本日はそこそこに眠れたとんぼである、ごきげんよう。
娘はあっさり眠ったし、朝も5時に起きたが一緒に二度寝してくれた。悪くない。むしろいい。久しぶりに、ぐっすり眠った感もある。
そこで、第三子を諦めるという重たい話を書いていく。
とんぼ夫婦にとっての第三子とは
我が家は、ステップファミリー。娘も息子も、妻の連れ子。だもんで、私は"自分と血のつながっている"子供を育てたことはない。
自分のDNAを受け継いだ子供がいたらどんな感情が芽生えるんだろうか。妻と自分の子供は、どんな子供なのか。
自然に愛情が溢れて、目に入れても痛くないような子供が誕生するのか。
先の見えないこのご時世、お金に余裕があるわけでもないが、いずれは欲しいなぁと思っていた。
先日、妻と真剣討論した話も書いたね。
私も妻も3人目は欲していた。いたら楽しそうだなぁって。
それに、妻の母親も第三子を望んでいる。初婚の私に気を使っている部分が大きいかも。
元夫の子供の面倒を見てることになる私に申し訳ないとの思いや、かすがい的な意味合いでの第三子を作って欲しいのもあるはずだ。
結婚当初は何もわからずグダグダで酷かったが、結婚してもうすぐ5年。妻も30を超えて、真剣に考える時期がきてる。
そこで、今年に入って何度も検討してるわけだけど。
第三子がいても乗り越えられる!!
と考えるポジティブな時期と、
こんなんでは第三子なんて絶対に無理。家庭が崩壊する未来が見える。
と考えるネガティブな時期がある。
何度か「いける!」と「無理だ……」を繰り返すと、さすがに気づく。
娘の状態がコロコロ変わるから、こんなに大事な決断もコロコロ変わるのだ。
娘の状態が良い時はいけそうに感じるし、悪ければ無理だと頭を抱える。それだけだった。
家族のより良い未来を考える
ここ数週間のブログを自分で見直してみたら、笑ってしまう。こんな我が家に赤ちゃんがいたら、一瞬で崩壊する。すでに崩壊してるのに、さらに崩壊する。
赤ん坊を育てたことがないので、どれだけ夜泣きするのかわからない。どれだけの刺激で目を覚ますのかもわからない。
そんな無知な私でも、夜間に暴れる娘と赤ん坊の共存が無理なのはわかる。
赤ん坊が泣いたら娘が起きる。娘が泣いたら赤ん坊が起きる。もしかしたらそれに合わせて息子も起きる。私も妻も起きる。
……制御不能のカオスだろこれは。安眠どころではない。
娘は今でも妻にくっつき、つきまとう。つきっきりなのは赤ん坊も同じ。
娘は赤ん坊にも我々にするのと同レベルの攻撃をするかもしれん。赤ん坊に嫉妬して、より強い攻撃となる可能性もある。
そもそも娘の暴力が、今後どうなっていくかも未知数だ。
赤ん坊もずっとおんぶにだっこなら安全だけど、行動範囲も広がってきたら面倒見られるのか。泣いて怒る娘と、泣いて怒る赤ん坊の面倒を、果たして我々に見られるのか。
今でさえ、妻は発狂寸前で怒鳴り散らすことも増えたし、私も頭がおかしくなりそうなほど我慢して体が動かなくなる。
そこに赤ん坊を加えたら、どうなってしまうのか。興味はなくもないが、やってみようとは思えない。
もし友人が私とまったく同じ立場で第三子を作るか悩んでたら、首を傾げるもの。
現状、何も上手くいってないよね。今を乗り越えられないのに、第三子がきたらすべてが変わるなんて幻想としか言いようがない、と。
今の娘の荒れっぷりがずっと続くわけではないし、夜も寝るようになるだろう。状態がいい時もある。
でも!
いつまた悪化するかわからないわけだから、定期的に訪れる最悪な時期を前提に考えた方がいいと結論づける。
というわけで……第三子が欲しい気持ちはすごくあるし、将来後悔する可能性も大いにあることも受け入れつつ、第三子は諦めることにした。
そう妻とも話して、納得してくれた。
この人生は、今や私だけの人生ではないから。これまでは自分の心の声を頼りに、きついことでも選択してきたつもりだが。
自分がよけりゃすべて良しというわけでもないからな。無理矢理に我を通して、家族ごと巻き込んで未曾有の危機になるのは避けたい。価値観にも合わない。
まだ見ぬ第三子に注ぐ予定だった愛情は、娘と息子に注ぐことにしよう。
人のせいにしないように
そんな第三子を諦める話。いまだに完全に諦め切れたわけではないが、今の家庭の崩壊状態を忘れないように肝に銘じておきたい。
あと注意したいのが、”子供を諦めたのは娘のせい”と考えるのはよくないなぁと。
娘がいるから、赤ちゃんは作れない。
娘が荒れるから、赤ちゃんの面倒は見られない。
娘がいるから……etc
うん。これはあんまりだよ。
娘は娘なりに精一杯頑張って、彼女なりに一生懸命生きているわけだ。そりゃ荒れる時もあるし、特性として家族をも攻撃してくる。
大変だよ。大変なのは確かだけど。
だからといって、自分の人生の大事な選択を娘のせいにするのは違うよね。自分の人生がうまくいかないのを、娘のせいにしちゃいかんよ。
私がもっと努力していれば、もっと知識があれば、もっと強いメンタルがあれば、娘は今よりも暴力が減って穏やかに過ごせていたかもしれない。
超健康的な食事を3食出したり、より静かに眠れる環境を整えられていたら、娘のてんかんなんて治ってるかもしれない。
金があり余っていたら、家事代行でもベビーシッターでも何でも使って子育てはできたかもしれない。
現実はわからんけどさ、第三子を作らないのは決して娘のせいではないってことは肝に銘じたい。最期の時に「あぁ、娘のせいで第三子作れなかったなぁ」って後悔したくない。
自分の望みを叶えたいなら、力が必要ってことだ。まだまだ全然足りていない。こんなんでは、家族を助けられない。
自らの力不足が、心から残念である。
ここまで読んでいただき感謝。
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