ステップファザーにできること

発達障害の娘とやんちゃ息子の父によるステップファミリーの話

腹痛で幼稚園を休んだのにすこぶる元気な息子に怒りがあふれ出る話

昨日は息子の幼稚園を休ませることになったとんぼである、ごきげんよう。

 

以前にもあったのだが、子供の体調不良を見抜くのがめちゃくちゃ難しい。本当ならまだいい。だが、もしウソだったら?

 

判断も難しいし、実際どう対応すべきかわからん。さらに仮病なら怒りまで湧いてくるから困ったもんだ。

突然の腹痛

朝の送迎時のこと。幼稚園近くにある駐車場に車を停めた時に、突然息子が言い出した。

 

「お腹が痛い」

 

ほぉ、まあでもちょっとお腹が痛いくらいなら幼稚園いける。少し遊んでいたら治るだろうと話すも、この日の息子は結構しつこい。

 

「お腹が痛いから、遊べない。休みたい」

 

げ、休みたいのか。まじか、じゃあ何でもっと早く言わないんだよ!と少しイライラし始める。

 

いやだって、朝に妻を見送りに行くといってダッシュで駐車場まで走って行ってたし、朝食のフルーツもモリモリ食べてたし、送迎時の車でもポケモンの話をぺちゃくちゃうるさいし。

 

こいつ、やってんな。って思うでしょ?本当に痛いのかと、嘘ついてんじゃねーかと100%疑いの眼差しで見てしまったのである。

 

だが、疑いつつもわからないのだ。本当に嘘なのか。

 

1から5で言えば今の痛みは4くらいだと。さっきまでは痛くなかったと。車内はエアコンで涼しいのに、なぜか汗もかいている。

 

これが冷や汗なのか、朝の無駄なダッシュでかいた汗なのか。わからない。わからないわからない。

 

結局どうしようもなかった私は妻に電話し、義母が息子を見てくれることになった。私はうさぎの病院があってね。

 

義母宅まで送った息子は、けだるそうな顔をしてテレビを無表情で見ていて話しかけても無反応。

 

うーん、わからん。

怒りと葛藤と

その後夕方になって、義母から今日の息子の様子を聞いたところ。

 

義母宅についた息子は最初はだるそうにしてたが、すぐにいつも通りの元気を取り戻して昼ごはんも完食。食べまくったという。

 

さらにポケモンのDVDを借りてきて、映画を楽しそうに二本見たらしい。

 

この話を聞いて、イライラしてくる。結局仮病かよ、と腹立たしくなる。さらにこの日は水曜日で、息子のテレビの日だ。

 

夕方に義母宅から息子を迎えれば、自宅に帰ってきた息子はYouTubeを見ることになるのだ。

 

ありえなくね!?

 

仮病で学校休んで、好きなDVD見まくって、夜はYouTube見るって!?はぁ!?それはないわ、ふざけんな。

 

息子が帰ってくる前から、頭が真っ白になるほどの怒りに襲われる。自分でもここまで怒るかというくらいに、はらわたが煮えくりかえっている。

 

仮病で休んだやつに好き勝手に楽しいことさせてたまるか!お前は損をしろ!

 

そう思う反面、理性もまだ少し残っている。

 

いや待て。本当にお腹が痛かったのかもしれないじゃないか。疲れて、少し休みたかっただけかもしれない。学校に行きたくない理由があったのかも。

 

そもそも私は最初からずっと息子に対して疑いの目を向けている。こいつは嘘八百の仮病クソ野郎だとまったく信頼していない。

 

これではダメなんじゃないか。息子が学校に絶対に行かない!と決めたなら、それを覆すことはできないのだ。無理やり引っ張って行くつもりもない。

 

なら私にできることは何か。息子がどのような選択をしようが信頼することじゃないか。うそをつく息子ごと信頼してみようじゃないか。

 

そんな怒りと葛藤で頭がぐるぐると回っていた時に、妻が息子を迎えて帰宅。

 

この時の私は短時間でもYouTubeを見せてあげてもいいレベルまで落ち着いていたが、逆に妻が怒っていたね。

 

「今日はYouTubeはなし、早く寝るよ」

 

その号令通り、YouTubeは無しで強制就寝となった。息子は最後まで納得していない様子だったぞ。

結局は行きたくなかっただけらしい

妻からあとあと話を聞けば、息子は学校で嫌なことがあったらしい。女子のグループに仲間はずれにされたとか、嫌がらせされたとか。

 

どこまで真実かはちょっとわからん。が、幼稚園生ともなれば複雑な人間関係が少しずつ出てくるのだろう。

 

グループとか、クラス内のヒエラルキーとか。うわぁ、吐き気がするね。2度と行きたくねぇ。

 

息子が絶対に行きたくないとか、何度も仮病を使うとかなら真剣に考えるべき問題だよねこれ。一応今回は1日休んで、少しは息子も気分転換ができたようだった。

 

「今日は少しは行ってもいい」

 

そう今朝に言っていたから。

 

はー、子供達が登校拒否になった時に、受け止めきれるかなー。休んでインターネットサーフィンしたり動画見てへらへらしてたら正気を保ってられない気がする。

 

えぇ、10年ひきこもっていた私がまさにそんな感じだったんですけどね。