ステップファザーにできること

重度知的+発達障害の娘と、二人のやんちゃ息子の父によるステップファミリーの話

なぜ世界中の人が成長マインドセットを維持できないのか身を以て知る

今朝はブログをやめてしまおうと考えていたとんぼである、ごきげんよう。

 

もう何もかも嫌になってね。1年以上、毎日書き続けてきたこのブログすらもおやすみしてもうやめてしまおうかと考えていた。

 

何とか自らを奮い立たせて今こうしてブログを書いている。ただ、相当に難しいなと思い知らされている。

なんでみんな成長マインドセットをもたないの?

最近のもっとも熱いワードが成長(しなやか)マインドセットである。

 

何か逆境や問題に直面した時に、どうすれば成長できるか、よりよい未来を作るためにはどうすればいいか考え、努力する。そうすれば、必ず道は切り開けるという信念のようなものだ。

 

この考え方ってすごく少年ジャンプ的で魅力的。どんな障害があっても成長マインドセットさえあればいずれ乗り越えられる気がする。

 

だからこそ、成長マインドセットの存在を知った時に思ったんだ。

 

こんな重要なマインドセットがほぼ解明されていて、すでに本にもなっててネットにも情報が転がっている。なら、世界中の人がみんな成長マインドセットになっててもおかしくないよね。

 

今となっては、この考えがどれだけ甘いかわかる。成長マインドセットという存在を知ったところで、それを維持するのがどれほどに難しいか。

 

成長マインドセットを維持するために、成長マインドセットが必要だと言ってもいいほどだ。しょーもないけど。

 

世界にはいまだに硬直マインドセットの人が多くいる。私もそうだが、誰もが一時的に何かのきっかけで成長マインドセットに切り替わることはあっても、それを維持することができないのだろう。

 

考え続けること、前に進み続けることは相当に険しい道なのだ。

毎日綱渡りのとんぼ

現在の私は、うつ病で動かない体をいい方向に持っていこうと、カリフォルニア大学式人生改造プログラムとやらに手をつけている。

 

6週間続くプログラムで、運動や瞑想、勉強などで毎日5時間使う。

 

私にとって、このプログラムは超重要だ。この不調の体を、ここらで一気に回復したい。人生を改造したいから、本気で取り組んでいる。

 

しかし障害が当然ある。無職とはいえ、5時間は結構な時間だ。他にもやるべきことはあるし、子供達のイベントや行事、同行せねばならない予定もある。

 

こういう予定が一つ入るたびに、硬直マインドセットに切り替わる。

 

あぁ、もう無理だ。またダメだ、邪魔が入った。どうしようもない。

 

切り替わった自分を、あらゆる方法を尽くして成長マインドセットに切り替える。

 

いや、まだ終わりではない。こうすれば問題なくプログラムを遂行できる。よく考えてみれば、この予定が入ったところで大きな影響はない。

 

とか。とにかく前に進むために、マインドセットが切り替わるたびに、それを認識して、成長マインドセットに切り替える。

 

ただ、連続で続くと厳しい。昨日は元気もなかった状態で、なんとかプログラムを遂行した。かろうじて夕飯を作るも、息子に話しかけられまくってイライラ。

 

もう疲れた。明日もプログラムかよ、はぁ。いやでいやでたまらない。プログラムもうやめたい。ご飯も作りももういやだ、めんどうくさい。いやだいやだいyだいぢゃぢぃあyぢあyいだyいやだ!!!!

 

と硬直マインドセットになったところで、寝る前に筆記開示を行い、さらにセブンコラムを書いて気持ちを落ち着ける。

 

だいじょうぶだ 。疲れがたまっているなら睡眠時間を増やしてみよう。激しい運動がきつい日はヨガに変えてもいい。昼寝を導入するのもいいだろう。

 

他にも方法はいくらでもある。問題はない、よしいけるぞ!

