サプライズ大好きとんぼである、ごきげんよう。
本日、愛する妻の31歳の誕生日があった。おめでとう。初めて会った時は25歳だったのに、君もだいぶ大きくなったな。
というわけで、おめでたい話である。
だるいだるいだるい!
妻の誕生日だというのに、なんと昨夜は2時まで寝ないという愚行。朝からだるい。眠たくて仕方がない。体も動かない。
皆は10時過ぎには起きてたのに、私だけ12時まで動けず。
日曜日なのに、妻が子供たち二人とパズルやらで遊びながらお昼ご飯を作ってて衝撃を受ける。
テレビに頼りまくりだった妻が、私がいなくともテレビをつけていない。親一人、子供二人でテレビなしがどれほどきついか。
なんということだ、今日は妻の誕生日なのに!!こんなに負担をかけてしまった!!
私と結婚してなければ、テレビ三昧で何の疑問も持たなかったはずなのに。共に修羅の道を選んでくれてありがたいやら申し訳ないやら。
そんな罪悪感に襲われながらも、妻が作ってくれた昼食を食べて、買い物へ。
妻が誕生日ということで、妻希望の鍋を作ることになっていた。基本はシンプルな和風鍋で、妻用にキムチのタレなどなど。
お金もそんなに余裕がないし、すぐに息子の誕生日もあるからケーキはなし。
「家族が仲良く笑ってたらそれでいいよ」
とか言ってくれるから、困ってしまうじゃないか。
だって、最近の私は娘にイライラ。息子にイライラ。気持ち悪いとか言ってるんだぜ、やばいだろ。
これでは誕生日を迎えられないので、二日前辺りから少しずつ子供たちとの関係修復するように努めた。
全力でストレスを感じてないかのように振る舞った金曜日。
いやだあああああと叫ぶ心の声を静かに見つめながら、息子を膝に乗せた写真。
血反吐を吐くような努力の結果、今日までになんとか、なんとか回復して笑って過ごせている。今日は一緒にしりとりしながら風呂にも入れた。よし!
家族が笑って仲良く過ごせるようにはなったが……今日は誕生日だ。本当にそれだけでいいのか?
昨年はカルパッチョやらサンドイッチでお祝いした。頑張っているのだ。
鍋は確かに温まるけど……誕生日に鍋だけはいただけない‥‥でもだるい。眠い。何もしたくない。
だるいー。それだけが私の頭を支配していた。
誕生日を祝うよ!
今年は鍋だけでいいかなぁ……と諦めかけたその時、親戚のおばちゃんが大量のフルーツを持ってきてくれた。
いちご、りんご、バナナにみかん……それらをみて、思いついてしまった。
いちごがあるなら、誕生日ケーキ作れるんじゃん!?
夕方から妻と子供たちは、上履きや傘を買いに行くらしい。
私は鍋の準備で自宅に一人きり。
これはサプライズケーキのチャンス到来だ!!
スポンジケーキは無理だけど、ホットケーキなら作れそう。果物も多いし、生クリームさえ買っときゃなんとかなるかもしれない。
そう思いついた瞬間に、体のだるさは吹き飛んだ。そして自宅に一人になってから、サプライズ料理が始まった。
まずは速攻でホットケーキを作る。
ボウルに卵と牛乳を入れてかき混ぜた瞬間に、妻が忘れ物を取りに帰ってきてパニックになる。
しかし、泡立て器とボウルを持った旦那と話したのに、妻は一切の疑問を持たずに出ていった。
おい、もう少し旦那の料理に注目しろ。鍋作る奴が泡立て器持ってたらおかしいだろ。
気を取り直してホットケーキを焼いてみて、焦がしてしまう。
ホットケーキむずくね?なにこれ、美味しそうに焼ける気しないんだけど。ていうか、これホットケーキ?
まぁいいや、焦げた部分は生クリームで隠蔽しようと決めて次へ。
クリームの前に果物の準備。おいしそう!いちごの他にも、リンゴ、みかんを用意。
それから買ってきた生クリーム。おそらく人生で初めて作る生クリーム。
手動で混ぜても全然クリームにならず、結局ハンドミキサーを使った。洗うのが面倒だけど、素人にはハンドミキサーは必須だと知る。
うまくできたな!
で、なんやかんやあってできたのがこちら。
なにこれ!!w
ホットケーキを3段重ねにして、間に生クリームとフルーツをぶちこんだ、ホットケーキケーキである。
ケーキ職人がいる理由がわかる。私が雑なのも大きいが、クリームもフルーツも全然見栄えよく配置できない。
ふいーできた!!と落ち着く暇もなく、保冷バッグにケーキと保冷剤を詰め込んで部屋に隠す。
部屋中が甘い香りに包まれていたため、寒い中換気して証拠隠滅。
ボウルやら泡立て器をすべて洗って片付いたところで、皆が帰ってきた。セーフ。よかった。
その後は鍋の具材を用意して、息子とお風呂に入りました。
31歳おめでとう
というわけで、31歳をおめでとうの会を家族4人でおこなった。
いやーこの寒い時期に鍋はいいね。
なんか面倒くさいなーと普段鍋はやんないけど、野菜切るだけだしあったまるし、週に1回くらいはやってもいいかもしれない。
そして誰もがまったく期待していなかったケーキをサプライズで出したら、皆喜んでいた。
ネームプレートがわりのウエハース(娘にかじられている)を乗せてみた完成図。
そこそこに美味で好評なホットケーキケーキであったぞ。
というわけで、体が重たい中、なんとか祝うことができてホッとしている。
自己満足的な部分もあるけども、妻が喜んでくれたらそれでいい。なにせ、めでたい誕生日だからな。
最近思うのは、私にも色々やりたいこととかやりたくないこととかあるんだけど、妻が笑ってなければ意味がない。
家族が一番大事……とは言うけどさ、妻は別格だよねぇ。離れようと思えばいつでも離れられるのに、絶対に離れないと決めたんだから。
とりあえずは、私よりも長生きしてくれ。誕生日おめでとう。
ここまで読んでいただき感謝。
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