ステップファザーにできること

発達障害の娘とやんちゃ息子の父によるステップファミリーの話

小学校入学説明会で説明された禁止事項から漂う育児ノイローゼ感の話

4月から息子が小学生に上がるとんぼである、ごきげんよう。

 

年もあけてもう2月。新入生を受け入れる準備に色々と学校側も大変そう。で、先日妻が行ってくれた入学説明会の話が面白かったのでご紹介したい。

ルールでガチガチの小学1年生

入学説明会では、1学年の主任の先生から直々に学校に持ってきてはいけないものの説明があったそうだ。 

 

おもちゃとかカードとかゲームとか、まぁこれくらいならわかる。色々と問題が起こるのは当然なので禁止したらいいじゃないか。

 

でもなんか、どことなく漂ってくるのだ。育児ノイローゼ感が。

キャラクターものの文房具の禁止

基本的に、子供達の注意力は散漫だからと、集中力を削ぐ可能性があるものは禁止になっている。その中でもわかりやすいのが、キャラクターものの禁止である。

 

例えば筆箱も赤や白など一色で片開きの筆箱を用意しろとのこと。下敷きもキャラクターものは禁止。半透明の赤や白、青を持ってこいと。

 

集中力を高めたいなら赤色の文房具もNGにした方がいいんじゃないか?と思ったが、そういうことではないらしい。

 

とにかくキャラクターものは絶対に禁止なのだ。もちろん消しゴムもキャラものは禁止。四角くて、白いものをもってこいとのこと。

鉛筆削りも禁止

面白いもので、鉛筆削りも持ち込み禁止とのこと。大きいやつじゃなくて、消しゴムサイズのやつ。

 

これで遊ぶ子供がいるんだって。絶対に持ち込み禁止なんだと。

鉛筆のキャップもダメ

鉛筆の芯が折れるのを防ぐ、キャップもだめなんですって。キャップで遊んでしまって授業にならないとかなんとか。

 

確かに昔、キャップを転がして遊んでいた記憶はなくもない。うーむ、徹底している。

マジックタイプの上履きはだめ

最近はマジックテープタイプの上履きが普通なのかなーと古い情報を更新していたところだが、この小学校ではマジックタイプの上履きは禁止らしい。

 

マジックで遊ぶ子供がいるんですって。いや、そりゃ遊ぶかもしれないけど。

伝わってくる育児ノイローゼ感

とまあこんな話を妻経由で聞いたのだけど、先生が一つ一つ、なぜこれが禁止なのか、過去にどういった風に遊んでいたのかをすべて説明してくれたらしい。

 

表情は柔らかいが、その話ぶりから強い怒気が感じられたと妻は言う。

 

どことなく狂気を感じるんだが、大丈夫かこの先生は。あらゆるルールでがっちがちにして、思い取りにことが運ばないとダメなのか?

 

あ、確かフードありのトレーナーにありがちな首元の紐も、過去に遊んでいた生徒がいるから禁止だとか。

 

ふーむ。子供だって人間だ。1年生なんだから、むしろ授業中ずっと集中している方がおかしいだろうし、これから学業に励みながら集中力や注意力を磨いていくんじゃないのか。

 

すべて先生の思い通りにはいかないことを前提に、子供に伝わる話し方やメンタルを育てて欲しいなと思いました。

とはいえ反対ではない

反対的な書き方になってしまったけども、別にこのやり方に反対してはいない。むしろ賛成だ。

 

集中力を削ぐ要素は限りなく排除すべきだし、さらに集中力を高める要素も加えた方がいいだろう。

 

授業前に運動を取り入れるとか、朝の会をやるくらいならみんなで瞑想の時間を作った方がいいんじゃないか?給食のあとには15分のパワーナップの時間を設けた方がいいだろうし、座りながらより立って勉強したほうがいいよ!

 

ま、まぁ上を見上げればキリがない。集団生活なのだから、子供達が窮屈なく、先生たちも健全なメンタルを保てるようなバランスを保ってくれたらそれでいい。

 

小学1年生の1学期は、授業中に席に座るように指導するだけで終わるという話を聞いたこともあるし、昔のようにきつく注意もできない時代だ。

 

そう考えれば、集中力を奪ってしまう要素をすべて排除するのは悪い考えではないだろう。小学校の先生が大変なのは考えるまでもないし。

 

ただ、先生方のメンタルに限界がきているのでは?と心配しているだけ。ま、まぁ、許容範囲ってことで。