妻に強く言えないとんぼである、ごきげんよう。
妻と私は4歳差。私の方が年上ではあるが、強制的に妻の行動をねじ曲げようとすることはない。気持ちがわからなくもないので。
できるなら希望を叶えてあげたかったり、がっかりさせたくなかったり。そんな男の末路の話。
メダカをもらう
1ヶ月ほど前に、妻の職場に新しい年配の職員が配属された。
妻と部署は違うが、昼食で同席することが多い様子。その流れで、なんとメダカをもらうことになったらしい。
メダカ？いらないなぁ……
それが本音で、普通に妻にも嫌な顔をしたわけです。
子供たちの面倒だってまともに見られていない。余裕もなくて怒ることが多いのに、その上メダカを飼うなんて愚行としか言いようがない。
アクアリウム的なものを自宅に置く夢はあったが……今じゃないよ。こんな大変な時期にメダカもらってどうすんだ。
とか何とかぶーたれたが、毎日職場でメダカの話をされて、すでにもらう約束までしてしまった妻。今さら断れない。断るように言うのもかわいそう。
そう。私がここで、文句を言いつつも受け入れちゃったのだ。妻がどれだけ気まずくなろうとも、嫌なら嫌だと断ればよかったのである。
でもそれをやらなかったのが私だ。メダカを受け入れると決めたのは私だし、最終責任すら私にあると言ってもいい。
そんなわけで、我が家にメダカがきたわけです。
めんどくさい案件
職場から10匹程度のメダカをもらってきて、バケツに水草とメダカが入っている。
ここ最近のブログを読んでいただければわかるはず。めちゃくちゃきつくてね、マジでメダカの環境作りどころじゃない。
月曜日にはバケツから入れ替える住処を作ると妻に約束したはいいものの、土日の疲労で爆睡。ベッドからほとんど動けず終わってしまった。
そしたら妻がめちゃくちゃ不満がってねぇ。
職場の人からバケツごともらったのが水曜日なのに、まだバケツから動かしていない現状は許せないらしい。
月曜日がリミットなんだから、私がメダカのために朝からせっせと働いていると思ったとか。
こちとらメダカどころじゃないんだが！？
ていうかメダカ案件に期限があるなんて知らないんですが？？と、少し険悪になってさ。
でも妻の立場もわかる。職場の人からもらったメダカを、まさかそのまま放置して死なせた日にゃ合わせる顔もない。
悪いことしたと少し反省して、本日火曜日は朝からメダカのためにせっせと働くことにした。
しっかしまぁ、めんどくさい。
メダカは日光に当たる必要があって、屋外で飼育するのがいいらしい。それなのに、メダカが生息できる睡蓮鉢がどこにも売ってない。
しかたがないので先日は素焼きの鉢を購入して、底に穴があいているので埋めなきゃならん。
ネットで色々調べて、なんとなくプラスチックを詰め込んでシリコンで内と外から埋めてみた。
よくわからんけど、汚い。正解がわからん。水漏れなきゃいいけど。
また我が家は山の上で、カエルが多すぎる。カエルはメダカを食べてしまうとのことで、フタを探す必要がある。今から買いに行く。
水もカルキを抜かなきゃならんとかでカルキ抜きを買ってきて、素焼きはじわじわと水が流れていくことも判明したので、別途防水策を練らないといけない。
中に防水セメント塗ったらどうだろうと考えるも、懸念材料も多い。
住処が完成するまでは、今生息してるバケツの水を一部入れ替えて、綺麗にせにゃならん。水取り替え用のポンプも必要かもしれん。
……とか。
なんでメダカにこんなに労力とお金を使わないといけないんだろう。
そんな疑問が何度も頭をよぎるが、妻のがっかりした顔を見たくない私は、今から本日2度目のホームセンターへと旅立つ。
寝たい
まぁ何が言いたいかといえば、メダカのお世話より眠りたいってことさ。疲労が溜まりすぎているから、まずは寝たい。
昨夜は息子に「パパ、ちゃんと寝られてる？」と聞かれた。きっと私の機嫌があまりよろしくないので、睡眠不足を疑っているのだろう。
深夜に息子が寂しそうに寝室に入ってくるし、早朝から娘は泣きじゃくりだし、寝かせる気なくねーかと思わなくもない。
とにかく、メダカをこのまま放置しておくわけにはいかない。私には睡眠よりもやるべきことがあるのです。
では、また明日。
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