ステップファザーにできること

重度知的+発達障害の娘と、二人のやんちゃ息子の父によるステップファミリーの話

ステップファミリーの我が家、第三子をどうするか検討してる話

すでにいっぱいいっぱいのとんぼである、ごきげんよう。

 

この入りからわかるように、我が家はすでに上限ギリギリなわけだが、まぁステップファミリーというのは色々と普通の家庭とは違うのだ。

 

自分たちもそうだし、周りの親族もそう。

第三子をどうするか問題

私はもともと子供が好きだと思ったことはない。妻と出会うまで結婚しようと思ったこともなければ、子供がほしいと思ったこともない。

 

もし妻が願うのなら、一人、多くても二人が私に抱えられる限界だ。子供たちには惜しみない愛情を注ぎたいが、多ければ多いほど難しくなっていく。

 

結婚する前からすでに妻には二人の子供がいた。上の女の子は重度の発達障害で、その二つ下には小生意気な男の子。

 

自分の子供をどうするかとか考えるまでもなく、この二人を育てあげれば、人生における子育てとしては十分なのではないか。

 

この二人に愛情をそそげば、わざわざ三人目を作る必要はないのではないか。

 

そう思う反面、自分と血の繋がった、妻との子供にはもしかしたら今まで感じたことのない感情を抱くかもしれない。

 

赤ちゃんを育てたこともないので、また見ぬ世界が待っているかもしれない。娘や息子にも様々な影響を与え、より幸せな世界が待っているのかもしれない。

 

そんな風に思ったりもする。

 

あとはまぁ、周りの親族だよね。

 

うちはステップファミリーだから、子は鎹(かすがい)が通用しないと思ってそう。

 

夫にとって血のつながらない子供達では、夫婦仲が悪くなった時に繋ぎ止めてくれるパワーが弱く、離婚へのハードルが低いと。

 

我々二人の子供ができて始めて、子が鎹になる。そんな親戚たちの思いを、なんとなく感じている。

 

でも違うんだなぁ。私と今の家族を繋げるのは、鎹じゃなくてリボンなんだよ。

 

血のつながらない子供達だから、いつでも切れるでしょ縁なんて。離婚して距離をおいて子供たちとも絶縁して、2度と会わないのも簡単だよ。

 

そんないつでも切れる縁を、切らない決意をしたんだよ。だからいいんじゃないか。

 

例え実子ができなかたっとしても、それでも家族としてつながり続ける覚悟をしてなければ結婚してない。

でもいっぱいいっぱい

上記は頭の中のごちゃごちゃした考えであって、現実は結構つらい。

 

娘と息子と暮らすストレスは予想以上で、今結婚生活を続けられているのが正に奇跡。よう逃げ出さなかったなと自分で感心するレベル。

 

子供たちの問題も多く、自分の心の闇も明らかになり、目標を持っては何度もくじけそうになって。

 

あらゆる課題が結婚生活の中で浮かび上がり、何度も何度も押しつぶされている。だからまぁ生きてるのが奇跡だと思うわけです。

 

そんな私が、今、子供を作ってみよう!と前向きに考えられるか?

 

正直微妙でしょ。普通にきつい。赤ちゃん産まれたらよりきつくなるのは目に見えている。

 

今がつらくてあまり幸せを感じられないのに。赤ちゃんが産まれたら人生のすべてが変わるような、幻想を抱いている節もある。

 

赤ちゃんに自分の人生を全Betしているような。それはちょっと違う気がする。

 

赤ちゃんが産まれたことを言い訳にして、自分の人生から目を背けそうな気もする。

 

私が今仕事も生活もあまりうまくいかないのは、子供が産まれたからだ。大変だから。娘も息子だけでも大変だったのに、三人目までいるんだから。

 

うまくいかない人生を子供たちのせいにし、安堵する傾向があるのを自覚している。

 

何が言いたいかといえば、今の私では前向きに第三子を考えられない。そんな話。

 

あとはまぁ、こっからまたプラスで20年子育て……終えたら60歳くらいかぁ……という思いも普通にある。今の子供達二人に、かなりのエネルギーを使っているし。

 

上で書いた通り、子育てはお腹いっぱいだと思う自分も確かにいる。

元気にならなきゃ始まらない

おかげさまで、最近は少しずつ元気になっている。元気にならないと、ブログで思想系の記事は書かない。しんどいから、日記しか書かない。

 

ストレス対策も久しぶりに軌道にのり、家事もそこそこ、家計もばっちり。もうしばらく続ければ、磐石の土台が出来上がりそうな気配。

 

おそらくもう少し精神的な余裕ができて、あと私がちゃんと仕事をして、お金を稼ぐことができれば、前向きに子供を検討できることだろう。

 

自分の人生の救済のためじゃなくて、愛する妻との子供がほしいとか、娘や息子も下の子がいた方が嬉しいだろうとか、私や妻の母親も喜ぶだろうとか。

 

何より産まれてきた赤ちゃんに全力で愛情を示せる自信があれば、別に何も悩む必要はない。

 

今のところ難しそうだから、今じゃないなと思っているだけさ。

 

結局は、目の前の問題を一つずつ乗り越えていくという、いつも通りの結論にいたる。

 

現実問題として妻が今31歳。無限に時間があるわけじゃない。 第三子、いなかったら後悔するかなぁ……

 

などなど、妻と検討した話。

余談

私には最初から子供がいたもんだから、子供のために子供を産むのか、親のために子供を産むのかよくわからん。結局親のエゴと思えなくもない。

 

作るとか作らないとか考えているからややこしいのか。気づいたら妊娠してるのが自然かもしれない。君の産まれたい思いが強かったんだよ的な。

 

それでも避妊や中絶という選択がある以上、産むかどうか選べるのが客観的な事実。

 

……何を気にしてるのかといえば、産まれてくる子供が自分で選べないことだから。なんで自分を産んだのかと子供に恨まれても文句は言えない立場だ。

 

例え親のエゴだとしても、子を作るという選択をした以上は、生まれてきてよかったと感じてもらうのが最低限の目標なのかもしれないな。

 

ここまで読んでいただき感謝。

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