ステップファザーにできること

重度知的+発達障害の娘と、二人のやんちゃ息子の父によるステップファミリーの話

妻が過去に不倫された話を、笑いながら妻の母に話す空気の読めない夫

デリカシーのないとんぼである、ごきげんよう。

 

最終的に大団円で終わったのだけど、ちょっと共感力がなさすぎたなぁと反省した話。不倫された当人とはまた違う、親の立場ってのがあるからねぇ。

妻が不倫された話を詳細に聞く

先日、そういえば我々は色んな苦難を乗り越えてきたから今があるんだなー的な前向きな話をしてたら、妻が苦労話を話してくれた。

 

苦労話といえばやっぱり、元夫に不倫された話である。過去にも聞いたが、改めて聞いてもまぁやっぱりひどい話なのよ。

 

第二子(息子)の里帰り出産中に夫から電話があって、他の女性と不倫したと涙しながらの謝罪があったと。

 

それだけじゃなくて、不倫相手を妊娠+中絶させたというおまけつき。

 

それまでにも色々と問題もあったこともあり、あまりの事実に妻は受け止めきれなかったそうな。

 

怒りもあれば悲しみもあるし、どうしていいかわからないし、今後も不安だし、悩みつつも結婚生活を継続することも少し考えたらしいのだが。

 

妻の母親(以下義母)が止めたそうな。

 

「今まで我慢してたけど、あの男のところに戻るのなら親子の縁を切る!」

 

何でそこまでいうのか。それは多分、義母から見たこの夫の印象が最悪だったから。

 

妻が不調で入院した時もまったくお見舞いに来ない。看護師が着替えを持ってきてと要請するまでお見舞いにこず、着替え持ってきたらすぐに帰ったとか。

 

子供が生まれる直前にも「オレは仕事があるから早く産んでほしい」とイライラモード。結局、出産には一度も立ち会ったことがない。妻は二人とも一人で産んでる。

 

親戚の集まりではずっとスマホを見てるとか、イライラしたら妻にちょっと書けないレベルの暴言はいたとか、ウサギを蹴っ飛ばしたとか、あまりいい話は出てこない。

 

「夫婦の問題なんだから誰にも話すなよ」と口止めされていた妻はほとんどの酷い話を他言することはせず、何より妻がこの夫に絶対的な信頼を置いていた。

 

義母がどこまで知ってたかは微妙であるが、娘からの電話で気晴らしに話はすれど、別れろとかそういった話はしなかったようだ。

 

それも不倫で限界が訪れる。

 

今まで受け入れようと努力してた義母も、うちの娘を傷つけるクソ男は絶対に許さないとなったようだ。

 

義母がそこまで言うのならと妻は自分の判断を疑い、離婚を決断して、それでも諦めない夫と揉めに揉めて弁護士まで挟んで……

 

結局、不倫報告の電話以来一度も会っていないという。

 

そんな重たい話なんだけども、妻が冗談まじりに話すのよ。「話してたらだんだんイライラしてきたな!」と笑っていた。

 

そりゃ笑えないところもあるけれど、重苦しい過去もこんな感じで話せるくらいまでになったんだなぁと感動しまして。

 

地獄から這い上がってきたからこその今がある。悪いことばかりではない。

義母に聞いてみたら

過去の話をがっつり聞いて、頑張ってきたなーと笑い合った結果、テンションが上がってしまった。

 

夕方に妻の実家に行った時、ついつい義母に話してしまったのである。というか話したくて仕方がなかった。

 

「過去に妻がきつかった時、お義母さんは『縁を切る』とまで言ったんですね、よっぽどだったんですね」

 

義母もあぁ、あの時ねぇ……くらいで当時の気持ちを話してくれたんだけども。

 

私はヘラヘラしながら当時の話とか、あれを乗り越えたから今があるんですね的な話をしたのだが……義母からは思ったような反応が返ってこなかった。

 

おそらく、普通に空気が読めていなかったんだろう。

 

義母は自分の身を焼かれるような思いだったろうし、実際に怒りすぎて物を殴って骨折したとか。

 

妻は消化できていても、義母が消化できていない可能性もある。あと言葉を濁しまくっていたとはいえ、子供たちもいた。

 

すっごい空気の読めないデリカシーのないおじさんになってた。申し訳なかった。

謝罪して大団円

もしかして私、空気読めてなかったかしら??と夜に妻に話したら、まあ言われたわけさ。

 

自分と母親ではまた感じ方が違うかもしれないと。あと子供たちもいたし!と。

 

おお、おう。すみませんでした……と普通に反省したので、翌朝、娘を義母宅に送るときに謝っておいた。突然重たい話してすみませんでしたと。

 

すると義母も許してくれて……というか、感謝された。

 

「娘があの件を受け入れられているのなら、私は全然問題ない」

「今も問題は数あれど、娘は幸せそうに笑っているからいいじゃないか」

「むしろとんぼには感謝をしている。救いの神だと思っている」

 

私を認めてくれてるんだなぁと、とてもありがたいなぁと思いながら、子供たちのことを1時間くらいお話をさせていただいた。

 

もちろん、義母にも目一杯感謝の言葉を述べて、帰宅した。

 

めでたしめでたし。

悪癖

余談であるが、そもそも何で義母にあんな話したんだろう。

 

人と心のうちを語り合いたい悪癖がある気がしてならない。

 

付き合う前の妻との初デート時にも、根掘り葉掘り2~3時間くらい不倫話について質問しまくってた記憶。

 

それまで職場で軽く話すくらいだったのに、前の結婚から離婚までの経緯をすべて聞いた。ビュッフェなのに食事を取りに行く暇もないくらいに、不倫話を掘り下げた。

 

妻は「何でこんなに話を聞いてくるんだ」と思ったらしい。逆によくこんなやつと付き合ったな。変人というよりもはや異常者だ。

 

まぁ、過去の○○があったからこそ得られたものがあるってのは、本人が決めるものだ。他人が決めて良いことじゃないのでしょう。

 

妻がテレビ見てゲラゲラ笑ってて幸せそうだから、不倫話もサクッとやっていいのかなと思ってしまった。今後気をつけよう。

 

ここまで読んでいただき感謝。

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