普段あえてニュースを見ないことにしているとんぼである、ごきげんよう。
それでもちょっとした時事ネタは耳に入ってくるのだが、最近妻が運んできたニュースはあまり喜ばしいものではなかった。
障害者虐待が増えているらしい
おそらく妻が見たニュースはこれだろう。一部引用する。
厚生労働省は20日、全国の自治体などが認定した2018年度の障害者虐待は2745件(前年度比127件増)に上り、過去最多を更新したと発表した。
虐待を隠さずに相談や通報する施設が増えているとの見方もあるようなので、被害が増えているというよりは明るみに出る件数が増えたという感じかな?
とにかく、2018年度は過去最多の障害者への虐待があったというニュースで、妻は娘の将来を心配しているようだ。
娘は重度の発達障害で、今はまだ体も小さく、自宅で一緒に住んでいる。が、将来的には、自立してほしいと夫婦そろって考えている。
自立といっても一人暮らしじゃなくて、グループホームなどの施設で、介護職員などのサポートをかりながら”家族がいなくても生きていける”ようになってほしい。
私も妻も義母も皆、娘より先に死ぬ。いつ死ぬかもわからんのだから、早い段階で自立の道を歩んでもらうのは悪いことではないと考えている。
だが、その施設で虐待が多いとなれば、もはやどうしていいやら。
娘が虐待される可能性が低くない
妻が、そして私が心配しているのは、娘が将来的に虐待される可能性が少なからずあることが予見できてしまうからだ。
排尿は現在自立しているが、排便については8歳になった今でも自立が難しい状況。これくらいならかわいいものだが、やはり1番の問題は手が出ること。
先日入院となった記事を書いているのだが。
◆てんかんで入院となった娘の付き添い、眠らず暴れ回り地獄を見た話
そのあとから、娘の体調がずっとよろしくない。快調な時はニコニコとかわいい娘も、体調が悪ければモンスターに変身してしまう。
ここ数日はかなり酷くて、毎日のように椅子を投げている。昨日は妻が椅子をぶつけられて、肘を痛めていた。
ソファの隣に座っただけでかかと落としが飛んでくるし、少し気に入らないとすぐに叩き、蹴り、大声をあげる。妻も私も息子も、朝っぱらから攻撃されて参ってしまっている。
これ、家族だからまだいい。娘も小さいからまだいい。
これが施設に住んで、毎日の過酷な労働で心身ともに疲れ切っている職員に対して理不尽な暴力が出るとしたら。しかも娘の体も大きくなって力も強くなっていたら。
うーん、虐待される可能性がゼロとはとても言えない。娘が虐待されないと感じているとしたら、現実から目を背けていると指摘せざるをえないレベル。
継続して、娘の癖や行動を改善する対策を考えなければならない。
食事を異常なほどに徹底してみたい
このような話を先日妻として、2人揃ってくらーい気分になってしまった。悲観的な将来を想像して、ダークサイドに飲み込まれてしまった。
だがやれることはまだある。まず、娘の手が出るのはほとんど体調が悪い時だ。体調がよければ、手が出そうになっても自分で止めることができる。
ならば、娘の健康状態を最大限まで高めるのが一番じゃないか?健康になれば、暴力が減って、次第に暴力癖も落ち着いてくるのではないか?
睡眠環境は一応そこそこで、朝まで覚醒せずに娘は眠っている。改善すべきは食事だ。
私と同じ食事にしようとは言わないまでも、せめてお菓子や菓子パン、ジュースなどの体に悪いものはすべて排除した方がよさそうだ。
これまでは食の楽しみとか、QOLを考えて好きなもの食べたらいいと考えていたが、体調不良と暴力が直結するならもはやそんな悠長なことは言ってられない。
かといって娘1人だけ食べさせないのもかわいそうだし、お菓子を適当に食べても元気な息子も一緒にNGするのもかわいそうではある。
妻と相談しながら現実的な落とし所を探っていきたい。