ステップファザーにできること

重度知的+発達障害の娘と、二人のやんちゃ息子の父によるステップファミリーの話

公平さに異常なこだわりを見せ、子供達に押し付ける悪癖を治したい話

先日、久々に息子にぶちぎれたとんぼである、ごきげんよう。

 

怒りの中でもわかっていたんだよ。何で私はこんなことで怒っているんだ?ここで怒っても意味がないと。

 

それでも怒り優先で色々やっちまったのだけど、今回はあの怒りを考察する会とする。

公平であることへのこだわり

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例えば勇敢さ・ユーモア・希望・誠実さなどなど。自らが持つあらゆる性格的特徴の中で、強みは何かを診断してくれるテストだ。ランキング形式で診断されるためわかりやすい。

 

少し時間はかかるけども、やってみれば何か新しい発見があるやも。ちなみに私が過去に診断した結果がこちら。

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さて、上の画像でわかるとおり私の強みの第一位が公平さである。

 

人は生まれながらに不平等であると理解しているぞ。生まれた環境、時代、親、兄弟。あらゆるすべてが不平等だ。

 

理解はしているけれども、理不尽な不平等は好きじゃないのだ。努力したならそれが報われたらいいと思うし、全員に分け与えられたものがあるなら、公平に全員に行き渡るべきだと思っている。

 

それもあって、子供達、特に息子の行動を許せないことが多い。

 

例えば、朝食にパンを出したとしよう。そのパンは5個入りで、食べるのは妻・娘・息子の3人だけ。

 

公平さを愛する私の理想としては、例えば娘と息子が2個ずつ食べて、妻が1個食べる流れがベストだ。だいたい娘は2個も食べないので、その余った分を妻が食べる、とちょうどいい。

 

それなのに、気づいたら「おいしかった」といって、子供達は妻のパンを残さずにすべて食べてしまっていたりする。

 

そうなると確実に気分を害してしまう。

 

なんで?お前たちだけのパンじゃないんだが。妻も食べるはずだったのに、悪びれもせずによくまぁ食べられるもんだな!

  

難しいのは、娘が重度の発達障害であること。この娘が妻の分まで食べてしまったとして、それを怒る気にはなれない。

 

仕方ない。わからなかったのだ。一言注意をするにしても、イライラのしようもない。わからなかったんだから、仕方がない。

 

でも息子なら違う。

 

くそが!わかってたくせに食べやがったな!絶対許さん!死ぬまで許さん!

 

となってしまうのである。

 

こういう公平さに対する怒りがよく湧き上がるのが、テレビに関すること。テレビは私を怒らせる要素が大きく詰まっている。

 

・息子しかリモコンを扱えないこと

・子供達二人ともテレビが好きなこと

・二人とも見たい番組が違い、一つずつしか見られないこと

・見るものによって、大きく時間が違うこと

 

くだらないかもしれないが、息子が娘に何も言わずにリモコンをぽちぽちしただけで異常な怒りを覚える。

 

好きな番組を交代ずつ見てね、と告げたのに、娘に短い番組見せた後に自分はめちゃくちゃ長い映画を選んだりすると、言葉では言い表せないほどの怒りに包まれる。

 

先日の話をしよう。休日の昼間、妻と子供達の3人でディズニー映画を見ていた。途中で出かける時間になったので止む無く映画は中止。続きは夜にみようとなった。

 

その夜の帰宅後、料理担当の私以外の3人は風呂に入っていたのだが、息子だけ急いで先に風呂をでてきて、こう言った。

 

「ママが、僕だけ先に出て昼間の映画の続き見てていいって!」

 

この日の私はすこぶる機嫌がいい。よく笑ってよく喋る日だった。それなのに、この息子の言葉に一瞬でぶちぎれた。

 

はぁ!?何でお前一人で続きを見るんだよ。妻も娘も続きを見たいのはみんな一緒だろ、なに先に風呂を出て一人で見ようとしてるんだ?絶対に許さん!死ぬまで許さん!

 

家族を差し置いて一人だけ楽しみを享受しようという思想に怒りが止まらない。 妻にも、何でそれを許可したのかと憤慨した。

 

そう怒りながらも、この怒りが異常であるとわかっているんだぞ。こんなことでここまで怒るなんて、頭おかしいなって思っているぞ。

 

これが私の強み「公平さ」の力であるな。

公平さと公平感の話

結局愚痴の話だと思うじゃないか。違うんだなこれが。書きたかったのは「これからどうするか」である。

 

私がいう「公平さ」とはつまり、”私が公平と感じるかどうか”という主観に左右されるものであって、客観的な事実とは一切の関係がない。

 

私にとっては公平であっても、他者からみれば不公平かもしれない。もっと娘を優遇しろ!という人もいれば、息子をもっと優遇した方がいいという意見もあるだろう

 

私の基準なんて絶対的なものじゃない。

 

ただ自分の好みにあわないからと、自分の意見を押し付けているだけ。押し付けて、怒り、恐怖でねじ伏せようとしているだけ。

 

いいんじゃないの。息子が「俺のものは俺のもの。お前のものはお前のもの」というジャイアン的思想を持って生きたとして、それが何だというのか。

 

それでも息子を愛そうとするはずだし、周りから恐れられ嫌われるかもしれないリスクを負うのは息子だ。私ではない。

 

とはいえ、そんな態度を放置しようという話ではないぞ。気に入らないなーと思った時は、今までのように怒るのではなく、

 

「私ならこうするかな」

「私はこういうやり方が好きだよ」

 

という参考意見な感じで話をしてみることにしよう。その後どうするかは子供達次第で、思い通りに動かなかったとしても受け入れる姿勢をもとう。

 

うむ。そう書くのは簡単だけどねぇ。現実はなかなか厳しい。ジャイアンなんて、映画以外だとクソ野郎以外の何者でもないからな。