ステップファザーにできること

発達障害の娘とやんちゃ息子の父によるステップファミリーの話

ストレス対策だから堂々とフィクション小説を読んでも問題ない話

本が好きなとんぼである、ごきげんよう。

 

背の高い大きな本棚に囲まれて暮らしたいという夢があったりするのだが、なんと本を読むのがストレス解消にいいというのだ。

 

少しずつ生活の土台ができてきたので、読書を始めてみるぞ。

実用書ばかり読むとんぼ

私は本が好きだ。特に今の自分が欲している問題を解決してくれる本が大好きである。

 

自己啓発本が好きな時もあったし、毎日の不安を慰めてくれる本が好きな時期も。デールカーネギーとか。それが少しずつ変わっていって、現在読んでいるのはもっぱら実用書ばかり。

 

食事制限がどうとか、ストレス対策がどうとか、時間管理術に片付け、集中力の向上などなど。そんなんばっか読んでいる効率厨でもある。

 

フィクション小説も嫌いではない。有名どころだと、レ・ミゼラブルや赤毛のアン、ハリーポッターあたりは何度も読んでいたりする。

 

ハルヒやスレイヤーズなどのラノベも好きで、活字に抵抗はない。面白そうと思ったものはなんでも読む。

 

でもね、子育てや仕事を軌道に乗せるためにいっぱいっぱいという現実が厳しい状況で、フィクション小説の世界に没入してるわけにもいかないでしょう?

 

だからここ数年、実用書ばかり読んでいる。小説なんて読んじゃいけないと思っていたのだ。

 

だがメンタリストDaiGo氏のストレスの本を読み返してみたところ、なんと1日に30分小説を読むだけで相当なストレス軽減効果があると紹介されていた。

 

複雑な感情を描くような純文学だとさらにいいという。

 

え!?つまりストレス対策という名目なら好きに小説読んでいいってことじゃん!?むしろ読まない方がおかしくない!?

 

というわけで、さっそく大手を振って小説を読み始めることにした。

読みたい本がないという事実

よし、じゃあ今から文学小説を読むぞ!

 

意気揚々と図書館へ駆け出した私だったが、図書館にて驚愕の事実を思い知ることになる。

 

読みたい本がないのだ。ただストレス対策のために読もうと思っただけで、読みたい本なんて一つもない。興味がある作家もいない。

 

今まで読んだきた小説は、自然に興味を持ったから読んだのだ。興味がない状態から面白そうな本を探してまで読むほど自分が小説が好きではないと気づく。

 

映画やドラマ、アニメもそうだが、新しいものを手に取るのはパワーも使うし時間も使う。自分で探してまで、そこまでして本を読みたくない。

 

急に面倒臭くなって帰ろうかとも思ったが、今回はせっかく図書館まで来たのだ。何かびびっと来る作家や本はないものかと、1時間近くふらふら見て回っていたところ。見つけた。

 

宮部みゆきである。

 

PS2に『ICO』という不思議な雰囲気のゲームがあった。そのゲームを宮部みゆきが絶賛しているという紹介を見たのを覚えている。15年くらい前かな。

 

あぁ、小説家でゲーム好きな人いるんだなぁと思って、『ICO』を買ってプレイしたのだ。女の子と手を繋いでお城を脱出するゲーム。

 

結局クリアできなかったのだが、あの紹介を見た瞬間になぜか宮部みゆきという名前が私の頭に刻まれた。なんでだろうね?不思議だね、人間の脳って。

 

ちょっとしたシンパシーも感じたし、こういうのに従うのが大事だろうということで宮部みゆきの本をチェック。

 

なんとなくこちらの本を借りてみた。表紙がとっつきやすそうだったからね。

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本の世界に入る毎日

この本を借りてから、寝る前に毎日30分の読書時間を設けている。

 

純文学の定義がいまいちよくわからないと前置きをしつつも、この本は今の私にはちょうどよくてスラスラ読めて世界にも引き込まれる。気づいたら夢の中にいる感じ。

 

映画のように映像を見るものとはまた違う。毎日こういう時間があるというのは、ストレス解消にはもちろん、楽しみとしても素晴らしい。続けたい。

 

実家からハリーポッターも全巻引っ張り出してきたので、順番にまた読み返していこう。スネイプ先生に会いに行こうぜ。

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余談だが、この記事を書くために宮部みゆき氏を調べたところ。この宮部みゆきって人あれじゃん。『ステップファザー ・ステップ』書いてる人じゃん。

 

私のブログ検索したらいつも出てくるやつだ。まじか、この人だったのか。これも何かの縁なので、今度読んでみて感想を書くことにする。