娘が面白いくらいに荒れてきて困っているとんぼである、ごきげんよう。
最近また娘の攻撃性が高まってきた。先日は娘が跳ね飛ばした皿と皿がぶつかって盛大に割れて、息子が小さいながらもかすり傷をおった。これは別途詳細を書きたい。
義母宅でもテレビに向かってりんごの入った皿を投げたらしい。今朝も妻を叩きまくっていたし、息子も叩いていた。納豆も畳にぶちまけた。
書けばキリがないこのような行為について、どう対応すべきか考察していきたい。
娘に試しに注意した話
重度の発達障害で知的な遅れもある8歳の女の子が我が娘なわけだが、上に書いたような暴力的な行為の波が定期的にやってくる。
娘がもっと大きくなる前になんとかせねば大変なことになる!!
と周りの大人は躍起になって様々な対策や声かけを行っているものの、結局、娘の体調や気分と暴力性が連動している。
で、最近子供たちに改善点を伝えてみようと試みているこの私。息子にもやっているので、同じように娘にもやってみることにした。
ちょうど完成したばかりのパズルを、娘がバンと跳ね飛ばしてバラバラにしてしまったのでさっそく注意。
「嫌だったんだね」と一言だけ娘の怒りを認めた上で、「でも、叩くのはダメだよ、物は大事にしないと壊れてしまうよ」と冷静に伝えてみた。
普段は娘のネガティブな感情を受け入れる発言をメインでしてるので、びしーっと注意したらどうなるかと思ったら。
完全なる大パニック。手が付けられないほどの大惨事になってしまった。
バラバラになったパズルをもう一度投げつけ、寝っ転がって蹴りまくり叩きまくりの引っ掻きまくりで泣き叫ぶ。
これはあかんやつだと、投げられないようにパズルを片付けたらさらに火に油。
「パズルやりたい!」
と泣きながら大声で叫び続け、長いこと私に体当たりしていた。
叩かなくなったところで一緒にパズルを元に戻して終わったんだけど、なんかこう、対応間違えた感がすごい。コレジャナイ感が半端ない。
骨髄反射的な暴力行為
今回たまたま注意してみたからこうなってしまったが、基本的に私と娘の関係は良好である。なぜなら私はあまりびしーっと注意しないから。
何で注意しないのかといえば、娘の暴力が衝動によるものだと認識しているから。骨髄反射だし、悪意というよりは心の叫びだと認識している。
とにかく嫌なことがあったから勝手に体が動いた。わかっちゃいるけど体は止められない。注意されても止められない。自分でコントロールできるものではない。
この衝動的な行為にびしーっと注意するって、改めてやってみて、やはりちょっとどうかなと思う。実際に荒れたのもあるし、向こうが荒れるとこちらの怒りを抑えるのも難しくなって収集がつかなくなる。
悪気があったわけじゃない。娘本人も暴力が悪いことは重々承知。それでも勝手に体が動いてしまって、体調が悪ければ到底止められない。
かわいそうというと語弊があるかもしれないが、同情こそすれ今回のやり方は違う気がする。もっといいやり方がある気がする。
何というか一見すると子供の暴力なんだけど、特殊なんだよね。娘の暴力に注意するってのは、食べ物が気管に入ってむせてるのに咳をするなって言ってるような、そんな感じ。
認めつつも次に繋がるように
娘だって別に好きで攻撃しているわけではない。この攻撃は心の叫びであり、自分では止められないもの。コントロールできないもの。
であれば、周りが娘を尊重し、娘の攻撃性が出ないように計らう必要も出てくるだろう。娘が嫌がるとわかっていることをあえてやらなくてもいい。
娘の手が出てしまったら、それは娘にとって体が勝手に動いてしまうほどのストレスがあったってことだから。
ただそれだけだと、娘様になってしまう。周りがすべて娘のことを考えて動いてくれないのが現実だ。これでは社会で生きていけないので、指針だけは示し続ける必要もありそうだ。
そこで、本日から以下の手順を踏むことにする。
娘の攻撃が出たら、まずはネガティブな感情を受け入れて完全に落ち着いてもらったところで「次は口で○○と言おうね」と伝える。
何度でも何度でも、例え意味がなかったとしてもこれを繰り返す。それが私の出した暫定的な答えであります。
そんな、一般的な暴力的行為とはまったく意味が違うよなーと改めて感じた話であった。包丁持たせたら、当然のように刺されそう。
ここまで読んでいただき感謝。
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