ステップファザーにできること

発達障害の娘とやんちゃ息子の父によるステップファミリーの話

息子への嫌悪感が半端ない日を何とか乗り越え勇気の必要性を知った話

なんとか息子への嫌悪感を乗り越えたとんぼである、ごきげんよう。

 

いやー昨日はきつかった。息子にどれだけ嫌気がさしても、どれほど顔を見たくない気分でも、家族とは向き合わねばならない。

 

そこで気づいた勇気の話をしていきたい。

息子への嫌悪感を何とかする

昨日ブログにもささーっと心の声を書いたのだが、よくあることだ。息子の言動が気に入らず、舐め腐ってるなーと怒りが爆発しただけ。

 

あまりの怒りで、日曜日の子供たちは義母宅にとまってもらって、1日ぶりに会う月曜日の夜にもうどうしようもないほどの嫌悪感が襲ってきたという、ただそれだけ。

 

どれだけ仲違いしても再会するのは家族だから避けられないこと。仕方ないので息子に会う前に全力を出した。

 

20分の筆記開示を行い、今感じていることを書き出して客観視。その後、逃げ出したい・ここにいたくないという心を癒すために自分の胸をなでて優しい言葉をかけ続けながら瞑想する。

 

それでもモヤモヤが晴れなかったので、好きな音楽を聞きながら20分エアロバイクをこいで、なんとか正気を取り戻す。立ち向かおうという勇気が出た。

 

お風呂に入っている時に息子が帰ってきて、声を聞くだけでうううううとなりつつも、自らを奮い立たせて風呂上りに目を見て「おかえり、お疲れ様」と声をかけた。

 

よし、とりあえずクリアだ。挨拶だけでもやってしまえば、あとはなんとかなるだろう。

 

そのあと、少し息子とテレビの話をした。息子としては、「自分と姉ばっかり毎日テレビを見てるのに、ママとパパがテレビをみる時間がない」が私の怒りの理由だと感じたらしい。

 

まったくもって見当違いなわけだが、ママとパパも平日にテレビが見られるように考えたルールを提案してくれた。

 

ふ……どっちが子供だかわからんな。

 

とりあえずなんとか普通に話もできて、一夜明けた今朝は一緒に手を繋いで学校まで送迎。さらに一度だけ抱っこをすることもできた。

 

いや、土曜日に爆発するまでは毎日当たり前のようにやっていたことなんだけど、一度爆発すると元に戻るのに苦労しますよね。

息子を認められないとんぼ

そして今回、嫌悪感を抱きながらも息子との関係を良好に保つための行動は、自分でも思った以上の勇気が必要であった。

 

別に喧嘩はしていないのだ。ただ息子の言動に苛立ちを覚えたから、勝手に一人で私が怒っていただけ。謝ることもないし、ただ嫌悪感が凄かっただけ。それを乗り越えるのは相当なエネルギーが必要だった。

 

今回、というかこれまでもずっと、私は息子に対して爆発することが多い。ブログに怒りを言語化するのは大抵は息子のこと。

 

娘に関しては暴力をネタにするが、あまり怒った記事は書かない。今朝も機嫌が悪かった娘に何度も叩かれ押されたりと、ほとんどいつも通りにいかない娘だったがイライラすることはなかった。

 

でも息子はどうだ。ちょっとした発言でいらっとして、少し多くテレビをみただけでストレスを感じ、娘に偉そうな態度をするのもストレスを感じ、語弊を恐れずにいえば息子のほぼすべてにストレスを感じている。

 

上で書いたようなストレス対策を毎日してるから仲良く過ごせる時間もあるけども、ストレスを感じている事実は変わらない。

 

私は息子を認められていない。認められていないというか、認めたくないのだ。

 

自分の心を探れば探るほどに、どうしても息子を認めたくない自分が出てくる。こんなヤツ認めてたまるか!という自分がいる。

 

従来の私の価値観に当てはめれば、こんなヤツ好きになれるはずがない。

 

絶対に認めてなるものか!!

 

それが私の本音なのではないか、そう気づいたわけであります。

認められないじゃなくて認めたくない

ここで終わったらただのやばいおっさんだから、最後にこれからどうするかを考えて終わりにする。

 

問題としては、息子を認められないんじゃなくて、認めたくないということ。この認めたくない感情の目的を考えると「その方が息子と仲良くせずに済む」ってやつだな。

 

こんな個人ブログで自分を良い風に見せても仕方がないので本音を書くと、今の私から見ると息子は以下のように映っている。

 

・自己主張が激しい

・意見が通らないと大声で喚いて強い言葉を使って相手を威嚇する

・客観的な事実と違い被害妄想が激しい

・知ったかぶりで基本的に高圧的で偉そう

・テレビとYouTube以外にやることがない廃人予備軍

 

うーむ、ひどいな。私にも当てはまる部分があるから同族嫌悪かもしれないが、あまり仲良くしたいとは思えない人物像であるのは間違いない。

 

ただ、このような人物が私の息子になった。ステップファミリーだぜ、これくらいの覚悟はしていたはずだ。

 

じゃあどうするか、といえば、結局は勇気が必要だという結論に至る。

 

息子を”認められない”ならどうしようもないのかもしれないが、私は息子を”認めたくない”のである。

 

認めるか、認めないか。その鍵は私が握っている。

 

こんなクソやろう認めたくない!!絶対に認めてなるものか!!

 

そんな自分を変えたくないだけ。息子を認めて受け入れて、その先にある未知のストレスを怖がっているだけ。私が息子を認めても素直に愛情が返ってこないだろうと予期して傷つくのを恐れているだけ。

 

だが、私が勇気を出して踏みだせば、今すぐにも息子を認めることができるはずなのだ。

 

すべて私の問題だ。息子がどういう発言をするか、言動をするか、何ら関係がない。私が息子を認めるかどうか、私にしか決められない。

 

ここでみんな大好きエレン・イェーガーの言葉を引用する。

 

戦え、戦うんだよ!!!勝てなきゃ死ぬ……勝てば生きる……戦わなければ、勝てない。

 

正直、まじで認めたくない。こんなクソガキ認めてたまるかという自分が確かに存在している。絶対に受け入れたくない。

 

しかし、気づいてしまったのなら仕方ない。こんな自分と真っ向から戦わねばならない。勇気を出して、息子を受け入れる選択をとらなければならない。

 

上っ面だけで息子を認めるように接していても、根本は変わらないのだ。絶対に認める気がない私では、この先に進めない。そうだ、戦わなければ、勝てないのである。

 

今は毒親かもしれないが、何が何でも前に進みたい。心から他者を受け入れ、よりよい人生を送れるように計らいたい。

 

具体的な方法は別途考えるとして、少しずつ矯正していく所存である。

 

はぁ、息子のおかげで成長させられているね。これは素直にありがたいことだ。息子を心から認められることができれば、この先苦手な人なんていなくなるんじゃないか。

 

ここまで読んでいただき感謝。

↓のウサギをポチすると、さらにとんぼが喜びます。

にほんブログ村 子育てブログへ