こんばんは、ステップファザーのとんぼです。
本日は少しテイストを変えて、私とんぼの本音を探っていきます。
果たしてステップファミリーの父となったとんぼは、本当に子供が好きなのか?最初から子供を愛したいと言っていたとんぼは、本来は子供が嫌いなのではないか?
そんなとんぼの心の闇に迫ります。
子供と接した経験は?
2年前の春に子供達と同居を始めたとんぼですが、それまでに子供という存在と接したことはほぼありませんでした。
生まれたばかりの姪っ子はまだ赤ん坊で言葉も話せずかわいいものでしたし、結婚前に子供達とお出かけしたりお泊まりした時も、いいおじさんであろうと必死です。
子供の嫌な部分なんて目に入りませんし、特に子供に苦手意識もなかったのです。
このような少ない経験から、当時のとんぼは子供を好きでも嫌いでもないと考えていました。
さらに同居を始めたばかりの娘も息子も幼く、ほとんどまともな会話ができるレベルではありません。
それもあって、とんぼは理解していなかったのです。子供というのがどういう存在なのかを。
良き父であろうとする裏側の緊張感
とんぼは結婚してから四人家族となりました。当然二人の子供ととんぼには血の繋がりがありません。
とんぼは必死でした。子育てなんて何もわかりませんし、子供達とどう接していいかもわかりません。妻なしで子供達と三人で過ごすのが苦痛でした。
しかし、とんぼはもう父になったのです。家事や着替えに送迎、また子供達とのコミュニケーションなど子供達から逃げるわけにはいきません。
どのように接したらいいかと毎日必死に考えながらも、とんぼは常に緊張していました。子供達がいると、くつろぐこともできません。
子供達から何かを話しかけられるのが嫌でしたし、遊ぼうと言われるのも困りもの。一度でも遊ぶと、しつこくおねだりされるのも嫌でした。この一回だけ、が子供には通用しません。
子供達が満足する対応をしなければ露骨に嫌な顔をされてしまうことが、とんぼの心に深く突き刺さります。
当時のとんぼは気づきませんでしたが、数十年生きてきて、ここまで自己中心的な存在には出会ったことはありませんでした。
子供達が成長して気づく
このように良き父であろうと必死に、自分のストレスに目を背けながら生活したきたとんぼの心は二年の月日を経てズタズタになります。
子供達は一緒に暮らし始めた当初から成長し、今では言葉を喋り、以前とは比べ物にならないほどの自己主張をし、さらに泣きわめいたり大声を出すなどの親をコントロールする処世術を覚えました。
とんぼはもはや何がなんだかわかりません。日々変わる子供達に、そして積もり積もったストレスにどう対応していいかもわかりません。
とうとう、とんぼは倒れてしまいました。朝起きても体が動きません。子供達を学校に送るので精一杯で、昼間も眠り続けます。
ベッドから天井を見つめながら、とんぼは考えました。
「いつから私はこんなにストレスをためていたんだろう」
そう感じたとんぼは、自分の本当の思いを吐き出すことにしました。PCに向かって、鬼のような顔をしながら思いを打ち込んでいきます。
そして気づいたのです。
あぁそうか。私はもともと、子供という自己中心的な存在が嫌いだったんだな。
そんな思いを認めることができず、良き父であろうとずっとずっと我慢してきたとんぼの心が壊れてしまうのも当然といえます。
そのことに気づいたとんぼは、薄暗い部屋で一人で笑っていました。
なにこれ
ここまで書いたんだけど、なにこの記事。くだらなすぎない?
でもまぁ、間違っちゃいない。もともと子供とがっつり接したことがなかったから、子供が好きか嫌いかわからなかっただけ。
実際に接してみたら、子供って自己中心的で人の気持ちがわからないしうるさいから嫌いだなーってわかったという話だ。
本来であれば、自分の分身であるとか自分と血が繋がっているとかで無条件の母性や父性が発動するのだろう。
でも私には血の繋がりがない。普通の親がもともと備え持つ愛情が存在しない。
実の親でさえ子供にイライラしてノイローゼになったりするんだぜ、わかってたんだけども、ステップファザーってのはかなり難易度の高い環境であることは再認識したい。
そして子供は嫌いだと再認識した上で、息子や娘に対するストレス問題は乗り越えられる問題だし、親になった以上乗り越えたいと考えている。乗り越えるつもりで結婚したし。
子供達は私が耐えられないほどのストレスを与えてくれるありがたい存在だ。これをクリアすれば絵本のような幸せな家庭が築けるだろうし、あらゆることに動じない鋼のメンタルが得られるだろう。
というか、乗り越えられなければ殺されちゃうよ。一世一代の勝負である。