ステップファザーにできること

発達障害の娘とやんちゃ息子の父によるステップファミリーの話

他人を変えようと必死で苦しんでる妻と息子の話

人間関係の悩みがほとんどないひきこもりとんぼである、ごきげんよう。

 

悩みと言えば家族に対するものくらいな私と比べて、妻や子供たちは外で頑張っている。そして当然、思い通りにならないこともあるようだ。

妻の職場のモンスター

以前から何度も書いている通り、妻の職場にはモンスターがいる。妻の精神は破壊されかけている。

◆職場の働かないモンスターが妻の精神を破壊する話

 

先日の夜も、ベッドに入ってから1時間以上モンスターの話を聞いていた。

 

私としては、そりゃなんとかしてやりたい。話を聞くだけでなく、解決策を提示してあげたい。そうでなければ寝られないじゃないか。

 

だから夜から本気で考え、妻にも色々と質問して考えを掘り下げて、解決策を一緒に考えようとしたのだが。

 

妻が目指すゴールが危ういの。とても危うい。

 

本当は休憩時間は1時間しかないはずなのに、モンスターは2時間も3時間も休憩して、YouTube見たり歌ったりして邪魔してくるから絶対に許せない。

 

こんな奴が給料もらってるのは許せない。

 

だからちゃんと休憩時間の1時間を守らせたい!!

 

……これねぇ。

 

他人の生き方を変えるって、とても難しい。改善する気がある人ならまだしも、絶対に変える気がない人を変えるのは至難の業。

 

思い通りにしようとすればするほどに、こっちが苦しくなるばかり。

 

だって上司が再三注意しても、妻が直接言っても、周りから嫌われていても、このモンスターは何時間も休憩をとるわけだ。

 

何を言っても聞かないし怒って屁理屈こねて反論してくるから、上司はもう勝手にしろと放置状態。

 

ましてや妻と部署も違うし、仕事内容も全然違う。同じ部署で働くならまだしも、そもそも妻が改善に全力を出すような案件とも思えない。


何より、このモンスターは会社から許容されている存在なんだから(だからモンスターなわけだが)、受け入れるしかないのではないか。

 

もはや妻がモンスターに邪魔されないように環境を変えるしかないのではないか。

 

などなど、妻と私の主張がほとんど噛み合わないために多少険悪になったものの、最終的に”自分の環境を変える”方向で受け入れてくれた。

 

それから数日がたち。

 

妻は仕事の段取りを調整して、モンスターがやってくる時間にかち合わないように、ほとんど一緒の部屋で過ごさないようにしたそうな。

 

結果、顔も合わさず仕事を邪魔されなければ、ストレスゼロだったんだって。帰りにお疲れ様でしたと笑顔で言えたとか。

 

よかったです。夜は寝ましょう。

息子の友人の悩み

そして昨日の息子は、学童の友達といざこざがあったという。

 

その友達はサッカーが大好きだそうな。学童で外遊びの時間になると、必ずサッカーがしたいと言い出す。

 

でも女の子もいるし、サッカーがしたくない子もいる。毎回サッカーすることにはならず、サッカーができないとその子は泣き喚き、怒り、石を投げてきたりする。

 

他にも、20分と時間決めて希望のサッカーをしたのに「もっと長くやりたかった」と結局怒りだしたり。先生も呆れているとか。

 

サッカーやりたいと毎回怒ってるから、息子は色々と話して諭したんだって。

 

「泣いても怒っても何も変わらないよ」

 

とか。それでも怒るから、今回は怒ったら負けの"怒らないゲーム"をしようと提案をしたらしい。

 

相手も笑顔で承諾したはずだったが……結局遊び時間になると、サッカーができないと怒りだした。

 

怒らないゲームやってるだろーとなだめたら、

 

「そんなものやってない!勝手にオレを入れるな!!」

 

そうぶちぎれられて、うんざりしたようだ。

 

息子はいい加減無視したいが、泣いて怒っている姿を見ると放置するのもかわいそうだと思ってしまう。

 

だから息子のゴールは、その友達がサッカーできなかったとしても怒らないようになること

 

……ほとんど妻の悩みと同じじゃねーか。

 

この話は妻とした方がいいよと任せてみたところ、それから1時間以上、妻の職場の悩みや息子の友達の悩みを語り合っていた。

 

聞いてたら面白かったぞ。

 

7歳の息子がいうわけだ。

 

「ママは、もう少しその働かない人の気持ちになってもいいんじゃないかな」
「実は『他の人たちの方が働きすぎ』だと思ってるかもしれないし、その人は精一杯働いているかもしれないよ」
「結局、自分で自分を傷つけてるだけだよね」

 

……w

 

他人事だと冷静な判断ができるようだ。出てくる発想が面白かった。

他人を変えることに執着するとやばい

人を変えることに執着しすぎるとメンタルに良くない。なぜならコントロールできないからだ。

 

おかしなことをおかしいと言うのは大事だし、ちゃんと筋を通して話をするのは大事、非論理的なことには反論すべきだ。

 

でも、真っ当な手順を踏んでも話しても改善が見られないなら、自分を変えた方がいい。その方が早いしメンタルにもいい。

 

働かないし邪魔してくるし注意しても聞かないなら、目に入らないところに移動するだけで解決する。

 

話をしてルールを決めて合意しても、それでもわがままを通そうと泣いて怒るならもはや相手をする理由がない。

 

何も気に病む必要ない。むしろ相手にしない方が相手のためになるまである。今後の人生、今のやり方で通用しない場面が出てきて困るのはその人だ。

 

注意も声かけも大事だけれど、それで相手が変わるかどうかは相手が決めること。気に入らない相手にそんな必死になっても仕方ない。

 

だってそいつ、今頃パフェでも食ってるよ。

 

……そんな感じのタイトルの本、あったよね。

 

とか偉そうに書いてきたけども、私もムカつくんだろうなぁ。

 

ここまで読んでいただき感謝。

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