昨日は「みんな消えたらいいのに」と思っていたとんぼである。ごきげんよう。
同じ空がどう見えるかは心の角度次第と言っていたきゃりーぱみゅぱみゅさんの言葉は本当だったんですね。
さて、最近は心の闇ばかり吐露してきたこの私だが、ただ吐き出し続けるだけじゃなく前に進まねばならない。
そこで今回は、少し新たな手法を紹介していきたい。
愛少女ポリアンナ物語
30年以上前に放映されていた世界名作劇場、愛少女ポリアンナ物語をご存知だろうか?
こんなの。
私が見たのは10年以上前なので記憶も定かではないが、この主人公ポリアンナの特技だけはよく覚えている。
それが、よかった探しだ。
日々生きていく中でよかったこと、嬉しかったことを探すのが得意なこの少女。結構長いアニメだけど、全編通してよかった探しが話の軸だった気がする。
現実はしっかり見た上で、現実を受け入れた上で、その中でもよかったことがないか探す少女の話。
後半では交通事故にあって歩けなくなるポリアンナ。めちゃくちゃ落ち込んで人が変わってしまうというシビアな展開。
でもポリアンナは気づくのだ。確かに足は動かなくなったけど、まだ生きてる。他にもできることがあるかもしれないし、これだけ心配してくれる多くの友人がいることもわかった。
こんな辛い状況だけど、こんな状況だからこそわかったこと、よかったことってあるんだよ。
とかそんな話。多分。
調べてたらポリアンナ症候群という言葉もあるようで、現実を直視せずにいい部分にだけ目を向ける心理状態を言うらしい。
でもポリアンナさんは現実も直視してるから、実際はポリアンナ症候群ではないのです。
現代版よかった探し、ベネフィットファインディング
そしてこのよかった探し、ベネフィットファインディングと呼ばれるストレス解消テクニックにとてもよく似ている。
辛い過去、傷つけられた記憶、思い出したくないトラウマ。こういった過去のネガティブな経験に、ベネフィット。すなわちよかったことを見つける作業のことをベネフィットファインディングと言う。
かなり重いトラウマにも使えるらしいが、問題があるとすればこの作業をするには本人が決断するしかないということ。
例えば、飼っていた猫が亡くなって悲しんでいる人に「その猫が死んだからこそ得られたものがあるんじゃないか?」と言ったら縁を切られるだろう。
辛い、悲しい状況からよかったを探すには、どうしたって自分で決める必要がある。
あの経験は確かに辛く、耐え難いものであったが、その経験があったからこそ得られたものがあったと、自ら探す必要がある。
それがベネフィットファインディングなのです。
実際にメンタル強化になったり、うつや心臓病リスクが低下するらしいぞ。
ステップファミリーの父になった苦しみもよかったことも
というわけで、このベネフィットファインディングを今日からやっていこうかなと考えている。
最近の私の心の闇は、主に子供達。生意気な口調とか、意味不明な論法とか、普通に理解できない存在であるとか。
気づけば子供達には愛情どころか憎しみを抱きつつある。
まあ、別にそう思うのは悪いことじゃない。それが本音なのだから隠しても仕方がない。イライラするのもムカつくのもそれが私である。
ただ、それだけじゃないよねってことだ。
イライラしてムカついて、本当にそれだけか?子供達がいたことで得られたことはそれ以上に多くあるはずだ。
1週間近く怒りを吐き出し続けてやっと、少しはよかったことを探してもいいかなぁと思えてきた。大きな進歩ではないか。
この「少しは前向きに考えてやってもいいかな」って状態になるのが結構難しいんだよ。怒りと憎しみのパワーがすごくてさ。
まずは自分の本音を書きなぐって心の闇が薄まったその隙をついて、よかった探しをしたい。
闇の衣を払わないとゾーマにダメージが通らないでしょ?そんな感じ。おやすみ。
参考書籍