に行く前に実家に行ったら歩道におじさんが倒れていた話を書きたい。
マジかよ、という人間くさい本音
お昼頃に車で実家に到着すると、実家前の横断歩道の手前で見知らぬおじさんが倒れているのを発見した。
うちの実家はそこそこ大きな通りに面していて、大通りの歩道と車道ギリギリのとこでおじさんが仰向けに寝ているのだ。
これ、さすがに無視できないよね?うちの実家の目の前だし。
ただ遠目でも外傷はなさそうに見えたため、やばい!助けなきゃ!というモードにならず。
できれば関わりたくない、こっちはそんなハプニングに付き合う心の余裕はないぞ!と心の中で葛藤しつつもすぐに車を降りておじさんに接触した。
というより接触せざるをえなかった。
自分のなかで、倒れているおじさんよりも自分(面倒くささとか)を優先したい無意識があることにも気づいたよ。だからと言って行かないという選択肢はないけどさ。
聖人にゃなれないね。
声をかけてみたところ
倒れているおじさんに駆け寄ってとりあえず声をかけてみたら、返事があった。
疲れてしまったから、こうして休んでいると言うおじさん。救急車呼ぼうかと聞いても、休んでるだけだから呼ばなくていいという。
家はどこかとか、今からどこに行くとか、受け答えもはっきりしている。
だが、大きな道路のすぐそばで横になって動けないようである。
え、どうしたらいいのこれ!?
判断に迷っていると、通りすがりのおばちゃんやお兄さんもやってきて一緒に色々と話しかける。
おじさんはといえば返事もしっかり。外傷もなさそう。本当に休んでるのかも。
しかし元気はないし動けなさそうでもあるし、そもそもこんなところで寝るなんて異常でしょう?
警察がやってきた
3人でおじさんを囲み声かけしていたら、パトカーがやってきた。
私がおじさんを発見してからものの2分くらいだから、運転中におじさんを発見した誰かが通報したのだろう。
警察はおじさんに話を聞きつつ、外傷がないか確認し事件性がないことがわかると発見者の我々をすぐに解放してくれた。
助かった。まさか寝ているおじさん見捨ててどこにも行けないし、パニックだわ。怖い。
解放されたあとも少し様子を見ていたら救急車もやってきた。しかし、おじさんは救急車には乗りたくないようす。
そして15分くらい横になったら回復したのか、物凄い重い足取りで杖をついて歩いてどこかに行きました。
大丈夫か本当に。でも何もないならよかったね。
何が正解だったの?
このおじさん事件が終わって冷静な頭で考えてみたら、おじさんが何と言おうと救急車を呼ぶのが正解だったのかなーと思う。
受け答えははっきりしてたけど、起き上がれなさそうだったし脳梗塞とかありえなくもない。
いや、事件かもしれないから先に警察か?どちらにせよ、道路のそばで寝たまま動けないおじさんを見捨てるという選択肢はなしだ。
それに今回はこのおじさんは意識もあって受け答えもしっかりしてたけど、意識がなかったらどうしたんだ?
頭から血を流していたり、呼吸が止まっていたら?
これパニックなんてもんじゃないな。
何をしたらいいのか、何をしたらダメなのか、頭に叩き込んでおくべきだね。あと、怪しいと思ったら次回から即救急車を呼ぼう。
いい勉強になった。
現実は非常である
以上、道端で休んでいたおじさんに翻弄された話であった。
具体的な対応策とか色々と勉強せねばならんこともあるけど、こういった事件は待ってくれないということがよくわかった。
例えば娘のてんかんもそうだし、家族の誰かが何か事故に巻き込まれるかもしれない。そんな時に体調が悪いとか、メンタルがやられてるなんて言い訳は通用しないのだ。
問題はいつでも突然やってきて、問答無用で向き合わねばならなくなる。
現実は非情だ。一歩ずつ前に進みたい。