ステップファザーにできること

発達障害の娘とやんちゃ息子の父によるステップファミリーの話

注意しすぎたら自傷行為が目立ち始めた娘の話

なかなかうまくいかないもんだと頭を悩ませるとんぼである、ごきげんよう。

 

受け入れりゃいいってもんじゃないし、かといって注意すりゃいいってもんじゃない。どういう対応がいいのか、改めて考える会。

娘の暴力止まらず

うちの娘は10歳になった。相変わらず調子が悪いと攻撃してくる。年末年始もかなり荒れている。

 

2年くらい前は、娘に共感を示そうとしてた。叩かれても、物投げられても、娘に共感する。嫌だったんだね、悲しかったんだね……etc

 

共感すれば娘は落ち着いたものの、それで攻撃が止まることはなかった。

 

全然良くならないもんで、昨年あたりからは攻撃に対しては注意するようにしてきた。

 

特別支援学校の先生とも相談して、娘の特性的にもわかりやすいと判断。ダメなものには即座にダメだとフィードバックを与えるやり方。

 

こりゃわかりやすいなーと思って、褒めるときは褒めて、ダメな時はダメだと言ってきたのだが……

 

最近、娘に自傷行為が目立ってきた。自分の指を噛んでしまうのだ。

 

注意されて気に入らないと、手ごと口に突っ込んで、いいいいいいー!!!と噛む。跡がつくくらい。血は出ないくらい。

 

手だけじゃなくて、ティッシュを噛んだり、お箸を噛んだり。

 

注意されると毎回やるわけじゃないし、頻回でもない。でも、少しずつ回数が増えてきてる。気になる。

 

おそらく、注意する機会が多すぎるのもある。調子が悪いのかことあるごとに攻撃してくるから、その度に注意注意注意。お互いに嫌になる。

 

この件を担当医にも妻が相談してくれたところ、注意がよくないんじゃないかと指摘される。

 

ダメだよ、よくないよ。そういった声かけによって、自傷行為が引き起こされているのではないか。注意するのではなく、別の何かに気を逸らすのはどうかと提案があった。

 

確かにそれで自傷行為は治まるのかもしれない。でもダメなものはダメだと教える必要もあるじゃないか。

 

寝起き歯磨き中に後ろから小突かれまくっとる身としては、なかなか厳しいものがある。こんなやつとは共存できないぞ。

共感もダメ、注意もダメ

他害は論外だが、じゃあ他人を攻撃する代わりに自分を攻撃すりゃ解決か?と言われればそうじゃない。別のゴールを模索すべきだ。

 

自分でストレスコントロールしてくれたら最高だが……深呼吸なんかはできなさそうだし、自分で気を紛らわせることも難しそう。

 

いや、深呼吸ならやってくれるかも。それは今度やってみるとして。

 

以前は共感だけして失敗した。共感メインで、適切なコミュニケーション方法を伝えることが疎かになっていた。

 

今回は注意が先行して失敗した。注意するだけで、そこに共感がなかった。

 

というわけで、これらのハイブリッドでいってみようか。

 

まずは娘に共感する。何が言いたいのか聞く。気持ちを代弁してみる。それから、叩くのはよくないことだと伝え、別のコミュニケーション方法を提案してみる。その後どうするかは娘に任せ、信頼する。

 

……結局、障がい児とか関係なく、普通のコミュニケーションになっちゃうよね。息子にやっているのとまったく同じ。

 

でも私としては、こっちの方が好きかなぁ。障がい児だから、健常児だからでやり方変えるのはあまり好きでない。うさぎにも同じように対応したい。

 

伝わりやすさが違うから、まったく同じがいいとは言わないが、意識の問題よね。障がい児だろうが幼い子供だろうが獣だろうが、対等な存在という意識が必要かなと。

 

それに娘に対する親の対応は、見てないようで息子がめっちゃ見てる。そりゃそうだよね、自分を叩いてきた姉に優しくしてたら誰だってはぁ!?って思う。

 

息子にだって頭ごなしに注意することはない。共感もする。話もする。ちゃんと向き合って、より良い代替案を伝え、信頼する。

 

娘にはかなりの根気が必要そうだが、まぁまぁやってみよう。絶対の正解なんて存在しないから、微修正がどうしたって必要だ。

 

娘の人生はあと100年くらいあるからな。長い目で見て幸せならよし。

 

ここまで読んでいただき感謝。

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