ステップファザーにできること

発達障害の娘とやんちゃ息子の父によるステップファミリーの話

小2息子のオンライン授業を1週間見守って感じたメリットデメリット

オンライン授業見守り担当のとんぼである、ごきげんよう。

 

実際にオンライン授業とやらを見ていると、色々と思うことがある。簡単に紹介する。

オンライン授業のメリット

①皆がやっているから自分もやる

自分一人で自宅学習するのは億劫でも、画面の向こう側でクラスメイトが勉強してる姿を見られる。これがかなりモチベーションに影響するようだ。

 

いわゆる同調圧力というやつだね。勉強においてはプラスに働いている。

②緊張感がある

クラスメイトだけでなく、画面に先生がいること。これも適度な緊張感を演出して、勉強への姿勢を変えている気がする。

 

見られているし、当てられるかもしれない。ちゃんとやってないとばれるかもしれない。

 

こんな動機で勉強やるのってどうなん?と思わなくもないけども。

 

「誰かに説明しないといけないかも」と意識にあるだけで、記憶に残りやすくなるという。ただ漠然と勉強してる我が息子にとっては、悪くなさそう。

③生活リズムは整う

うむ。生活リズムはかなり整う。

 

寝たいだけ寝た方がいい派なので、学校がなければ8時でも9時でも子供たちを寝かせてしまう。

 

それがオンラインの朝の会があると、起こさなきゃならん。まるで通常登校時と同じように家事をせにゃならん。

 

親も子供も、強制的に動かされるパワーはある。

④友達の様子を見られる

先生から許可をもらった人以外は喋らないのでコミュニケーションもクソもないが、それでも友達の顔を見られるのは嬉しいようだ。

 

遊べたらいいけど、遊べないからね。顔見られるだけマシか。

⑤コロナ感染を防げる

最後に、コロナリスクはゼロだから。学校からの家庭内感染は防げるよね。給食もないからお昼ご飯作らないといけないけど、その分リスクはゼロだよね。

オンライン授業のデメリットを語る

①どうしようもない環境差

そもそも安定したネット回線がある家ならいいが、回線が重かったり安定しないと授業どころじゃない。光じゃないときついか。

 

また親が仕事で忙しいとパソコントラブルに対応できない祖父母が見ることもあるはず。実家の母も、姪っ子のオンライン授業見守りで困惑してる。

 

他、息子のクラスメイトに「妹が邪魔して授業が聞こえません!」と訴えてる子がいた。うちも娘がやってきたら、息子は集中できなくなる。

 

安定したWifi環境でトラブル対応可能。邪魔されず、集中できる個室。全ての家庭で整えるのは現実的ではないだろう。

 

まだ始まったばかりだから……とは思うが、環境が整うまでに失われた勉強の機会が、今後の子供たちの人生に影響を及ぼしかねない。

 

かといってオンライン授業をせずにコロナ感染し、本人や家族に万が一のことがあったら……悪影響どころの話じゃない。何とも言い難い。

②休憩のメリハリがない

オンライン授業を自宅で見守っていると学校のメリットにも気づく。

 

チャイムが鳴ったら授業が終わる。休み時間は勉強せず、友達と遊んだり話したり、気分転換。そんでチャイムが鳴ったら授業が始まる。

 

これね。このメリハリがめっちゃ重要だったんでしょう。

 

自宅でやってると、じーっとパソコン画面を見ながら授業受けて、終わったらテレビを見始めたり、休み時間なのにじーっとパソコン画面見てたりする。

 

これでは脳が休まらないと、うちでは休み時間は外にいけと命じることにした。が、散歩してこいといっても行かないので、仕方なく一緒にボール遊びしたり。

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おそらく、中には休み時間にゲームしてる子もいるだろう。だって休み時間なんだから、ゲームもYouTubeでも何でもありという考え方もおかしくはない。

 

脳を休ませるならデジタルから離れた方がいいよ!!とは言ってもね。そう理想通りにはいかないよね。

③サポートが必要

受験を控えた高校生なら、自分で集中できる環境を作ったり、勉強方法を自分から学んでいくものだが……7歳だとそれもない。

 

ただ授業があるから受けている。ただ指示をされたからやっている。

 

そんな感じなので、先生が動画で説明する授業ならいいが、自主学習になるときつくなってくる。

 

出された課題が終わったら、何もしなくていいとなる。わからないところを復習しようとはならんし、自分で考えて別の学習に切り替えようともならない。

 

勉強自体に意義を見出していないのだから、親が色々とサポートをする必要がある。

 

先生からの課題が終わったら、親が別の課題を出す。

苦手な部分を見つけたら、復習用テストを作る。

わからない箇所は一緒に考える。

集中できる環境を作る。

勉強のやり方を教える。

鼓舞し、モチベーションを高める。

休み時間の過ごし方を一緒に考えるor一緒に遊ぶ。

 

めめっめめえっめえめめんどくさっ!!!!!!

 

もはや教育係だ。

 

オンライン授業(+オフラインでの学習)時間を有意義にしたいなら、これくらいの覚悟が必要なのかもしれません。

 

……あれ、私ってこんなに学力向上に熱心だったっけ?

 

いや、息子のメインの仕事である学業なのに、適当にやってるのが我慢ならんだけかも。

コントロールできる力

息子の担任がオンライン授業で何度か言っていることがある。

 

自分一人で学習できる力、コントロールできる力を身につけましょう。

 

コロナ禍で休校の機会が今後も増える可能性を考慮し、学校でなくとも集中して学習できるようにしてほしいってことだろう。

 

簡単にいうが、これ大人でもむずいぞ。

 

最大の課題は、モチベーション管理か。勉強の意義を見出すこと、前に進んでいる感覚を掴むことに力を割いた方がいいのかもしれない。

 

まさか先生の真似事をやることになるとは思わなかった。オンライン授業、意外と奥が深いぞ。

 

色々書いてきたが、うちのオンライン授業は来週には終わるはず。がんばろう。

 

ここまで読んでいただき感謝。

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