少しは息子へのイライラが改善してきたとんぼである、ごきげんよう。
それなりに対策をとっているので効果がないと困るのだが、顔を見て話せるくらいには回復した。二人でお風呂に入れたりもする。
だがちょっと怖いんだよ。
なぜ私とのお風呂にこんなに執着するのかわからない
今までは私が娘とお風呂に入っていたけども、これを4月から変えていこうと考えている。妻が娘と、私が息子と入るような形。
息子は一人でちゃちゃっと風呂に入れるのだが、一人で入るのは寂しいんだと。以前に、「何でオレだけ一人で入るの!?」と泣き喚いて大喧嘩したこともあった。
仕方がないので、今後は私と二人で入るよと告げたのだが……これがまずかったな。
ある日の夕方の話
夕方に義母宅から帰宅した息子。妻と娘がお風呂に入っているので一緒に入ったらと告げたら、めちゃくちゃ不機嫌。
「パパと二人で入りたかったのに」
そう寂しそうな声で告げる。しかしこの日の私も事情があり、先に風呂に入ってしまっていた。もう一回入るのはしんどい。
だから断ったのだけど、
「パパと二人で入りたかったのに」
「一緒に入るって約束したのに」
「一回しか二人だけで入ってない」
などと、しつこく言ってくる。一緒に入るにしても、二人きりじゃないとだめらしい。娘と一緒とか家族全員では、息子のカウントに入っていないらしい。
少し頭を抱えつつも、「明日は絶対に二人で入ろう!」と指切りげんまんをする。
さらにお風呂場にいる妻に大声で告げる。
「明日は私が息子と二人で風呂に入るからな!!!絶対に息子と一緒に入らないでよ!!」
ここまでやったら、息子はニヤニヤして満足したようだった。
ふぅ。
入ろうねの呪い
翌日、20時半に息子のテレビが終わったので、NHKのニュースに切り替えて見ていた。すると、歯磨き中の息子が隣にやってきて話しかけてきたのである。
「昨日、オレ自分で歯磨きしたんだよ」
などと承認欲求を全開にしてきたので、「がんばっているんだね」とだけ告げてニュースに集中する。そしたら息子が続けて言ってきた。
「入ろうね」
ん?何の話だ?と思いつつスルーしていたら、何度も同じ言葉を繰り返す。
「入ろうね」
意味がわからないししつこいので、何の話だと。君は歯磨きを一人でがんばっているって話だったんじゃないかと突っ込んだところ。
「これからもずっと二人でお風呂に入ろうね」
だって。これをカワイイと感じる人もいるのかもしれないが、私にとってはホラーである。呪いの言葉に聞こえる。
確かに、この日は指切りげんまんした翌日。二人でささーっと風呂に入ったのだけど、別に喜びもしないしYouTubeが見たいからって先に風呂をあがっていったはず。
喜びもしないくせになぜこんなにこだわっているのか。一体私のどこに執着する要素があるのか、まったくわからない。
イライラは減りつつあるので
呪いは言い過ぎかもしれないが、なんとなく狂気を感じているという話である。さらにその翌日は、私が風呂に入るまでは絶対に入らないと頑なに風呂を拒否する始末。
まぁいいんだけどさ。
私のことが好きで、私からの愛情が不足しているから補充したいってことなんだろうから、うまいこと転がしてやれればいいのだが。
そうもいかない日が多いのが問題か。とりあえず息子よ、もう少しだけ辛抱してくれ。来週には君への嫌悪感も消え去っているはずだから。
ここまで読んでいただき感謝。
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