怒涛の数日を過ごしたとんぼである、ごきげんよう。
私が落ち込みすぎかも……と思ったら、義母も同じくらいに落ち込んでいたらしい。
こんなこともあるのかと、不思議な体験をさせてもらった。
水に流そうと思ったら
先日、義母から厳しいお言葉をいただいた。
事情が色々と重なったのもある。
注意されたのは電話越し。妻が電話をスピーカーで話したため、義母としてはまさか私が聞いているとは思わなかったはず。
いつもなら私に少なからず気を使って言葉を選んでくれるけど、電話相手は実の娘だから。どストレートに不信感をあらわにしたんだろう。
あまりに話が納得できなかったので私も途中から話に入り、くっちゃくちゃになった。
あと、私の息子に対する対応もよくなかったのも事実だ。息子は静かに泣いて、私がイライラオーラを出して。
義母の状況を考えてみれば、不信感を抱くのは至極当然とも言える。
だから大きく傷つく案件でもなさそうなのだが……私の怒りというか、悲しみが爆発してしまった。
私はこんなに頑張っているのに。
考えて考えて、対策もとって。きつい時もあるけど、なんとか皆が笑えるように頑張っているのに。息子との関係も以前と比べたら遥かにいいのに。
我々の育児のやり方がおかしいんじゃないかと。子供たちを支配しようとするやり方はおかしいとの声をいただいてしまった。
そりゃあるよ。私も、自分が子供たちを支配しようとしてると感じる時がある。
だからこそ、毎朝、受容の精神を述べた名言を読んで、手放すことも愛であると頭に刻みつけようとしてる。
子供たちを支配してるなーと感じたら、「子供たちが思い通りに動かないことにムカつく、と思っていることに私は気づいている」と、思考と現実を分離する認知行動療法を実行している。
こんな地味な対策をずーっと続けてきてて、自分のよろしくない部分も受け入れて前に進もうとしてる。
それら全てが否定されてしまった気がして、悲しくなってしまったわけです。
でも妻が異常なほどに共感してくれて、コメントでもお優しい言葉をいくつかいただいて。
義母から認められないのは仕方がないことだと。私は私で、頑張っているんだからそれでいいじゃないかと、立ち直りつつあった。
週末を挟み、義母と顔を合わせるのはヒジョーに微妙な心境だったが、今回の件はなかったこととして振舞うことに決めた。
それが正解じゃなかろうか。
そして昨日、義母宅に娘を送って、さらっと申し送りをして帰ろうとしたところ。予想外の謝罪があった。
義母の丁寧な謝罪
いやもうびっくりしたわ。
深々と頭を下げて、自分の勝手な思い込みで色々言ってしまったと、とても丁寧で深い謝罪があった。
私(とんぼ)が頑張っているのもわかっているし、感謝もしているけども、気になったことは言わずにいられない癖があると。
子供が泣いててとんぼがイライラしてる場面を見たもんだから、モンモンとして、どうしても言わずにはいられず、吐き出してしまったと。
申し訳なかったと、何度も頭を下げられた。
な、なんだこの人は。
私より二回り以上も年上で、二人の子供を育て切った大先輩なのに。娘の旦那に頭を下げるって、簡単にできることじゃないはずなのに。
ここまで私の気持ちを汲んで、頭を下げてくれるとは夢にも思わず。
逆に恐縮して申し訳なくなって思わず謝ってしまうほどの、丁寧な謝罪で。ありがたいなぁという思いと、すごいなぁという思いが入り混じり、少し感動してしまった。
生きてたらこんなことあるんだね。わからんもんだ。
妻が私より怒っていた
妻は、今回我々の育児のやり方が注意された一件にイライラしていたらしく、
「うちのお母さんから謝罪はあった?」
と何度か聞いてきていた。謝罪があったことを告げると満足したようで、「謝らずにこれを水に流そうとしたら私が許さん」と怖い顔をしていた。
私にもまだ改善すべき点があるのは確かだし、義母も息子のメンタルを心配してくれてのことだったと思うから、大事にするつもりはなかったんだけど。
今後の関係性に影響が出ない形で義母が対応してくれて、私としてはとても助かりました。
義母との関係が悪化するのは、私たち夫婦にとっては死活問題。本当にありがたかった。
今後も、安心してもらえるように精進していきます。
ここまで読んでいただき感謝。
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