障がい児ときょうだい児の子を持つとんぼである、ごきげんよう。
娘だけだったら、または息子だけだったら、おそらくもっとシンプルに子育てができるはず。二人いると、細かいフォローが必要になる。
気づいたら息子のメンタルに限界がきていたようで、現状を考える。
息子の我慢耐性がゼロに
日曜日、遊びすぎて疲れた息子は少しイライラしていた。何を言っても反論する。
「だって!」「でも!」
疲れすぎた子供は、何かにつけて文句をいい八つ当たりしてくるから面倒だ。遊ぶにしてもほどほどがいい。
夜、お風呂に入ってご飯を食べた息子は元気になって一安心したのに、ぐっすり寝たはずの今朝もイライラがすごかった。
娘の調子も悪くなくて、朝からポンポンと息子の背中を叩いて挨拶をしていた。
「おはよー」
優しいタッチでね、痛くもなさそう。気持ちのよい挨拶である。それなのに、息子が第一声で怒り出す。
「姉、やらないで!」
こんなん言われて娘がいい気分がするわけもない。
その後もトイレに入ろうとする息子の背中を、娘が優しく押したらしい。トイレに入ってね、という意味で促しただけだったはずなのだが……
「なんで押すの!?」
荒々しく怒りぶつけるような言い方だ。
妻がフォローに入ってその場を治めてくれた。娘は反撃もせず、びっくりして状況が理解できない様子。
先週から暴力がきつくなった娘にやられまくった息子。叩かれても我慢したり、逃げたりと何とか反撃せずに乗り越えてくれた。
それが今や、少し触れられただけでイライラを隠しもせず、怒りをあらわにしている。
もはや我慢の限界だったのかもしれない。ちょっとやそっと押された程度で威嚇するとは。
息子が片付けようとしたお皿を娘が触っただけで、触らないで!と拒否。娘がゆっくりご飯を食べてたら、「早く食べて!」と指示。
娘が叩くのもしんどいけど、息子の怒った声を朝から聞くのもしんどい。
何でこんなにイライラしてるのかと言えば、我々のフォローのやり方が悪いのも原因だと考えられる。
結局、障がい児の娘に甘く、健常児の息子に厳しい物言いをしていると、息子は感じているのではないか。
「叩かれるのはかわいそうだが、今のは息子が悪い」といった言い回しを、時折口に出してしまうことがある。
車の後部座席で暴れる息子が叩かれたり、わざわざ娘の足元に寝転がる息子が頭をパチンとやられたら、そりゃそうだろ、自業自得だって思ってしまう。
パーソナルスペースにシビアな娘と、自由に動き回りたい息子が共存するのは難しいんだ。
社会の荒波に揉まれる息子
今朝の息子があまりに娘に当たりがきつかっので、心配した妻が寝かしつけの時に30分以上話を聞いてくれた。
学校の話、友達の話を色々とやってくれたようで、息子の気苦労がわかる。小学1年生と言っても、すでに子供たちの社会が出来上がっているようだ。
遊びでリーダーを決める時に、多数決したら息子がボロ負けだったとか。鬼ごっこ中になぜか息子だけ注意されたとか。
他にもまぁ色々と、見えないところで息子は戦っている。
イライラする時もそりゃある。もう少し息子が置かれた状況を意識して、優しい声かけをできるようにしたい。
ここまで読んでいただき感謝。
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