ステップファザーにできること

発達障害の娘とやんちゃ息子の父によるステップファミリーの話

「誰が子供達の面倒を見るのか」の調整は子供達に聞かれてはならない話

子供達が愛情不足じゃないかと気にしてるとんぼである、ごきげんよう。

 

最近はコロナが流行り、学校が休校などと穏やかではない話が多い。そうなると妻と今後の予定や緊急時の対応を調整する機会も増えてくる。

 

重要な話なんだけども、子供達の前でこの話をするのは少しまずい気がしている。

何が重要なのか?

コロナで全国の学校へ休校要請のニュースあり、ネット上では多くの親の不安や怒りの声が見られた。どちらかといえば私もこちら側。

 

対応できないわけじゃない。ただ子供達が学校に通えなくなるのは本当にきっつい。学校が託児所じゃないという批判は的を射ているが、社会のサポートがなければ子供を育てられないのも確かなのだ。

 

どちらにせよ自分の今置かれた環境でどのように対応するか、そもそも対応できるのか。親の立場であれば不安で仕方ないことだろう。

 

で、ネット上でパニックになっている親への批判にはこういうものもあった。

 

「小学校低学年にもなれば、一人でお留守番くらいできるでしょ!」

「甘やかしすぎて留守番もできない子供に育てたのがわるい」

 

などなど。かなりメンタルにくるぜ、こういう批判。このような非常時じゃなければネットの意見なんて見ないのだが、仕方ない。

 

ただ、そういうこっちゃないんだよなぁ。親が毎日隣にいられたらうざいと感じる子供だって、親が毎日家にいなかったら寂しいはずだ。

 

数週間とはいえ、自分を放置して仕事を優先されたら愛されていないと感じてしまうだろう。家に一人きりで長時間親が帰ってこないなら、自分より仕事の方が重要なんだと感じてしまうのは自然なことじゃないか。

 

それでも親は頑張って仕事するし、子供達の生活と未来のために働くのだけど。それを子供が心から理解して受け入れられるかは微妙なところである。

 

長年ひきこもり、親が三食の食事を提供し、食費も光熱費も一切とらない。そんな恵まれた状況でも、私は親に愛されていないと感じていた。それが子供なのだ。

 

そんなわけで、留守番できるからといって、幼い子供だけで自宅に放置するのはメンタルに悪影響がありそうだなぁと思ってしまうわけである。

予定を調整しながら違和感に気づく

そして今回、先週末の休校要請で少なからずうちにもプチパニックが生じた。すぐに妻や義母と3人で話し合った結果、なんとか子供達を放置せずに対応できる形にまとまっている。

◆コロナによる臨時休校期間、相談した結果とりあえず何とかなりそうな話

 

それはそれでいいのだが……先日、家族でテレビを見ながら妻と予定を調整してる時に違和感に気づく。

 

「この日は私は無理だよ、〜があるから。義母にお願いしよう」

「○曜日は対応できない。いける?」

 

という風に、子供達のお迎えや面倒を見る人の対応を相談してるのだが……どこか引っかかる。なんというか、子供達をなすりつけあってる風に聞こえないか?

 

聞こえるというか、実際になすりつけあっている。仕事があるから、用事があるから、この日は忙しいから。お前達より重要なことがあるから、と遠回しに言ってしまっている。

 

この仕事や用事もその調整も、我々家族が生きていくために、子供達を健康に育てていくために必要なもの。どちらが重要とかそういうことはない。

 

それでも、子供達は寂しさを感じてしまうんじゃないか?邪魔者扱いされていると感じてしまうんじゃなかろうか。

 

こんな話を、わざわざ子供達の前でする必要はないんじゃないか?

 

今さらながらそう気づいたので、もうやめにしたい。

結局は仕事は仕事で重要なのだが

世の中にはシングルマザー・ファザーで親も近所の人も誰も頼れない人だっているはず。もっとひどい状況の人もいるかもしれない。

 

我が家はまだ恵まれている方だから、現状に甘んじずにできることをやっていきたい。

 

とりあえず今後は、子供達が眠ってから、もしくは子供達がいない時に妻と予定の調整をしあって、子供達には結果だけ伝えることにしたい。

 

仕事の方が重要なの?と言われても、仕事がなきゃご飯も食べられない。家族の命ほど重要なことはないが、じゃあ子供に一日中べったりだったら親子そろって幸せになれるのかと言えばそうではない。

 

親が子供の人生をすべて担う必要はないし、子供だって自分の人生を歩むのだ。親に干渉されすぎたらうざったい。かといって、干渉されなさすぎると愛情を感じられなくなってしまう。

 

子供達との距離のバランスを保ちつつ、愛情を感じてもらえるように配慮すること。これをうまいことやっていくのが愛というやつじゃないか。

 

まぁあれよ。「お前達にむかつきすぎて声を聞くだけで吐き気がするほどの怒りに襲われる時がある」というのは事実だとしても、それをわざわざ口に出して子供達に伝えないでしょ?

 

そういうことよ。

 

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