子供が苦手なんだなと気づきつつあるとんぼである。ごきげんよう。
2年前にステップファミリーのお父さんになったこの私だが、冷静に素直に考えたら普通に子供が苦手なんです。
そういうところをちゃんと認めていきましょう。別に子供たちが大好きで妻と結婚したわけじゃないのだから。聖人君子でもないし。
だって、子供って今まで出会ったことない未知のモンスターなんだもん。強敵だよ。
挨拶しても無視される
まず、朝に起きたらおはようっていうよね?私は朝一番には必ずおはようっていうし、おはようって言われたらおはようって返す。
でもさ、
子供って、無視するんだぜ。
朝から気持ち良く清々しい1日にするために、天使の微笑みで「おはよう」って挨拶したら無視されるんだよ。
職場にいた性格の悪いおばちゃんくらいだよ、挨拶して明らかに無視してきたのって。
それなのに子供はナチュラルに挨拶を無視してくる。眠かったり気分じゃなかったりテレビに集中していたりと様々な要因があるのだろう。それはわかる。
私だって子供の時は無理やり起こされたイライラとかで親の挨拶をナチュラルに無視していた記憶もある。
あるし、それで許されるのが親だと思っていた。
でも違うよね。親だって良かれと思って挨拶してるんだよ。無視されて気分がいいわけないし、挨拶くらい返してほしい。
もう一度書く。
挨拶くらい返してほしい!
そんな寂しさからくる怒りがありながらも、そういう時があるのも確かにわかる。大抵は挨拶を返してくれたりもする。
だからこそ、挨拶を無視された時のストレスを飲み込んでいるのである。
朝から挨拶するたびに、無視されるんだろうなとストレスがたまる。最近は朝から気分を害したくないので、私からおはようとも言わなくなった。よくない傾向だ。
おねだりと泣き落としが気に入らない
続いて我慢しているのが泣き落としや、甘えた声でおねだりしてくるのもそう。
例えば朝起きたら朝ごはん食べるじゃないか。子供の健康のためにも、1日を元気に過ごすためにも朝ごはんを出すでしょう?
それを食べずにアイスを食べたいとか言い出すんだよ。そしてその時の言い方がめちゃくちゃおねだり感を出してくる。
「アイス食べたいなー⤴︎⤴︎」
ってさ。
はぁ!?食わせるわけないだろうが!!
という怒り。ふふふ。
こういったおねだり感も好きになれないが、泣きわめくのも辟易する。例えば、息子が朝起きてご飯も食べずにテレビばっかりみている時。
娘と息子は同じ時間に出るから、一人の準備が遅いともう一人に迷惑がかかる。だから朝ごはんを食べるにしても、延々と時間を取れるわけでもない。
それでも遅い時は、「全然食べないから、これが終わったらテレビを消すよ」と最終通告をする。
だが結局テレビばかり見てご飯も食べない。着替えもしない。だからテレビを消したのに、そこから発狂する。
「なんでテレビ消すの!?僕はちゃんと食べてたのに!」
ふ……書いてて本気でイライラしてしまう。もう一度書くけど、今まで生きてきてこんな人間に会ったことがない。
時間が遅れると他者に迷惑がかかる状況で、一切動こうとせず、事前にこれ以上遅くなるならそれなりの対応をすると通告したにも関わらず泣き喚いて要求を押し通そうとしてくる。
モンスターだ。モンスターチャイルドだ。豆腐メンタルの私が耐えられるわけがない。
でもさ、これもわかっているんだよ。眠さもあるし食欲もないかも、準備がだるいだけかもしれんし、テレビが面白すぎて話を聞いてなかったのかも。
だから現実に私が怒ることはない。冷静に、なるべく落ち着いて、全てのイライラを飲み込んで今の状況を伝えるだけ。
家族4人がいるのに
私がよく息子にイライラした件で書くのがテレビの件。息子が自由にYouTubeとかテレビを見るのが許せないという話。
なんでこんなに許せないのか、その答えはこれだ。
家族四人がリビングにいて、テレビも一台しかないしみんながテレビをみているのに、君しか興味がないHIKAKINのゲーム実況動画をテレビで流すかね!?
いや、まじで聞きたい。
なんで!?
何をどう考えたらそんな選択肢が出てくんの!?
君だけのテレビじゃないじゃん。どう見ても君一人だけが好きな動画を見られる状況じゃないじゃん。なんでそれが許されると思ったんだ?
家族全員がテレビ見てないからいいよって状況ならまだしも、すっとリモコンとって勝手にYouTubeや録画リストを起動して見始める。
この自分勝手で周りを考えていない行動が私にはまったく理解できないし、意味不明なのだ。
この怒りは凄まじい。凄まじいけど、この件でも私が怒りを露わにすることはない。
声を抑えて、娘もみてるでしょとか、私も見てるんだけどというだけ。この怒りも飲み込んでいる。
でも実際は、この状況で一人でテレビを見ようと息子が考えたという事実がむかついて仕方がない。
私にとっては未知のモンスター
以上、私の息子への怒りがわかっていただけただろうか。
今さら感もすごいし、しょーもない話。でも、今まで毎日のようにこんな怒りを我慢していることに気づかなかった。ずっと意識せずに飲み込んできたし、こんなの大したことないと思ってた。
ただこの怒りを認めてみたら、出るわ出るわ。今のところおさまる気配がない。
私だって人の顔色を気にするし、無視されたら寂しくなるし、おねだりされて断るのだって嬉々としてやっているわけでもない。
それを飲み込んで飲み込んで、良き父親であろうとか、親はこうあるべきという指針で行動を決めてきたからストレスで体も動かなくなったのかもね。
え、なに5歳児の幼稚園児にむきになってるの?そもそもその程度の覚悟で子連れの女性と結婚したの?
なんて言われても「そんなことはわかっているが、むかつくんだから仕方がない」としか言いようがない。
初っ端から最高の親になんてなれないよ。自分のことをめちゃくちゃいい人だと勘違いしてたんじゃない?
ないない、ふっつーに5歳児にぶちぎれだし、やってられんとサジを投げたくもなる。
この人間くささがいいじゃないか。そしてそのちっちゃい自分を受け入れた上で、前に進もう。
5歳児にメンタルやられてたまるか、乗り越えるしかないだろうが。なめんな!