息子と遊ぶのは普通に疲れるとんぼである、ごきげんよう。
毎日ニコニコしながら息子と遊べるようにはなった。ただ遊べるからといって疲れないわけじゃない。6歳の体力は異常で、遊びが延々と終わることはない。
そんな疲れもあって、余計なことをしてしまったのである。
妻とも手を繋ぐ練習をさせたら大荒れ
先日の土曜日。この日も4人で散歩。人っ子一人いない広々とした山へ散策へ出かけた。
出かける前に妻と娘が昼寝していた1時間前後、私は息子とひたすら遊んだ。コマで遊び、戦いごっこをして、暴れて遊んだ。
もういいだろ、って思っちゃったのだ。こんなに遊んだあとで、また息子と手を繋いで走るのか?しんどい、ちょっとは休ませろ。そう思った。
そこで、息子にたまには妻と手を繋ぐようにと提案したのである。君たちが手を繋いでるのを見たことがないと、私も少し疲れたから、今日はママと手を繋いだらいいと。
妻も息子との関係を改善しようとしているから、という建前もあるし大丈夫だろうと思ったのだが。
想定していた以上に息子の拒否がすごいのだ。
「えー、なんでパパと手を繋げないの?」
「少しだけママと繋ぐの?少しだけって何分?」
「10分だったらいいよ。10分たったらパパと手を繋ぐよ」
さらに車にちょうど置かれていたキッチンタイマーを持ち出してきた息子。片手は妻と手を繋ぎ、片手はタイマーを持ってチェック体勢。
「10分タイマーセットしたよ!なったら交代だよ!」
「ぱぱ、あと9分だよ!」
「ぱぱ、あと7分だよ!」
「ぱぱ、あと(略)
随時時間を報告してくる息子を見て、うわぁ……失敗した……と心の中で頭を抱える。
10分だけだったら、という条件づけはもちろん、最悪なことにタイマーまで持ち出して何度も何度も時間を報告しやがる。
これ、隣で手を繋いでいる妻が一体どういう気持ちなのか。何で手を繋ぐだけでここまで言われないといけないのか。
娘とマイペースで歩く楽しい時間だったはずなのに、どうしたもんかとぐるぐる頭を悩ませてるだけで10分が過ぎてしまって、息子と修行の時間が始まった。
息子に注意して聞いてみたところ
その後、明らかに気分を害した妻に平謝りをして、これからは妻と息子を半強制で手を繋がせることはしないようにすると約束した。申し訳ない。
さらに妻の気持ちをまったく理解していないだろう息子と二人きりになったので、さきほどの言い草を注意することにする。
パパと手を繋ぎたいのはいいが、ママも君と手を繋ぎたいのだと。それなのに、タイマーまで持ち出して早く終われ感を出すのはさすがにひどいと。あんまりだと。
さらに、なぜ妻とそんなに手を繋ぎたくないのか、理由を聞かせてもらった。それが以下の二つ。
・ママは怖い
・ママはオレのことを嫌いだと思う
これまでの息子に対する妻の態度の影響だろう。息子はママに愛されていないと感じているらしい。
他にも「パパはオレのことすきでもきらいでもない」「ばぁばもオレのことすきでもきらいでもない」だって。
おいおい、愛されている感ゼロじゃねーか。まいったな。とりあえずみんな息子のことが好きだよと告げたけど、言葉だけじゃ伝わらんのが愛なんですよね。
妻の課題に首を突っ込むのはやめよう
そんな感じの出来事もあり、妻と二人の時に話すのはもっぱら息子の話。
私も妻が息子と向き合ってくれることが嬉しくて調子に乗って、ああした方がいい、こうした方がいい、こう考えてくれと偉そうに言ってたら、妻は怒ってしまった。
さらに怒った妻にも「怒りで私を支配しようとするな、怒ったところで私は黙らないし、何も変わらない」と畳みかけてしまった。
我ながらひどいなと猛省し、その後ちゃんと謝罪して仲直りしました。
妻は妻で、今息子への怒りや受け入れられない部分をなんとかしようと頑張っている。今までの自分から変わろうとしている。
上に書いた散歩の時も嫌な思いをしながら息子と手を繋いでいたし、土日は息子とコマまわして遊んだり、かくれんぼしたりしてくれた。率先して息子と遊ぶ妻は(失礼ながら)あまり見たことがない。
今まで通り文句を言いたくなったり怒りそうな場面では、極力何も言葉を出さないようにして息子との関係性を良好なものにしようとしている。
ちゃんと前に進もうとしているのに、私があーだこーだと言ってたら気分が悪いのも仕方がない。
私だって息子の顔もみたくない最悪な気分の時に、手を繋げ、遊べって言われたら世界が終わったかのような気分になるんだから。
というわけで、今後は妻と息子の問題に口を出すのはやめにする。妻ならきっと大丈夫だと信頼して、私は私にできることをしよう。
これが課題の分離ってやつだな。私も人に偉そうに語れるほどのもんじゃないしさ。
ここまで読んでいただき感謝。
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