ステップファザーにできること

発達障害の娘とやんちゃ息子の父によるステップファミリーの話

物理面と精神面から家族を勇気づける存在でありたい話

家族が一番のとんぼである、ごきげんよう。

 

家族が一番……というよりは、一緒に過ごした時間が長い人なら、血のつながりに関係なく大切にしたい。だから子供たちも私の中では一番なのである。

 

それはさておき、私にとってもっとも近い存在の妻が、仕事でいっぱいいっぱいになっている。定期的にメンタルやられるね。

 

大変そうな妻をみて、そしてあるコメントをもらって、気づいたことがある。最近のとんぼの考えを記す。

人は変えられない

34年生きてきて痛感しているのは、人は変えられないということ。

 

客観的に見てるとおかしな判断をしてて、正解ルートが明らかなのに行動に移せない人がいても、ああした方がいい、こうした方がいいとアドバイスを送るのは微妙だ。

 

無駄とまでは言わないが、成功率は低い。むしろ相手の負担になることすらある。

 

アドバイスをきっかけに変われる人は、アドバイスがなくても勝手に変わっていく。勇気がまだ完全に挫かれていない人でもある。

 

私もたまにあるが、アドバイスをもらってもその行動に移す元気がない時がある。心が打ち砕かれている。

 

人間だから、誰しも心が弱るもの。怒りに身を任せ、自暴自棄な行動・言動に出ることもある。

 

最近の妻がそんな感じだった。

 

今週は仕事で何度も怒られたようで、精神がやられていた。来週の月曜は仕事を休むとまで言いだした。

 

プライベートで娘が荒れまくっていたのも効いている。それがなくても忙しいのに、自宅でも休む暇がないからそらきつい。

 

何もかもが上手くいかないように思えて、すべてを投げ出してしまいたくなったんだろう。

 

あー、だいぶ精神的な疲労がたまっているなと、昨夜は妻の話を傾聴することに力を入れて、共感し、励ますことにした。

 

大したことではない。というか、それしかできない。その後どうするか、現実に立ち向かうかどうかを決めるのは、妻なのだから。

  

少しでも妻が前向きに物事を考え、また立ち上がる勇気を取り戻すにはどうすればいいかと考えた結果、話を聞くことしかできなかったというわけさね。

 

人は変えられないし、思い通りには動かない。正解はこれだからと言われて即座に実行できるなら、こんなに悩んでない。

話を聞くだけじゃ足りない

胸の内を吐露することで、妻の気は楽になったようだ。今朝は早起きして、元気になっていた。お礼も言われた。

 

妻はそういう人だから、きっと私が話を聞かなくても勝手に立ち直ったはず。それでも少しは力になれたのなら嬉しい。

 

そこで気づいたのは、私には傾聴以外にもできることがあるということ。

 

70を超える実母は、アラフォーひきこもりの長男を養いながら生活をしている。父は数年前に他界したため、一人でこの現実と向き合わなければならない。

 

以前に書いたね。

www.rabbitonbo.com

 

現状が八方塞がりに見える母に、長男をどうにかせい!と口を酸っぱくして言ったところで何の解決にもならない。むしろ私を避けるようになった。

 

私がストレスになってどうすんだと対応を切り替え、とにかく反論せずに話を聞くことにしている。おかげさまで、今のところ関係は良好である。

 

母が話をして心がいくらか晴れてくれたら、私にできることは終わりだと思った。それからどうするかは、母が決めることなのだから。

 

でも、何度も書くけど、私にできるのは話を聞くことだけではない。それだけではフォローとしては足りないし、もっとできることがある。

 

物理的なフォローをすることで心の負担を軽くするのだ。

 

例えば、実家は片付けがされていない。物も多く、猫もいっぱいで、お世辞にも清潔とは言い難い。

 

おそらく母は、毎日「片付けないといけない」と思いながら生活している。常時ストレスに晒されているようなもん。

 

それに母はお金の心配もしているはずだ。何せ今以上に収入が増えることはないのに、長男はひきこもり。吹けば飛ぶような貯金しかない。

 

ひきこもり長男問題に着手する以前に、すでに母の肩に乗る荷物はパンパンで動けない状態なのは容易に想像できる。

 

そんな母は、長男問題には手を出せなくても、片付けは前向きにやってくれるかもしれない。一緒に手伝ってもいい。 

 

収入は増えることはなくても、支出を見直すことで少しは毎月の黒字が増えるかもしれない。

 

父が他界したあとも放置してる相続登記も、私が調べてやってしまってもいい。面倒くさそうだけど。

 

こうやって少しずつ、身の回りの諸問題を片付けていくことは、母を勇気づけることになるはずだ。

 

どちらにせよ、兄と向き合うかどうかは母次第ではあるし、すべて私がサポートします!!とは口が裂けてもいわんけどさ。

 

少しずつ少しずつ、荷物を減らしていきたいねぇ。

妻も子供たちも同じこと

実母を例に出したのでわかりづらいが、これは妻にも子供たちにも通じることだ。

 

妻が仕事で怒られて、仕事が山積みで立ち向かえなくなったら?

 

子供たちが学校で嫌なことがあって、もう行きたくない・逃げてしまいたいと思ったら?

 

そんな時でも、自宅にいる家族には、安心して過ごしてもらいたい。話を聞いてくれる、心から心配してくれる人がいると感じてもらいたい。

 

だけど、お金の心配があったらそれだけで窮屈になるし、家中が汚かったら無意識に脳が疲れるし、体に悪い料理を出せば心身ともにダメージを受ける。

 

これじゃあ厳しい現実に立ち向かえないでしょう。

 

家族と過ごす空間は、メインの戦場ではない。休息の場であって、そこで癒されて、また立ち向かっていける勇気を養う場なのだと今は思う。

 

戦え!!と言いたいわけじゃなくて、戦うための土台作りならサポートできるかも、という話。

 

……何でこんなこと言い出したんだろう?

 

まーとにかく、物理面・精神面の両方から家族を勇気づけていくこと。それからどうするかは家族に任せること。それが、今の理想かなーと思います。

 

今それができているわけじゃないからね!

 

ここまで読んでいただき感謝。

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