イレギュラー満載のとんぼである、ごきげんよう。
本来であれば、今日は久しぶりに子供たちを義母宅に預ける日。夜からゆっくり休んで、明日は妻と結婚記念ランチにいく予定だった。
が、まぁ人生上手くいかないもんである。
妻のおばあちゃんの現状
妻のおばあちゃん、私にとっての義理の祖母にあたる女性は、90を超える高齢である。
歩くし喋るし元気で自宅に住んでいて、認知症の症状が少しずつ出ているような感じ……らしい。私は盆と正月くらいにしか会わない。
そんなおばあちゃんを主に面倒をみているのが、義母である。
お風呂にいれたり、ご飯を作って持って行ったり。特に、放っておいたら義祖母は絶対にお風呂に入らないという。
最近暑くなってきていて、1日お風呂に入らないだけで大変なことになるようだ。
問題は、高齢の認知症にありがちなお風呂の拒否。元々お風呂は嫌いだったのに、最近は拒否が半端ないと。
お風呂上がりに使用済みの汚れ物を着ようとするため、義母と揉めて揉めて、そこからさらに拒否がすごくなったんだと。
だんだんと認知症も悪化しており、最近は上半身裸で自宅をうろうろするケースもあり。相談員に連絡して、福祉のサポートを求める時じゃないかと話していたところだったのだが。
先日、歩けなくなってしまい入院となった。
病院で暴れ回っているらしい
原因は腰の骨の圧迫骨折らしいのだが、病院に入院となった義祖母はとにかく不穏。誰も面倒を見られないほど荒れているそうだ。
「私を病院で殺す気か!」
などと暴言を吐きまくり、点滴も外して治療も拒否。薬も飲まない。ご飯も食べなくなって、どうしようもないので病院側も困り果てているようだ。
義母は様子を見にいくけど、その義母にも罵詈雑言を浴びせる。お医者さんにも「うちでは何もできない」と見限られている。
義母の父(95)も介護施設にいて、現在かなり食欲も落ちて大変な時期だ。それに重なって母までこれでは……義母の心身の限界も近い。
そんな状況なので、義母に子供たちを預かってもらうのはさすがに無理だ。
子供たちがいない久しぶりの夜をさいっこうに楽しみにしてたけど、こちらから断ることにした。仕方ない。
あのおばあちゃんを思い出す
そんな義祖母と義母の話。介護問題がこんな身近にあるなんてね、子供たちの面倒を見るので精一杯だったよ。
数年前に介護施設で働いていた時の、よく暴れていた100歳のおばあちゃんがいたのを思い出す。
「なんであなたたちはこんなことするの?」
「私をころしてくれ」
「私がどれだけ苦しいかわかるか」
夜に2人きりで過ごした時も、こんな話をひたすら聞いていた記憶。色々やってはいるんだけど……なかなかね、穏やかで幸せにとはいかないもんだ。
義祖母も嫌なことを強制されて、望まない病院に連れてかれて、ネガティブな感情が増大しているのだろう。
かといって放置もできないのが、介護の難しいところ。子育てにも通ずるところがあるよね。
ここまで読んでいただき感謝。
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