サプライズ大好きとんぼである、ごきげんよう。
先日は妻のちょうど30になる誕生日があった。息子の誕生日と近いこともあって、誕生日会は一緒にやるという話だし、それに妻の誕生日が平日。
妻のリクエストの料理だけ作るにしても、平日よりは休日にした方がいいよねということになっていた。
だが、せっかくの30歳だから。少しは何かした方がいいと思った旦那の記録である。
妻の誕生日を祝いたいとんぼの奮闘記
完全なる平日に30歳を迎えた妻。普通の1日が始まった。パーティーをする予定もない。美味しい料理を作る予定もない。
妻は何も期待しないまま、仕事に行ってくれた。子供達を送迎したあとに買い物に行った私は、一人でひっそりと料理を始めた。
思い出のサンドイッチを作るよ!
いつだったか、まだ結婚前の妻に朝から張り切って照焼きチキンのサンドイッチを作った記憶がある。
今回妻が食べたいと言っていたのがカルパッチョくらいだったので、何かしらメインの料理が必要。
というわけで、カルパッチョと相性がいいかどうかは一切考えずに照焼きサンドイッチを作ることにした。
まずは時間のかかるパン焼きから。GOPAN様様じゃ。
さらに鶏肉に下味をつけて冷蔵庫に放置。
数時間後パンが焼き上がる。
で、チキン焼いて、レタスとトマトをいれたら出来上がり。ラップしちゃっていい写真が取れなかった。残念。
過去の記事を調べると、去年の妻の誕生日も照焼きチキンのサンドイッチを作っていたらしい。恥ずかしい。私にはこれしかないのかもしれない。
カルパッチョを作るよ!
続いて妻が唯一リクエストしていたカルパッチョ。正直作ったことないし、居酒屋で何度か食べたことがある程度。
それでもクックパッドを調べまくって、野菜を切りまくって、大きなボールに出来上がったのがこちら。
もっと大きくて平たいお皿があれば見栄えよくできたはずなのだが。まぁこんなもんだろ。初めてにしては上出来である。ソースも自分で作ったぞ。
さつまいもの天板ケーキを作るよ!
さらにケーキも自分で作ることにした。市販のケーキは体に悪い。クリスマスケーキも食べたばかりだし、息子の誕生日にもどうせケーキを食べる。
ならば、妻が好きな芋を使ったケーキにしてみよう!というわけで、天板ケーキを作り出した。
まずはさつまいもを茹でる。糖度が高いと言われるタイプを選んだ。
続いて小麦粉や卵、てん菜糖、オーガニックバターなどを使った生地を作成。
さつまいもケーキが美味しくない時のための保険として、りんごとバナナも天板にセット。
生地をぶっかける。
オーブンで25分焼いて出来上がったのがこちら。
以上の三品。頑張ったなー
サプライズ的な演出をかます
料理以外にも日課でやることが多かったため、これが限界だろう。頑張った方だよこれ。3~4時間くらいかかっているんだよ。
これぞむしょ……じゃなくて、個人事業主の本領発揮であるな。
帰宅後の妻にはばれないように、徹底的に料理の痕跡を消し、私が食べるようのいつもの茹で野菜をキッチンにおいて、何事もないつまらない日のような環境を作る。
カルパッチョは保冷剤をぶちこんだ保冷バックにいれてタンスに隠し、サンドイッチも綺麗にラップにかけて自室に隠し、ケーキは冷蔵庫の上に隠した。
そして風呂上がりの妻と会話しながら、何気なく料理を取り出すというサプライズ演出をしたぞ。
いや、しょーもないと思うでしょ?これくらいでいいんだよ、こんなんでも何もないと思っていた妻はとても喜んでいたぞ。
突然私が動きをピタっと止めて、音楽が流れて踊り出したら怖いよ。
サプライズのプレゼントは喜ばれないが料理なら
努力は実り、妻も子供達も美味しそうに料理を食べていた。娘は体調が悪かったが、カルパッチョはパクパク食べていたぞ。
天板ケーキも予想外に好評だったのも嬉しい誤算である。いやぁ、作った甲斐があるというものだ。
これまで妻の誕生日に何度かプレゼントを渡した経験があるが、妻は喜びの表情を浮かべつつもそれを愛用することはなかった。
なので、今年のプレゼントは妻が自分で欲しいものを購入している。まぁ、サプライズのプレゼントってあまり喜ばれないんだろう。欲しいものがもらえた方が嬉しいのは仕方ない。
でも、サプライズで普段食べないような美味しそうな食事が出てきたら、それはそれは嬉しいものじゃなかろうか。
とりあえず妻よ、30歳おめでとう。20代は終わったが、歳を重ねることはそう悪いことじゃないぞ。