結婚して容姿を捨てたとんぼである、ごきげんよう。
子育てに全振り、といえば聞こえはいいが、自分の身だしなみに気を使う余裕も金もない。
それでいいと思っていたのに、そうでもないらしい。
見た目を捨てたとんぼ
基本的に私はいつも同じ格好をしてる。
紫外線カットのパーカーにウォーキング用のズボン。ウォーキングや庭仕事しても日焼けしないスタイル。
家族と先生以外と顔を会わせることがないので、髪の毛もボッサボサ。よくいえば無造作ヘア、悪くいえば寝癖。
ほとんど誰にも会わないんだから、髪セットする必要ないだろと思ってる。結婚当初は毎朝シャワーを浴びていたのに、今は洗顔と歯磨きだけ。
美容室には5年以上行ってないし、行く必要もない。だって自分で切れるし、金かかるし。
服も別にいらない。金がもったいない。妻は買ったらいいが、私の見た目に金を使うなんて無駄の極み。
妻の実家近くに引っ越したのも、拍車をかけた。知らない土地だから知り合いにあうリスクはほぼゼロ。誰も私のことを知らん地域だ。ならもういいよね。
家族のために!とは言わんけども、私にかけるお金は家族に使えるし、別に問題ないはずだった。
息子、苦笑い
先日、息子の運動会があった。自分の子供が出場する時だけ見に行くコロナ対策スタイル。
当然観客の数もそう多くないから、とても見やすく、最前列で息子の頑張りを見ることができた。
終了後、息子に我々が見にきたのわかった?と聞いたら、想定外の答えが返ってきた。
「わかるよ!だってパパの頭ぼさぼさで、いつもと同じ服で着てるんだもん!」
お、おう。
恥ずかしいとまでは言わなかったが、遠回しにそう言われたようなもんだよねこれ。学校に来るならもう少しまともな格好してくると思ったようだ。
いやいやでもね、髪も一応セットしたし、いつもと完全に同じ格好でもない。そこそこまともな服は着てたはずなのに。
息子には同じに見えたようだ。
妻も苦笑い
息子だけでなく、妻も私の酷さを指摘する。
日曜日、家族で買い物に行った時の話。
一旦買い物は終わったのだが、会計後に安い洗剤を見つけてね。荷物を車において、私だけ再度店内へ。
いくつか洗剤を購入し、レジ袋も貰わずに両手で持って車まで歩く。
この、手荷物いっぱいで車に近づいてくる寝癖おじさんを見て、妻はあまりにもかわいそうだと思ったらしい。みすぼらしいと。
いくらなんでも……というレベルだったらしい。
今までも「服を買え!」「美容室にいけ!」と何度言われてもスルーしてきたが、家族が恥ずかしいと感じるなら考えるべきかもしれん。
とんぼ改革
思えば、最近はスーパーでも子供達の先生に会うこともある。妻の友人に出くわすことも。子供達の友達と顔を合わせることも。
私の見た目なんて誰も気にしてないだろ!金がもったいない!
これを貫くのは、もうやめようか。息子にも「友達にパパ見られるの恥ずかしい」とか思われたら普通に嫌だしさ。
それに若作りしている人ほど、本当に若いらしい。脳も、肌も。これは見逃せないよね。死ぬまで若くありたいもんね。
そんな話をしてたら、「とんぼの気が変わらないうちに!」と焦った妻に即座に服屋に連れてかれて、何枚か買うことになった。
髪もなんとかしろと、ホットペーパービューティーという私には絶対に縁がないはずのアプリを紹介されて、美容室も予約した。
年末に向けて友人とも会うし、子供たちとプチ旅行にも行く予定だし、親戚にも会う機会が増える。
金をかけてもいいタイミングではあるが、なんかもったいない気はしてる。
しっかし、私の格好にここまで文句を言われるなんてまったく想定外だった。紫外線を防ぐことしか考えてなかった。
はて、なんで紫外線を防ごうと思ってたんだっけ。本末転倒だな。
ここまで読んでいただき感謝。
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