この時期になると祭りにいく機会が増えるとんぼである。ごきげんよう。
ステップファザーとなって三年目。毎年のように夏祭りに行くので段々と慣れてきたものの、こんなん子供がいなかったら絶対行かないよね。
今年は既に三つくらい行ったかな。そんな祭りの話をしたい。
夏祭りは大変なんよ
祭り好きな人も多いだろうし、誰しも子供の頃に祭りに一度は行ったことがあるんじゃなかろうか。
神輿が出るような大きな祭りから、ちょっとした余興や屋台だけの小さな祭りまで。地域によって様々な祭りがある。
私はもともと超インドア派。祭りなんて好きじゃないし、人混みも嫌いだし、屋台で並ぶくらいならコンビニでおにぎり食べて帰ります、という感じ。
それでもデートや友人との集まりであれば、まだゆったりと出し物を見て回って楽しめるんだろう。
だが現実は違う。今の私には子供達が二人いる。そうなると、決してふらーっと楽しめるなんてものではない。
まず人混みが超しんどい。人混みはもともとしんどいのに、子供達と手を繋いではぐれないように、子供達が怪我しないように注意しながら歩かなければならない。
そして屋台がマジで目に毒だ。あれもほしい、これも食べたい。買ったら買ったで、これじゃなかった、あれがよかった。
とまぁ、とにかくしんどいのが夏祭りである。
祭りって行くまでもきついからね。駐車場なんてないので、電車やバス、また特設のシャトルバスなどを利用する必要がある。
結婚して2年半で何度祭りに行ったかなぁ。10回は超えている気がする。知らなかったのだが、夏は隔週ペースで祭りがあるのだ。小さいのから大きいの。
まさか私がこんなに祭りに行くことになるとは思わなんだ。日本人は祭りが好きなんだね。
結婚しなかったら経験しなかったこと
そんな愚痴ばかりを書いてみたけども、実際はまんざらでもない。祭りはどうも好きにはなれないが、花火を見られるのは悪くない。
最近行く祭りでは、かなり花火に気合いをいれているものが多かったりする。
私が花火を間近で見たのは幼少期に一度あるかないか。両親が祭りに連れていってくれた記憶も一度あるかないか、屋台で何か買ってもらった記憶もない。
祭りがあると、自宅のベランダから遠くに見える花火で十分に満足していたりした。
でもさでもさ、やっぱり花火はすぐ近くで見たら迫力が違うのだ。30代の私でも、圧倒されるほどすごい花火ってあったんだよ。
こんな感じの色とりどりの花火も綺麗だし。
特にみんな大好きな、キラキラするこの花火。
写真じゃ伝わらないね。画質も悪いし。
ただ、空いっぱいに、視界いっぱいに広がるこの花火は、私がこれまでの人生で見たどの花火よりも美しかった。
うわぁ、すっげぇ……
そんな声が無意識に漏れて、終わったら拍手せざるを得ないほどの花火。
人の力でここまでのものが作れるんだね。大自然にすら匹敵するほどのパワーであった。素晴らしい。
結婚して子供達がいなければ、わざわざ夏祭りに行って花火を見るなんてことは絶対にしなかっただろう。
遠くから見て、花火なんてこんなもんだと満足して一生を終えたはずだ。
だから、まぁ、こんな花火を見せてくれた子供達に感謝してやってもいいね。
子供達とできること
以上、夏祭りの花火を楽しんでるという話であった。
夏祭りだけじゃなくて、他にも子供達がいなけりゃ絶対にやらないことって多くあるはずだ。
メダルゲームとか、スケボーとか、虫取りとか、トランプにブロック遊びもそう。
せっかく子供と一緒に遊べるのだから、食わず嫌いせずに一度は一緒にやってみてもいいのかもしれないね。
子供の頃にできなかったことを、今子供達と一緒に経験してみる。これは、なかなかに乙なものではなかろうか。