うさぎの病院に来ているとんぼである、ごきげんよう。
診察待ちの時間は有効に活用せねばならん。そこで、最近あった息子の拒否を考察していく。
拒否られるといらっとする
最近、息子と話す機会が多くなった。
妻と息子があまり相性がよくないのもあって、息子は私にべったりである。結構なべったり具合でね、うんざりする時もある。
それでも以前よりはだいぶ嫌悪感も減ってきて、後ろから抱きつかれて耳に息吹きかけてくるような悪行さえしなければ、普通に接することができている。
お手伝いもしてくれるし、関係は良好だ。
しかし会話の中で拒否られることもあって、それがあると私もイライラしてしまう。まだまだ未熟だ。
そしてこの拒否をいくつか繰り返して気づく。息子には息子なりの、こちらも納得してしまうような理由があるのだと。
音読の宿題の話
息子は小学1年生、毎日の宿題で音読がある。
国語の教科書で今習っているところを2~3P読むやつ。少し前から漢字も導入され、難度が上がってきた。
そして先日、音読の範囲が数日同じのが続いて、息子も完全に内容を覚えてしまっていた。音読の意味があまりなさそう。
これではやってる方も聞いてる方もつまらないので、宿題で出されている範囲とは違う、読んだことがない先のページの音読してもらうことにした。
そしたらね、息子の拒否がすごいのだ。
「いやだ、これは読みたくない」
うーん。習ってない漢字も出てこない。ページ数も少ない。今の息子の力なら、読める内容なはずだ。
「もう覚えてるから、今日は違うの読もうよ」と何度か伝えてみたけど、割と頑固で拒否してくるから段々とむかついてくる。
習ってないところを読むのがそんなに面倒か!?いいから読めよ!!
とイライラし始めたところで、息子が言い出した。
「サインがもらえないところはいやだ」
何を言ってんだこやつは……と少し話を聞いてみたら、息子の拒否する理由がはっきりした。
息子の学校ではいつも、時間割や宿題の内容をノートに書いてくる。その中に音読をしたら親がサインをする箇所もある。
なんと息子は、宿題範囲と違う範囲を音読したら私がサインをしてくれないと思ったらしい。
サインがもらえなければ休み時間に音読しないといけないと。だから、宿題範囲とは違う場所を読みたくないのだという。
そんなバカな。
私から提案してるのに「宿題とは違う範囲なので音読サインはしません!」って言うわけないだろうが!!
……というのは私の常識。息子の中では、宿題範囲と違うとこ読んだらサインの対象外になるのが常識だったらしい。
説明不足を謝ってサインもちゃんとすることを説明したら、読んでくれたよ。
共感ってのは難しいなぁ。
理由を聞くようにしたらイライラが減る
それから数日後、出かける前に息子のウサギの糞を片付けるようにお願いしたら、拒否された。
「いやだ」と言うので私が片付けることに。で、一つ転がっていた糞を手でとったら「きたなっ!」と言われる。
すぐに手を洗うわクソ野郎が、隣で見てるなら手伝えよ!!とイライラするも、深呼吸で乗り越える。
その10分後、息子から「頭がいたい」と訴えあり。
片付けは単に嫌だったわけじゃなく、体調が悪くて何もしたくなかった可能性がある。息子の体調を考えると、少しは溜飲が下がる。
また昨日も、お昼にカレーを作って出した。夜もカレーになるから、少しアレンジを加えて「カレーにチーズをいれるのもおいしいよ」と伝えてみた。
それもまた拒否。「オレは絶対カレーにチーズいれたくない」と試しもせず強く拒絶するもんだから、なんだこのクソ野郎はいらっとする。
でもこれまでの教訓があるので理由を聞いてみると「カレーにチーズ入れてお腹こわしたことがあるんだよ」だって。
試したことあんじゃねーか。ならそれを先に言えよ!!!
と思ってしまったけど、「やったこともないくせに」ってのがそもそも私の勝手な思い込みだから。
親子揃って共感力が低いということで、手打ちにしよう。
息子には息子なりの理由がある。当たり前のことだけど、肝に命じておきたい。
最後に妻の肩を揉む息子を載せておく。
こんな風に、大抵のお願いは聞いてくれたりする。
悪いやつじゃないんだが、言い方がむかつくんだよ。コミュニケーションを一緒に学ばないといかんわ。
ここまで読んでいただき感謝。
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