ステップファザーにできること

重度知的+発達障害の娘と、二人のやんちゃ息子の父によるステップファミリーの話

反抗したら何も言わなくなった親の記憶と今の私

人を傷つけたくないとんぼである、ごきげんよう。

 

傷つけたくないとはつまり、傷つきたくないってこと。真っ向から自分の意見を言って話し合うのは怖いよね、そんな話。

息子と向き合いたい父

今まで、息子からずっと逃げ回っていたのではないか。ふとそう思った。

 

一緒に遊ぶし話もする。仲良くやってるし、何かお願いすることもあれば説教もする。悪くない関係である。

 

ただ、息子が怒りそうなことは避けている。言いたいことがあっても言わないことも多い。

 

反発が怖いんだと思う。

 

例えば何かお願いして断られたり、ルールを守るように声をかけた時に反抗されるのが怖い。冒頭で書いた通り、傷つくのが怖い。

 

再三書いているテレビやゲームを自由にさせられないのも、同じ理由。

 

息子の要望を100%聞き入れることは無理じゃないか。そりゃ暇な時にYouTube見られるんだったら、何時間でもずっと見たいと言うじゃないか。

 

そんな時に、冷静に話あえる気がしない。

 

きっと反発してくるし、親よりも家族よりもYouTubeを優先するかもしれないし、先日のように時間だよと止めただけで怒って無視されるかもしれない。

 

とにかく怖い。

 

怖いことが多すぎて、そのことについて息子と話し合うことも怖いから、ほぼ一方的なルールを押し付けて運用することになってる。

 

「ルールだから」で反発を許さない形になってる。

 

これはどうかと思ってる。ずっとモンモンとしてる。

 

ゲーム・YouTubeを長時間するのは許せない考えを改めるとしても、無制限にしなくてもいい。話し合って話し合って、生活に支障がないレベルで合意をとればいい。

 

平日の30分は結構ギリだけど、週末ならもう少し長くやったって何の支障もない。むしろやってくれと思ってる。

 

それでもやっぱり、受け入れられない現状がある。怖いんだよ。怖い怖い。それだけ。

反発したことを思い出す

私も幼い頃(大人になっても)父や母に怒ることはあった。両親の意見が気に入らず、大声で自分の意見を主張するような。

 

あぁそうだったなぁと、その時の両親はどんな対応してたんだっけ、と思い返してみた。

 

「そんなに言うんだったらもう勝手にしろ」と怒り出すのが父。

 

何言ってんだこいつって顔しながら、何も言わなくなるのが母。

 

語気を強めて言い返せば両親は黙った。それで私が満足することはなかったし、モヤモヤしつつも、それ以外のやり方ができなかった。

 

じゃあ親になった今の私はどうか。まったく同じ対応してる。

 

ガーガー文句言われすぎたら、勝手にしろもういいよとなるし、強気で文句言われそうな気配がしたら何も言わなくなる。

 

両親を批判するわけではないが、これは逃げではないか。

 

子供のことではなく、自分が傷つかないことを優先しているからこんなことになるのではないか。

 

つまりは、嫌われても反発されても何言われても、そこで逃げても何も解決しないよねと言いたいわけです。

話し合いをしたい

とにかく今の私は、息子を自由にすることが怖くてたまらない。とくにテレビ関係の恐怖は半端じゃない。

 

YouTubeを自由に見させて、睡眠時間削ってまで見てたらどうする。娘も無視して独り占めしたらどうする。親の話もまったく聞かなくなるかもしれん。飯もいらんというかも、もうどこにも一緒に行かなくなるかも。ずっとテレビ見てるかも。

 

怖い怖い。怖いんです。

 

でも、ちゃんと息子と話し合いができれば解決すると思いませんか?

 

ゲームやYouTubeに当てられて、イライラしやすくなってる息子が怖くてほぼ禁止状態だけど、無視されようが反発されようが問題があれば話し合う。

 

親も子も、そしてそのきょうだいも納得できるような、ルールを話し合って作り上げていく。

 

親の意見に真っ向から勝負を挑んでくるだろうし、嫌な顔もするだろうし、不満も出るかも。そこに怒りで返すのではなく、冷静に話し合ってゴールを探す。

 

まぁ……これが簡単にできるなら、こんなにゲーム毛嫌いしてないわけだが……

 

例えばゲームを強制終了させた直後のイライラ中に話すのではなく、就寝前とか落ち着いた時に話してみるのがいいんだろうね。

 

はぁ。そんなことばかり考えながら、朝からモヤモヤ。切り替えがしんどいぞ。

 

調べてみたら、ゲームで人格が変わり怒りっぽくなる子供は多いらしい。もはやデジタルの麻薬だろ。違法(死刑)にしてくれたら、誰もやらないのに。

 

と、そんな安易な解決を妄想するクソとんぼであった。おしまい。

 

ここまで読んでいただき感謝。

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