息子のことを信用し始めたとんぼである、ごきげんよう。
大人の判断が絶対に正しいから、言う通りにせえってのはなかなか通じないもんだなと感じる出来事が先日あった。
私にもよくある話だし、客観的に見られる機会はありがたい。
ぶちぎれるばぁば
少し前の金曜日、ばぁばと一緒に帰ってきた息子は浮かない顔をしていた。疲れたのかと声をかけたら、ばぁばが怒ったんだと。
夕方、17時半に学童に息子を迎えてにいったばぁば。息子がやることはお風呂に入ること。そして30分のYouTubeを見ること。そんで19時には自宅に送る流れ。
1時間半もあれば時間は余るから、ばぁばが靴を洗うように促したそうな。週末は雨模様っぽいし、乾かないかもしれないし、できれば金曜日に洗った方がいいと。
でも息子は乗り気じゃなかった。
「あとでね」
これが気に入らなかったばぁば。いや、あとでじゃなくて今洗いなさいと言っても、息子はあとでねばかり。
YouTubeが見たくてたまらないようで、今は絶対に洗わないと強い姿勢を見せたとか。
ばぁばはそれが気に入らなくて、もういいよとなって、息子の靴を全部ばぁばが洗ったんだって。
その後もイライラしていたばぁばに、息子がとどめ。
「オレ、○○日は弁当だよ?」
遠回しに、オレの弁当に美味しいおかずを作ってね、という意味。空気の読めない発言にばばぁばもぶちぎれて「知るか!!」と一蹴。
これ、とても興味深い話だなぁと思って。玄関先で話を聞きながら、どうリアクションしたもんかなぁと考えていた。
息子の判断は間違っているのか?
果たして、ばぁばの判断は絶対に正しくて、息子の判断は間違っているのだろうか。
週末がずっと雨なら、どちらにせよ外では乾かせない。雨降らないかもしれないし、除湿機で乾かすことになる可能性が高い。ならば、日曜の夜でも間に合いそう。
息子も「あとで」と言っただけで、テレビを見たあとに洗ったかもしれない。土曜日には洗ったかもしれない。
何より間に合わなかった時に困るのは息子だ。
……という状況で、ばぁばが怒って、さらにばぁばが息子の靴まで洗ってしまった。息子が責任をとる仕事を奪ってしまっているのではないか?
そう思ってしまって、ばぁばに同調することもできず、かといってばぁばの前で息子に寄り添うこともできず。
後々、少し息子と話して、共感だけしておいた。そんな話。
失敗してもいいじゃないか
ばぁばは色々とやることあって疲れていたし、沸点が低くなってたっぽい。いつも海のような心で受け入れてくれるばぁばを悪くいうつもりもない。
何より、私も同じようなことが山ほどある。
大人は様々な経験を経ているし、総合的に判断してこうした方が失敗しないことを知っている。だからお前たちもこうしろと。
子供たちの未来を先読みして、失敗の芽を取り除いてしまう。
経験しないとわからないことってあるし、子供は子供なりに総合的に判断してたりする。
命に関わるか、よっぽどぐっちゃぐちゃだったらサポートも必要かもしれないが……自分で判断し、その行動の結果の責任をとらせるのは自立の一歩かもね。
まだ始まったばかりだな。受け入れられるように頑張ろう。
ここまで読んでいただき感謝。
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