ステップファザーにできること

発達障害の娘とやんちゃ息子の父によるステップファミリーの話

ストレスゼロで息子と話しながら料理できるアイデアを閃いた話

イライラせずに料理したいとんぼである、ごきげんよう。

 

基本的に子供たちがいない時、またはテレビなどに集中している時に料理をするようにしているのだが、それでも、どうしても相手をせねばならない時がある。

 

そんな難局を乗り切る術をひらめいてしまったのだっ!!

うるさい息子がキッチンに居座った夕方

ある日の夕方、私だけ先に帰宅していて、妻や子供たちが帰ってくる前には料理を終わらせたいと考えていた。

 

だが、当初予定していた時間よりも早く皆が帰ってきた。娘が車で失禁してしまったという、仕方がない。調子も悪そうだ。

 

さらに妻と息子がドアの開け閉めで喧嘩したらしい。詳細はおいといて、ばちばちやりあっている感がすごい。

 

それもまぁいいのだけど、問題は息子が絶対にお風呂に入ろうとしないこと。妻と娘が入っているので何度か一緒に入ったらと声をかけるも、聞こえているはずなのにスルー。

 

ドラゴンボールの大きなイラスト集を引っ張り出す息子を見て、喧嘩中の妻と一緒に風呂に入りたくないのだと気付く。そういうこともあるだろう。

 

しかし、心の中で頭を抱える。料理がまだ完成していないのだ。私としては、退屈な息子をリビングに解き放たれるのは困ってしまう。

 

この辺りで、私のイライラが顔を出し始める。最近よく書いてる話で、私の中の二つの目標がぶつかったのである。

 

・誰にも邪魔をされずに集中して料理がしたい

・息子に風呂を強要することなく、自分のタイミングで入って欲しい

 

料理をしているのに、息子がイラスト集を見ながら「これだれ」「この人はサイヤ人なの?」などと何度も何度も質問してくるから、イライラがとまらない。

 

うるさい、邪魔をするな!と叫びたい私と、自由にしてていいんだよと穏やかに微笑みたい私がぶつかる!!!

 

やばい!このままじゃやばいぞ!!!

何がそんなにストレスなのか?

イライラしながらも、これはどうすべきか考えているとおかしな点に気付く。

 

毎日のように料理をしている私は、オーディオブックや音声を聴きながら料理をすることでイライラすることはない。

 

聞くだけでなく、料理をしながら電話をしても何も感じない。Bluetoothのイヤホンで会話ができるなら、ストレスフリーなのである。

 

しかも手慣れた料理をしながら会話をすることは、脳に負荷を与えるマルチタスクでもない。共存できる関係のはずなのだ。

 

なのになぜだ。なぜ、息子の会話がここまで私にストレスを与えるのか。なぜこんなにイライラするんだ?

 

実際に、息子がリビングに居座って話しかけてくることで、明らかに生産性が落ちている。確かに料理の集中力が削がれている。

 

息子に何度も何度も「これだあれ?」「このフリーザは何番目の変身なの?」と質問をされる度に、ストレスレベルが高まっていくのがわかる。

 

そんなこんなを続けているうちに、気づいてしまった。

 

息子は視線を欲しがるから、こんなにもイライラするのだ!!!

 

そうだ。息子の話を聞いたり質問に答えるだけだったら何の問題ないはずなのに、やたらと何かを見なければ対応できないことを求めてくるのが問題なのだ。

 

今回も息子が一つ口を開けば、必ずイラスト集に視線を移さねばならなかった。料理をして、息子に質問されたら本を見て、また料理に戻って、質問されたら本を見て……

 

こんなんマルチタスクの典型じゃないか。ストレスたまるのは当然だし、申し訳ないが邪魔以外の何物でもない。

 

イライラの原因がわかってすっきりしたね。

口と耳だけだったら

じゃあどうしたかと言えば、私が料理で使っているのは、目と手である。新しい料理に挑戦しているわけでもないので、特に頭は使っていない。

 

で、暇を持て余しているのが頭と耳と口である。これだけだったら、相手をできるんじゃないかと考え、息子に提案した。

 

今料理に集中してるから目が使えないこと。でも耳と口だけなら使えるから、話は聞くし質問があるなら答えられること。

 

変な対応かもしれないが、料理と息子の相手をイライラせずに両立するにはこれしかない。

 

その後は「この人名前なんていうの?」と聞かれても一切視線をうつさず「どんな人?」と聞いて絵を言葉で説明してもらった。

 

電話している感覚だね。少し手が開いた時にちらっと視線をやるくらいの感じで料理+会話をやってみたら、恐ろしいほどにストレスが軽減された。

 

私の中で、『子供たちの相手は全身全霊でしなければならない』的な考えがあったので、必ず視線もやらなければと思っていたが……料理中は無理だ。

 

会話しながら料理をせねばならない状況に追い込まれたら、これがベターな対応だと思う。絶対に視覚だけは死守していきたい。

 

30分以上も怒らずに料理と息子との会話が成立したのは、まさに奇跡。これは使えるわ。頭に刻んでおこう。

 

ここまで読んでいただき感謝。

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