ステップファザーにできること

重度知的+発達障害の娘と、二人のやんちゃ息子の父によるステップファミリーの話

うつと闘い続けた2019年をブログ記事を紹介しながら振り返る会

今年はあっという間に終わってしまったと感じているとんぼである、ごきげんよう。

 

人それぞれ、成長したり失敗したりと変化があったはずだ。私はといえば、2019年を漢字一文字で表すとすれば「鬱」になる。笑える。

 

せっかく毎日アホみたいにブログ書いているんだから、記事でも紹介しながら振り返っていきたい。

とんぼの2019年の歩み

1月

まず元旦に更新した記事がこちら。

◆毎日がつまらない感覚とET-KING「ギフト」のMV

 

うわぁ、幸先わるすぎるだろ……誰が好き好んで、新年早々こんな記事読むと思ったのか、理解しかねる。

 

まぁ、2018年から絶不調で、吐き気を催しながら毎日仕事していたから。年が明けても気分が乗らないのは仕方がない。あとはこれかな。 

◆私が本当の父親ではないことを5歳になる息子に告げることにした話

 

息子に真実を告げたこと。あれからもう一年ほど経つ。今は心底思うぞ。

 

息子に言っててよかったー!!

 

まじで。本棚からふと絵本を取り出したら、前の苗字の息子の名前が書かれていたりするからね。もう文字も読めるようになってしまって、隠すのもしんどい。

 

たまーに昔の話とか、本当のお父さんの話をしたりする。

3月

娘の暴力もてんかんも悪化の一途を辿ったため、妻の実家近くに引っ越したのが3月。

◆我が家の引っ越しが稀に見るぐだぐだで書くのも恥ずかしい話

 

まじで体も重いし何もやる気がしないし、しかも仕事もやらなくちゃいけない。この時の地獄っぷりは思い出したくもない。

 

仕事が嫌すぎてたまらなかった。だって体も動かないし頭も回らない。誰かと会話するのも嫌だし、子供達にもイライラして何がなにやら。

 

過去の記事を見返せば、笑える思い出も見つかった。息子の卒園式。ひどかったなーこれ。

◆息子の卒園式に娘も参加させたら奇声をあげ暴れまわって地獄を見た話

4月

4月も4月で体調が悪い。この記事とか。眼精疲労だと思っていたんだよなー。

◆眼精疲労がやばすぎて8時間眠って運動してコーヒー飲んでも眠い話

 

すべてが上手くいっているはずなのに、なんでこんなに体が重いのか。原因がまったくわからないまま、地獄の毎日を送っていた。

 

今思えば、ずっとストレスを押さえ込んでいたんだろう。初めて、息子と大声で怒鳴り合いをした日の記事も残っている。これは生涯忘れない。

◆息子と修復不能レベルの大げんか中のため今日のブログはお休みです

 

パパのばかやろーだって。地獄だったわー。この時期かな、子供達への怒りに燃えていることに気づき始めたのは。 

◆思えば、私はずっと息子に怒っていたのかもしれない

5月

育児も仕事もギリギリの状態で毎日を過ごしていたところ、ブログで衝撃的なコメントをもらう。一部引用したい。

 

それは立派なうつ症状ではないですか?

 

このコメントが私の人生を大きく動かした。それまでの私は、自分がうつ病のわけがない。これでうつ病だなんて言ったら、本当にうつの人に申し訳ないと感じていた。

 

さらに隣で私を見ていた妻も「うつなんてない!大丈夫!ないものはない!」というポジティブ思考で、絶対にうつを認める気がなかった。

 

しかしよくよく考えてみたら、うつっぽいのだ。体が動かない、手に力が入らない、すぐに落ち込み、それが数日続き、人と会うのが怖い。

 

うつだと指摘されて落ち込むというより、むしろ光が指した感覚であった。

 

そうだ、私はうつだったんだ!ならうつ病対策をすれば元気になるんじゃないか!まかせろ! というのがこの記事。

◆私の体調不良の原因がうつ病ならそれはそれでいいじゃないか説

 

夫婦そろってなかなかうつだとは認めるのは難しかったけども、このコメントの直後からさっそく環境を変えまくった。

 

休養が必要なので即座に嫌だった仕事をやめ、家事も適当になり、ひたすら眠り続ける日々へと移行したのである。

 

あのコメントには心の底から感謝しています。ありがとうございます。

6月

娘が倒れて救急車で運ばれたりもした6月。

◆娘のてんかん発作が多すぎて久々に救急車で運ばれて付き添ってる話

 

以前の私なら、娘が倒れたら仕事ができない!とイライラしていたが、この時はすでに完全なる無職へとジョブチェンジしていた。余裕で夜まで付き添ったな。

 

また6月はネットばかり見て遊んでいた時期だ。とにかく笑えるものを求めて、お笑い動画ばかり見ていたような。

◆落ち込んでいても見られるAmazonプライムビデオのお笑い番組の話

 

