精神の海に凪が訪れつつあるとんぼである、ごきげんよう。
ストレス対策は効くなーと自分でやっときながら感心してしまうほどだ。五日目にして気分の浮き沈みが落ち着いてきている。体は相変わらず重く、眠いけど。
これなら一応、週末は子供たちとも遊べそう。
それに一つ、息子と約束してたことがあってね。
息子とのスマブラの約束
クリスマスにサンタさんからスマブラをもらった息子。冬休みは毎日のように一緒にプレイした。
３学期が始まると、ゲームとごと妻の実家に持ってった。学童終わりの息子がゲーム機でYouTubeを見たりゲームができる。
一人でもスマブラやるんかなーと思ったら、一人じゃつまらないらしい。
高齢の義母も頑張って息子とプレイしてくれたのに、ジェネレーションギャップがありすぎてつまらないらしい。
結果、3学期入って早々に息子はスマブラをプレイしなくなった。平日の夜はいつも通りYouTubeを見ているそうな。
だからたまの休みの土曜日には、スマブラをやりたいと言ってくる。YouTubeを見るより、一緒に対戦しようと。
何度かそんな話はされたのに、今年に入って一度も一緒にプレイしていない。先週の土曜日にいたっては「じゃあ今からパパとスマブラを対戦しよう！！」と約束までした。
その後、自暴自棄になった私は、約束を果たすことなく消えてしまった。
いやね、一応気を使ったんだよ。私は散歩行くから、代わりに妻にプレイしてほしいと話もつけた。責任をもって埋め合わせをしたのだ。
それなのに、夜に帰って来た息子は泣き出して。
「パパとスマブラやりたかったのに」
よほど楽しみにしてたのか、シクシク泣く息子に苦笑い。
ほんとかよ、ママとスマブラやって楽しかっただろうが。
……よくわからないけど、じゃあ来週の土曜日は必ずパパとスマブラで対戦しよう！！と再度約束せざるをえなかった。
うん。めちゃくちゃ慰めた面倒臭い案件だったのに、この約束をつい昨日まで忘れていた。土曜日は適当にYouTube見せようと思っていた。
しかしよく考えてみれば、これはかなり重要な約束かもしれない。
ひきこもりの兄とのスマブラの約束
遊びの約束って、子供にとってはかなり重要なんだと思う。
もう子供ではなかったが、私がまだ20になる前の頃、ひきこもり生活に突入して1年目かそこら。
同じくひきこもりの兄と、今からスマブラやろうぜと約束した。
当時新しかったWiiのスマブラを購入したてで、兄とスマブラをプレイするのがとても楽しみだったのである。
……20前後の男兄弟が何やってんだと思わなくもない。
その頃の兄は、PCを入手したての時期。軽い廃人状態になっていて、日中はずーっとPCの前に座っている状態。
スマブラやろうぜーと約束したにもかかわらず、いつまで経ってもPCの前から動かない。やるやる言いながらやる気がない。
1時間ほど待ったが来なかったのでぶちぎれ。
クソ廃人やろうが、お前とは2度とゲームやらん！！
当時の若かりし私は怒りに怒り、それから3年間、兄と一切口を聞かなかった。
スマブラの恨みはでかいという思い出話であるな。
遊びの約束は守ろう
だいぶ脱線したが、ぶちぎれの原因はスマブラの約束を破られたから。
悲しい経験を経たこの私が、まさか息子とのスマブラの約束を破るわけにもいかん。妻ではダメなら、私がやるしかない。
とてもとても大事な約束だったはずなのに、忘れてしまうから怖いよね。
子供との約束は軽視せずに、スケジュール張に書き込んでもいいかもしれない。おそらく私と息子では、約束の重みが違うだろうから。
余談だけど、今朝、学校前でバイバイする直前の息子が、突然聞いてきた。
「あした、できるよね？」
ふふ。
「‥‥スマブラだろ？わかってるよ！」
そう自信満々に言ったら、息子はニヤニヤして登校していった。
ギリギリセーフだわ。危ないところだった。
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