発達障がいの知識が薄いとんぼである、ごきげんよう。
これまで、娘という一人の人間と向き合う方が重要だろうと考えていたので、徹底的に発達障がいについて学ぶことはなかった。何冊か本を読んだくらい。
で、最近になって発達障がいの様々なパターンを調べてみているわけだが、興味深い動画があったので紹介したい。
家中、穴だらけの家庭
他の発達障がいの子って実際どんなもんなんだろとYouTubeを漁っていたら、こんな動画を見つけた。
【取材】『発達障害の子育て』(ヤフーニュース特集2017年5月)
見ていただければわかるが、前半の家庭の壁が衝撃的すぎるんだが。穴だらけすぎて、おそろしい。
確かに、物を壊す・壁を殴る・頭を壁に叩きつけるなど、Eテレなんかで紹介されているのは見たことがあったし、本でも読んだことがある。
それを実際に動画で見ると、家庭内は壮絶だ。男の子が思いついたように壁をガンガン蹴っている。蹴る行為が自然すぎるところを見ると、日常的に蹴りまくっているんだろう。
これ受け入れるのがしんどそう。賃貸なら騒音問題にもなるし、修理費用も出るし、かといって止められないし、このお母さんが穏やかなのも、脱帽である。
皿を投げられて割れただけで絶望してる我々夫婦は、これに耐えられるだろうか……いや、現実に適応するしかないのか。
この男の子は動画内ではちょうど8歳でうちの娘と同い年なんですよね。物に当たるだけで、お母さんには攻撃しないのか気になる。
娘の攻撃性の話
うちの娘は、上の男の子と違って、もう少しゆったりとしたタイプの子。忙しなく歩き回るような多動傾向は見られない。
壁を破壊しないと精神が保てないことはないのだが……うーむ、よく考えてみればそういう傾向もあるか。
例えば怒っていたら、引き戸のドアを思いっきりバタン!!と閉めるとか、テーブルをバンバンバンバン叩くとか、お風呂場のガラス戸をドンドン叩くとか。
娘が攻撃対象とした物が、たまたま頑丈で壊れていないだけとも言える。
が、どちらかといえば娘は、人を攻撃しないと精神が保てない女の子。いらっとしたら人を叩かないと気が済まないし、人を蹴って叩いて正気を保っているような。
タイプが違うと言えばそれまでであるが、果たして現実はそんなに甘いのだろうか。
現実を直視し、あらゆる可能性を考慮した方がいいのかもしれない。
娘の攻撃が変わる可能性も考慮すべきか
あぁ、こんな世界もあるんだなぁと勉強になった動画であるが、これが娘とまったく関係ないとは言い切れないのが現実だ。
動画内でのママさんは「伝えたいのに伝えられない苦しみ」がこの壁の穴につながっていると言っている。
うちの娘の場合はその苦しみが、叩く・蹴る・ドアをバタンと閉める・大声を出す、という結果になっているだけで、心の叫びなのは変わらない。
今はまだ小さい……とも言い切れないくらいに体も大きくなってきた。もうすぐ9歳だから、本気を出せば壁くらい壊せるはずだ。
今はまだ気づいていないだけで、娘にとってより心の叫びを周りに知らしめられる行為を見つける可能性もある。自傷行為におよぶ可能性もある。
心の叫びに上限はないと考えた方がよさそうだ。
とりあえず、心の叫びの表現方法をコントロールすることは難易度が高そうなので、なるべく娘に理解を示すように、全力で娘の存在を受け入れる方向で今後も精進したい。
ここまで読んでいただき感謝。
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