 

と切り替えた直後、妻が新たな予定をぶちこんできた。月曜日の夜に友達とご飯食べに行くという。娘は義母に預けて、私に息子と二人で過ごせという。

 

あ、あぁ。い、いいよ。君が友達と遊びにいくのも重要だよね。そうだね、重要だよね。行ったらいいよ。うん、そうか。妻なしで、息子と二人か。

 

あぁそうか……そうか。

 

はぁ。またイレギュラーな予定か。またか。また私一人で子供達と過ごすのか。人生を左右する重要なプログラムをやっている最中だというのに、なぜこんな予定を今の私に課すんだ?

 

たった6週間だろう。たった6週間くらい、遊ぶ予定は省いてくれてもいいいんじゃないか?なんで今その予定を私に言ってくるんだ?

 

もういい、もういいよ。うんざりだ。何もかもうんざりだ。明日も早起きする予定だったけど、もうやめよう。くだらない。無意味だ。こんなプログラムやってても意味がない。どうせ邪魔される。

 

何もかも邪魔をされる。何の意味もない。こんなに忙しいのに、ブログ書く意味もないわ。全部やめよう。もうすべてを捨てて眠ってしまおう。

 

あほらし。

  

という感じでアラームもかけずに眠りについたのである。

 

何度となく襲ってくる逆境があっても、その度に成長マインドセットを維持し続けるのがいかに難しいかがわかるな。

自らを鼓舞し、奮い立たせろ

結局今朝は6時から瞑想するはずが、不貞寝して7時半まで寝続けた。まじで気分が悪い。娘もイライラしてるし、地獄そのもの。

 

もう全部やめてしまおう。ブログも休みますと投稿して眠ってしまおう。

 

最悪の気分で送迎を終えたが、最近はプログラムの一貫で勉強していてね。ストレスで逃げたくなった時に、どう考えたらいいかという指針が一つあって。それをふと思い出した。

 

今ここでストレスから逃げた時の代償は何か考えろ

 

逃げた時の代償。ブログは一年以上更新している。アクセス数は増えない過疎ブログだが、せっかく続けてきた成長の記録だ。これが途絶えるのは、本当は惜しい。続けたい。

 

プログラムだって、体は元気なのだ。気分が悪いだけ。何もやりたくないという気分なだけ、やろうと思えば今からでもできる。続けていけば、うつ病も治るかもしれない。やめたら、きっと体は動かないままだろう。

 

今このストレスで自暴自棄になって逃げだせば、この先さらに大きなものを失うことになる。

 

ならやるしかないだろう。死ぬ時に後悔しないために。

 

イライラしながらも、瞑想や運動をするメリットを一つずつあげていき自らを鼓舞する。好きな歌を聴いてテンションをあげ、前に進むしかないと切り替える。

 

予定を組み替え、どうやったら今からスムーズにプログラムが遂行できるか、ブログがかけるか考える。

 

そんな感じでどん底からなんとか這い上がり、本日も瞑想1時間、ストレッチ1時間、HIITを90分に勉強も90分やったし、MoodMintもやって今ブログを書いているという流れである。

 

このように、ちょっとしたことやどうでもいいと思われるかもしれないことで、一気にどん底まで落ち、硬直マインドセットに切り替わる。

 

これやばいぞ。成長マインドセットに切り替える方法を山ほど用意しておかないと、容易くこなせる予定一つに殺されるぞ。息子と二人で過ごすのなんて、実際はたいしたことないというのに。

 

このような経験を経て、成長マインドセットを維持する道がこんなに険しくて、硬直マインドセットに戻ることが如何に楽で容易なことなのか知った。

 

こりゃ成長マインドセットな人が量産されないはずだわ。成長マインドセットを植え付けてくれる先生やメンターがいたらいいのだが。その教える立場の人たちも相当な意志の力を持っているのだろうね。

 

しょーもない日記なのに、3000文字も書いてしまった。やれやれだわまったく。