この辺りで、ふたをして見ないフリをしてきた子供達への怒りを完全に認識し始める。

◆息子に溜まっていた怒りを紙に書き出してどす黒い感情を吐き出した話

◆息子に対して狂気じみた怒りを感じる思考の癖を根本から変えたい話

◆ステップファザーとんぼ、そもそも子供が嫌いだった可能性を探る

 

怒りを吐き出すかのように始めた筆記開示は今でも続けていて、もう半年になるのか。累計で60時間くらいやってる。我ながらようやるわ。

 7月

筆記開示を1ヶ月ほど続けて、ようやく自分の感情を認識し落ち着いてきた時期が7月。お父さんスイッチをオンにしたんだって。

◆子供達への怒りが消えたので久々にお父さんのスイッチをオンにした話

 

今でも思うが、むかついているとお父さん的なこと一切やりたくなくなるんだよ。抱っこもしたくないし手も繋ぎたくない。というか、顔すら見たくなくなる。

 

怒りのコントロールは大事だぜ。

 

体調はといえば、まだこの時もネットサーフィンばかりやっていたようだ。吉本ニュースをひたすら追っかけていたな。暇人だなー

◆吉本ニュースが寝不足になるほど面白い最高のエンターテイメントな件

8〜9月

この辺りから少しずつ回復してきて、体調がすこぶるいい日とめちゃくちゃしんどい日がランダムに訪れるようになってきた。

 

元気があればなんでもできるとはよく言ったもので、うつ病を改善するために活発に活動を始めた時期のようだ。

 

自然と触れ合い運動のために山に登ったり、自宅を徹底的に片付けたり。 

◆うつ病の隙をついて登山に挑戦したら超絶気持ちよかった話

◆身近なストレスを排除すべく徹底的に片付け・改造した二日間を語る

 

これらがすべてプラスに働くだろうと思って元気な時に様々なことをやるのだが、やっぱり体は動かなくなり、朝は起きられない。

 

義母が妻に離婚をすすめてきたのもこの辺り。よっぽどやばかったんだと思われる。 

◆義母が妻に「もう楽にしてあげたら?」と私との離婚を勧めてきた話

10月

うつ病なんて3ヶ月で治してやる!と息巻いていたのがウソのようで、まったく元気になる気配がない。

 

すごく色々やっていたようだ。

◆それでも体は動かない、とんぼのうつ病奮闘記

 

読書やら行動活性化療法、MoodMintにスケジュールなどなど、現在やっているストレス対策のほとんどをこの10月に始めている。

 

色々やってるくせに全然よくならないからなー、イライラしてた時期でもある。

 

また子供達にも楽しい時間を提供しようとして努力をしていたことも。 

◆夜に子供達と1時間ほど遊ぶ時間を作ったら二人ともとても喜んでる話

 

現実はそんなに上手くいくわけもなく、すぐに体が動かなくなったり。

◆子供達と夜に遊ぶ時間を作ってたった4日で体が動かなくなった話

 

コントか。

11月

何をやってもうつ病がよくならないと悩んで死にたくなって、心療内科に行こうとほぼ決めかけたころに、出会った。

 

カリフォル二ア大学式人生改造プログラムに。

◆何をしてもうつ病が改善せず死ぬほどムカつくので本気出したい話

 

めちゃくちゃ面倒くさいんだけど、病院いく前にまずはやってみることにした。さすがにきつすぎて何度も心を折られながらも、なんとかこなす日々。

 

毎日このプログラムのことしか考えていなかった。

12月

12月末、無事にプログラムが終わる。

◆カリフォルニア大学式6週間の人生改造プログラムを無事に終えたぞ!

 

こんな長々とした記事を書けるくらいには元気になった。が、うつ病が治ったとか治ってないってどこで判断するんだろうね?

 

そもそも病院に行っていないし、うつ病の診断も受けていない自称うつ病である。

 

最近も当たり前のようにダークサイドに落ちていくこともあるから、治ったんだと甘く見ることはしたくない。でも治っていないから何もできないというわけでもない。

 

よくわからんが、結局は何度心が折られようがあらゆる方法を使って立ち直ればいいんでしょ?

 

しんどいけど、やるよ。必要ならね。

子供達そっちのけの2019年だった

子供達の行事にも多く参加したし様々な場所に遊びに行ったのだが、結局この一年、私にとっては体調を立て直すための一年だった。

 

若い頃に10年近くひきこもっていたのが今のメンタルに大きな後遺症を残している様子。長い時間をかけてメンテナンスをする必要がありそうだ。

 

心身ともに病んでれば、子供達どころじゃないのは仕方がない。自分の面倒も見られないなら、子供達の面倒も見られない。

 

これまでずっと抱えてきた問題が少しは改善できたのなら、人生が変わった一年だったと言ってもいいんじゃなかろうか。