常識を知る必要のあるとんぼである、ごきげんよう。
貰い物のボンレスハムを息子に食べさせたら、周りに巻きついているアミが硬いとクレームがあった。これは糸だと。
いやいや、このアミは油だから残さず食べろと強要したところ、食べられないと残してしまって。なんだよと私も食べてみたら、本当に糸だった。
糸で巻かれてるハムがあると初めて知った。そんな失敗談。
さて本日は昨日の続き。
息子の寂しさと怒りを認めよう
7歳になる息子、学童にてちょっとしたことで怒られた。罰として外遊びを4日間禁止された。
この4日目が昨夜。妻の実家で夕食をご馳走になっている時に、また息子がグチグチ言い出した。
「今日も外遊びダメだった。オレと同じことして怒られた子は、次の日に謝ったら外遊びできてた。おかしい」
毎日毎日、飽きずに新しいネタをもってくるなぁと感心する。落ち込んでる演出のせいで、全然箸もすすまない。
しかし、息子と同じルールを破った子は謝ったらOK。息子は謝っても許されない。7歳の息子が不満をたらたらにするのはわからんでもない。
で、私と妻と義母の三人で息子の話を聞いていく。
元々は、息子がボールを触っちゃいけない時間にボールを触ったとルール破りが問題の罰なので、そこは認めようという話になるのだが。
やっぱり息子から出てくるのは、
「自分も悪いと思っている。けどーー」
「オレが怒られた理由もわかっている、でもーー」
など、どちらかといえば不満の方が強い。
皆で励ましの言葉を送ったり、こういう時の考え方を話してみるも、響くことはなさそう。
結果、不満を口にするばかりで前向きな話にはならず。結局は先生に怒っていて、自分は悪くないと思っているとのことで……
食べるのもおっそいし、妻にも義母にも見限られて、食卓には私と息子の二人が残ってしまった。
乗り気ではないが認めよう
家族で同性なのは私だけだからなぁ。話がしやすいように、妻と義母は気を使ってくれたのかもしれない。
それに息子の話しぶりを聞いていて、大体わかっていた。こやつは認められていないと思っているのだ。愛情不足なのだ。
正直あまり共感する気もしないが……二人きりだし、息子に前向きに考えてもらうために重い腰をあげた。
息子の怒りを否定せず、思いをそのまま受け止め、共感する。でも、悪いところは悪いとはっきり告げる。
背中をなでなでしながら、どう思ってんのか聞いていく。
すると面白いもんで、息子はこの注意された先生に対して、以前から「好かれていない」と感じていたそうな。
なぜか自分だけに当たりが強い時があると。
おそらく今回注意されて、この溜まりに溜まったネガティブな感情が爆発、態度に大きく出てしまったのだろう。愛されていない恨みつらみが。
そうでないと、4日間も外遊び禁止にならんだろう。よっぽどだったんだろうね。
でもさ、この先生だって人間だよ。完璧ではない。お腹がすいて怒ってる時もあれば、忙しく時間がなくて怒っている時もある。
朝はちゃんと息子に笑顔で挨拶するし、雨の中プール教室にも送ってくれる。水筒の水だって補充してくれる。
嫌いな子にはこんなことしないよ。たまたま機嫌が悪い時もあるんじゃないか?
など、別の可能性をあげてみたりして。
先生にはちゃんと自分の意見を言ったのだから、あとはもう息子が自分にできることをやるしかないよね。外遊びをしたいなら、ルールを守るしかないよね。
……といった感じで話していたら、そこそこうまくいった様子。息子はもう切り替えるといい、それからはこの話はしなくなった。
父親の仕事、成功したんじゃないか。日頃自分に言い聞かせているからな、流暢に出てくるぞ。
嫌われている可能性もある
かわいそうなので息子には言わなかったが、その先生に本気で嫌われている可能性もある。
……いや、言ってもよかったかな。嫌われてようが嫌われてなかろうが、どうせやることは同じなのだし。うーむ、やめて正解か。
とにかく、息子は寂しかったのだろう。愛情を欲していたのだろうね。
今日から学童も休みで、次に顔を出すのは9月になる予定。先生とも少し距離をあければ、良好な関係を築けるかもしれない。
今後に期待したい。寝る。
ここまで読んでいただき感謝。
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