エイプリルフールとんぼである、ごきげんよう。
4月の1日はウソついても許されるエイプリルフール。こういうのを鼻で笑ってやらない系の私も、子供がいるから参加したい気持ちがうずうず。
というわけで、7歳児の息子に嘘をついてみた。
傷つけないだろうウソを考える
朝、いつも通り片付けやら準備をしていたら、今日が4月1日だと気づき、せっかくだから何か息子にウソでもついてみるかと、少し考える。
エイプリルフールを知らないだろうし、教えるなら実体験で学んだ方がいいでしょう。
エイプリルフールとはいえ、傷つけるようなウソはあまりよろしくない。病気系のウソも心配させるのもあれだし、なかなかにチョイスが難しい。
最初は、「息子は本当は女の子なんだよ」的なウソにしようとしたけども、明らかなウソではつまらないし、ジェンダーネタは時代に合わない。
うーむ……と考えた結果、ついたウソがこれだ。
宇宙人流星群。
地球には、数十年に一度、宇宙人が流れ星のように大量に飛んでくるのだ。それはもう、数えきれないくらいの宇宙人が飛んでくる。
前回は息子が生まれる前だったので知らないかもしれないが、ニュースでもバンバンやっていて、大人で知らない人はいない。私もみたよ。
……え?しし座流星群とか知らないの?流れ星がいっぱい見られるあれだよ、それの宇宙人バージョンだよ。
みんな知ってるんだけどなぁ……
という感じで話したところ、最初は「ウソでしょ、何言ってるの」とヘラヘラ笑っていた息子だったが、真顔で解説を続ける父に信憑性を感じた様子。
「どんな宇宙人がいたの?」
などと、最終的には興味津々で聞いてきていた。
私がみる限り、これは信じているな。
もう一つ検証
まさかの宇宙人流星群を信じてくれたので、もう一つ追加でいってみた。
何がいいかなぁ、夢があるようなのがいいなぁということで、次はこれだ。
ピカチュウ実在説。
ポケモンの中でも、ピカチュウは現存する生き物である。
名前はもちろんピカチュウで、南アメリカのアマゾンに生息している。黄色い色をしていて、電気を帯びている。
鳴き声ももちろん「ピカチュウ」だ。
宇宙人流星群知らないんだったら、ピカチュウのことも知らないんじゃないの??的な、スマートな流れでウソをついてみたもんだから、息子も信用してくれたようだ。
テンションが上がった息子から、さらに追加で質問を受ける。
「じゃあストライクもいるのかな!?」
ストライクとは、かまきりっぽいポケモンのこと。
もちろんストライクも実在するポケモンである。
今、世界ではストライクが異常発生していて、砂漠ではものすごい数のストライクが移動を開始している。
動画見たことない?めちゃくちゃな数のストライクが飛び跳ねながら砂漠を移動してるやつ。
……くだらねぇw
この辺から、私自身が笑いをこらえきれなくなってしまってね。
こんなクソみたいな話誰が信じるんだよと吹き出しながら話していたんだけども、息子は真面目な顔で聞いていた。
エイプリルフールを学ばせる
三つのウソをついたところで時間がきたので切り上げた。
息子は目をキラキラ輝かせて、その後も宇宙人やストライクの話をしてきていた……ので信じていたのかな?半信半疑かも。
ただ、こんなクソ話を学童でお友達にされても困るじゃないか。私を信じてウソつき呼ばわりされるのは不本意なので、送迎前にネタバラシ。
宇宙人流星群にポケモンの話は全部ウソだよと、今日はエイプリルフールなんだよと。
そういったら、想定以上にがっかりしてしまって……
「なんで(ウソついたの)?」と暗い感じで聞かれて……
微妙な空気になりました。すみませんでした。
が、4月1日はウソをついてもいい日、エイプリルフールと言われているんだよと釈明。
ただ人を傷つけるウソとか、心配させるウソはやめた方がいいねと、謝りながら教えてることができました。知識を伝えるという目的は達成したね、よかった。
正直、朝から娘がロールスクリーンのカーテンを引っ張りまくって妻と大喧嘩してて、エイプリルフールどころじゃなかったわけだが。
その中で宇宙流星群を信じる息子は、多少は家庭の空気を和ませたのではないでしょうか。
ここまで読んでいただき感謝。
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